大阪の名物とも言うべき「くいだおれ」が閉店することを表明した。くいだおれのシンボルであるくいだおれ太郎の行く末もまだ未定とのことである。
ただこのくいだおれあまりにも人形が有名になりすぎてしまったというのも、事業が立ち行かなくなってしまった要因のひとつのように感じた。実際に小生がなんば訪れた際もくいだおれ太郎の写真を撮ったものの、店の前を通りすぎた後になって「そういえばあそこって何の店だったんだろう?」と思い引き返した思い出がある。
小生だけでなく他の多くの観光客もくいだおれ太郎には興味があるものの、店のディスプレイには一顧だにしない人が多いようであった。このような状態で店頭には多くの人が来るものの来店にはつながらないという状況がかなりの期間続いていたのではないかと推察される。
事業の内容とシンボルにもう少し親和性を持たせることができたら、廃業の憂き目にあわなくて済んだのではないかという気もする。いづれにしても長年続いた大阪のシンボルが消えゆくというのは残念の極みである。