Flight of Thai Airasia -タイ・ソンクラーン録 Vol.12-

ドンムアン国際空港からウボンラチャターニ空港へは直線距離で約480kmである。東京駅と大阪駅の直線距離は約400kmなので、これより少し距離としては長い事になるが、飛行機で行った場合には両者ともに実質的なフライト時間は1時間足らずという事になる。

今回の初LCC利用となるAirAsiaではホットシートという、シートピッチの広い席を指定していた。ホットシートのなかでも最前列の1Aの座席いである。ホットシートのヘッドレストには赤い布がかけられ、すぐにわかるようになっている。AirAsia の座席は他の多くのLCCでも見られるように革張りのシートが採用されている。シートの仕様自体が普通席と同じもので違うのはヘッドレストのカバーとシートピッチのみのようである。しかし座り心地は悪いものではない。

ただ搭乗してすぐに、客の見えるところでペットボトルの水を飲む、乗務員同士の私語が多い、などのレガシーキャリアには見られないゆるさである。乗務員は赤いポロシャツとジーンズというスタイルであるが、ジーンズは自前のものなのか乗務員ごとにスタイルや色が異なっている。そんなレガシーキャリアとの違いを離陸前に存分に感じる事になった。

飛行機が離陸しベルトサインが消えると、すぐに機内サービスが始まる。このあたりの慌ただしさはやはり、羽田-伊丹便と同様である。AirAsiaの機内食は有料であるが、小生は事前に機内食に「パク・ナセル特製のナシレマク」の注文をしていた。ナシレマクとはココナッツジュースで炊いたご飯に小魚やピーナッツを載せ、ピリ辛のソースを添えあえながら食べる、マレーシア料理である。ネットで調べていても金を取るだけあってうまいと評判だったものだ。

最前列に陣取った小生には真っ先にこちらが配られたが、他にはあまり注文している客はいないようだった。肝心の味はというと少しだけピリ辛のソースがご飯とあいなかなか美味であった。搭乗前は何かと紆余曲折があったLCC初体験であるが、フライト自体はホットシートを選んだ事もあり快適に過ごす事ができた。

<4/14の搭乗>
FD3370 DMK-UBP A320-200(HS-ABD) ホットシート

THAI000234[1]

ドンムアン国際空港のセキュリティエリア内にはKFC, MacDonald,
BURGER KINGなどのファーストフード店やセブンイレブン等のコンビニがあります。

THAI000237[1]

ドンムアン国際空港がタイの玄関口だったころの痕跡でしょうか

THAI000239[1]

エアアジアのCAさんを発見。なんかゆるい感じです。

THAI000249[1]

搭乗機はタイ・エアアジアのA320-200(HS-ABD)です。
TRULY ASEANの特別塗装がされています。

THAI000253[1]

機内はソンクラーン時期ということもありほぼ満席

THAI000257[1]

最前列のシートの前にはパーテーションがありますが、こんな感じなのでCAさんの様子がよく観察できます。

THAI000266[1]

ベルトサイン消灯後にすぐ配られたのが、事前に注文していた機内食

THAI000271[1]

なかを開けるとこんな感じ。パク・ナセル特製のナシレマクです。
130THB(約450JPY)

THAI000278[1]
ほかに機内食はこんな感じで用意されています。
※PCの場合は画像クリックで拡大表示します

THAI000297[1]

機内販売ではコンフォートキットを購入してみました
250THB(約850JPY)

THAI000298[1]

中身を開けるとブランケット、エア枕、アイマスクが入っています。
1時間ほどのフライトで、こんなものは使いませんので完全にネタです(笑)

THAI000299[1]

AirAsiaのロゴ入りのキャップも購入。こちらは帰国後も使用中。250THB

THAI000300[1]

蛇行して流れるムーン川が見えると、そろそろウボンラチャターニに到着です。


10 responses on Flight of Thai Airasia -タイ・ソンクラーン録 Vol.12-

  1. 餌釣師 より:

    へぇLCCも快適に過ごす術はいくらか用意されているんですね。
    何せ未だノーチェックなもので・・・
    どんなものか気にはなっていたのですが。
    メニューの中のトルティーヤが美味しそうです。

  2. いはち より:

    ニホンもそうですが、LCCの緩さは目立ちますね。
    まあ、ニホンはちょいユルですが。
    450円でお弁当が食べられるのですか。
    エアバス320の場合、私も最前列をいつも
    指定しています。
    実際このホットシートの広さはどのくらいあるのでしょうかね。
    帽子は目立ちます。成田で被っていたら、すぐに
    ま~くさんだと判りますね。

  3. あさと より:

    ホットシートのピッチが気になりますね
    広いといっても40インチはないと思いますが
    1列目となるとそれ以上の広さを感じられるでしょうね
    450円でこのお弁当・・・というと
    機内販売としては安く感じますが
    タイ国民としてはべらぼうに高い食べ物です(爆)
    注文する人が少ないのもうなずけます
    ま~くさんがおいしいということは
    私なんかはちょっと辛くて・・・でしょうね

  4. ま~く より:

    餌釣師さん
    LCCを快適に利用する方法については色々なサイトで出回っていますが
    手っ取り早いのは私のようにホットシートを予約してしまうという方法
    かと思います。また座席指定はホットシート、普通席ともに有料ですが
    普通席で座席指定をしない場合、同行者でも離れたシートがアサイン
    される場合があるので注意が必要です。
    > メニューの中のトルティーヤが美味しそうです。
    やはり着眼点が私と違いますね。
    トルティーヤは私は完全にノーマークでした(笑)

  5. ま~く より:

    いはちさん
    LCCの場合はやはり根本的な部分からレガシーキャリアとは
    違いますね。やはり全く新しいカテゴリの業界と考えた方が
    よいのかもしれません。
    エアアジアの場合は最前列座席、非常口座席がともにホットシートと
    なっています。最前列に座りたい場合は、ホットシートを予約する
    事になります

  6. ま~く より:

    あさとさん
    エアアジアンの場合、普通席のシートピッチが29インチ、
    ホットシートが31インチとなっています。JAL/ANAのエコノミーの
    シートピッチは31インチのものが多いですのでホットシートでやっと
    レガシーキャリア並みと言う事になりますね。
    ただ非常口座席と最前列の座席はそれ以上の広さがあります。
    私がホットシートを予約したのはネタ的な部分もありますがやはり
    足元の広い座席を確保したかったという点があります。
    前回紹介した空港で売られていた弁当が55THBですので
    確かにタイ庶民からしたら、おっしゃるように130THBの機内食は
    割高ですね。どうせ一時間くらいで目的地に着くのだし、あちらに
    着いてから屋台なんかで食事した方が良い、と言うのがまっとうな
    タイ人の考える事だと思います。

  7. 旅途愉快 より:

    ジーパンにTシャツ姿、いかにもLCCだなと感じます。既成の航空会社とは別物だと思いました。
    日本のLCCのCAさんは、化粧が派手というか濃い感じがしますが、タイのエアアジアの乗務員さんもそうなんでしょうか?

  8. 鉄路迷 より:

    この帽子、
    夏のワハハの時にかぶって見せてください。

  9. ま~く より:

    旅途愉快さん
    LCCは新しいタイプの移動サービスを提供する会社として考えた方が
    良いかもしれませんね。レガシーキャリアとは全くの別物です
    タイエアアジアのCAさんはあまり化粧が濃いという印象は受けませんでした

  10. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    それではワハハの時にお持ちしましょう
    ただ成田で撮影をしている時は大抵かぶっていると思いますよ


コメント記入欄

※メールアドレスは管理者のみに通知されます。