大洗磯前神社 -大洗日帰り旅 Vol.2-

今回の大洗訪問で一番楽しみにしていたのは、大洗磯前神社の参拝である。こちらには海の中に建つ、神磯の鳥居というものがありこちらを見たいと思っていたのである。大洗磯前神社の創建は斉衡3年(856年)とされる。常陸国鹿島郡の大洗磯前に神が現れ、大己貴命(おおなむちのみこと)が大洗に、少彦名命(くなひこなのみこと)が酒列に祀られ、両社の創建となったと伝えられている。元禄3年(1690年)に水戸藩2代藩主・徳川光圀により造営の起工がなされ、3代・綱條の代で本殿・拝殿・随神門が完成させたという事である。


駐車場に車を止め、本殿の方へ歩いていくと本殿・拝殿は仮柵に覆われた状態であった。ちょうど震災復旧工事中とのことで、本殿・拝殿の様子を見ることが出来なかったのは残念であった。しかしちょうど神事が行われている最中で、その様子の一端を垣間見ることが出来たのは貴重な体験であった。

本殿から海の方向を見ると立派な鳥居と海へ降りていく石段がある。その石段を降り、海辺に出ると今回の旅の目的であった神磯の鳥居がある。先の神話によればこちらの鳥居があるのが、神が降り立った地とされている。小生が訪れあ時はちょうど干潮時であったことから鳥居の場所まで歩くことが出来たが、やはり引き目で海と一緒のアングルに収めたほうがこちらの鳥居は引き立つように感じた。

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境内に入ると本殿がすっぽりと覆われています。

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震災の復旧工事の真っ最中でした。

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こちらの社務所は普段通りのようです.

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石段を降りて海辺に出ると目的だった「神磯の鳥居」があります。

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「神磯の鳥居」の縁起を書いた碑ですが、心無い輩によって品のない落書きがされています。

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神磯の鳥居がある方面から本殿の方を見るをこんな感じです。白い鳥居が美しいです。


6 responses on 大洗磯前神社 -大洗日帰り旅 Vol.2-

  1. いはち より:

    こちらにも震災の爪痕が残っていたのですね。
    実際に神磯の鳥居はくぐることが出来るのでしょうか。
    満潮時は土台となる岩の部分も海中に隠れて
    しまうのでしょうかね。
    宮島みたいです。
    それにしても、ここに落書きするのは良くないですな。
    神罰は私の最も恐れるところです。

  2. あさと より:

    白い鳥居というのは珍しいですね
    見慣れないせいか
    宗教的に違うものにさえ感じられます
    神磯の鳥居とこの本殿前の鳥居とは同じ系列なのでしょうか
    神磯から数えて鳥居が3つあるというのも不思議に感じます

  3. 餌釣師 より:

    霊験あらたかな雰囲気の鳥居ですね。
    大洗というと私なんかは釣りのイメージなのですが、このような場所もあるんですね。

  4. ま~く より:

    いはちさん
    干潮時には鳥居をくぐることが可能です。
    ただ岩場で足場が悪いので注意する必要があると思います
    満潮時は鳥居も波を浴びるようになるのでなかなか迫力がありそうです
    ただ、霧が出た時の方が幻想的で美しいようです

  5. ま~く より:

    あさとさん
    石造りで白い鳥居というのは関西ではあまり見かけませんかね
    関東では見かけることも珍しくないように思います。
    神社の参拝としてはまず神磯の鳥居、石段の下の鳥居、
    石段の上の鳥居、本殿・拝殿が一直線上に並んでいます
    つまりこれらを順番にくぐってくと本殿の参拝ができるようになっています

  6. ま~く より:

    餌釣師さん
    今回、大洗を訪れる前の私のイメージはアンコウでした(笑)
    本当は早朝の早い時間ですと幻想的な写真が撮れるようなのですが
    さすがに日帰り旅ではそれは無理でした


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