じゅんさい池 – 市川の歴史・観光 Vol.15 –

歴知的な観点で小生の住む街を紹介してきたが、本日はもう少し柔らかく観光スポットの紹介である。本日紹介するのはじゅんさい池である。じゅんさい池とは国府台台地と国分台地に挟まれた谷にある、雑木林に囲まれた池である。

もともとこの地には国分沼と呼ばれる池があり、沼にはじゅん菜がが自生しており、周辺住民がこれを摘んで出荷していたことから「じゅんさい池」と呼ばれるようになった。しかし戦後の食糧増産のために沼は田んぼに変わり、じゅん菜は姿を消すこととなった。

しかし、昭和45年から米の減反政策が生産調整が行われるようになると、じゅんさい池にあった田んぼも休耕となった。その後、荒れていた沼を市川市が整備し昭和54年に完成したのが、現在のじゅんさい池緑地公園である。

公園内には中心部にじゅんさい池を配し、その周囲を多くの木々が並んでいる。また市内在住者が寄贈した茶室が移築されており、こちらの見学をすることもできる。毎年3月には公園内の梅林で開催される、梅まつりは一見の価値のあるものと言えるものである。池を眺めながら午後のひと時をのんびりと過ごす、そんな過ごし方をするにはぴったりの場所となっている。

施設名称:じゅんさい池緑地公園
所 在 地:市川市中国分4-27
入 場 料:無料開館時間:24H
駐 車 場:有(数台)
アクセス:北総鉄道矢切駅から徒歩約10分
 ※データは2011年11月現在のものです




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