隣村のクリニックでもらった薬を飲ませたものの、お世話になっている家の子供の熱が下がりません。そのため、夕方になり今度は別な病院に連れていくことになりました。今回も私は運転手です。
向かったのはアムナートチャルーン県の中心部、アムナートチャルーン市場のすぐ近くにある病院でした。
到着するとすでにたくさんの患者が待っています。なんでもこちらの病院の医師は昼間は大学病院に勤務しており、夕方になるとこちらの病院に来て診察を行うらしいのです。到着した時点ではまだ医師が来る時間の前でしたので、待合室で待つことになります。
アムナートチャルーン県の中心部だけあって、病院の周辺には夕方になるとたくさんの屋台が出ています。県中心部のホテルに宿をとって、夜はこういう店で食事を楽しむというのも楽しいかもしれません。
タイでは珍しいことに、医師は予定通りの時間にやってきて診察を始めます。少し待つと順番が回ってきましたので、今回も一緒に診察室に入ります。こちらも女性医師の診察です。母親が医師に症状を説明すると、医師は非接触型の体温計で子供の体温を測ります。すると41.1度も熱があります。
次に上半身の服をまくり上げ聴診器を当てます。その後、口を開けさせ喉の状態をチェックです。やはりタイでもきちんとした医師は日本と同じように診察するのだと改めて認識することになりました。診察の結果はやはり風邪とのことでしたが、熱が高いのでまずは熱を下げる必要があるとの診断です。
そして医師からは子供のお尻を出すよう指示があります。最近の日本では子供のお尻に注射することは少なくなり、子供が熱を出した時は座薬が処方されることが多いです。しかし一定年齢以上の方は、子供の時にお尻に注射された経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。タイでは今でも座薬ではなくお尻に注射するのが主流なのかもしれません。
左右のお尻の山に一本づつ注射を打たれて、診察は終了となります。最後に受付に戻り薬を処方されお会計です。こちらの病院では、1,200THB(約3,600JPY)の診察料となりました。日本のような健康保険がない状態でこの金額というのは意外と高くないなという印象です。
病院の入り口はこんな感じです。日本の病院と違ってオープンな作りになっています。
診察時間について掲示があります。夕方の診察は17時以降です。
診察の手順だけみますと
日本でもよくみられる手順ですよね
それが正しいかどうかはもちろん医科をとってませんから全くわかりませんが
少なくともちゃんと診察してもらえたと感じる感覚です
これの3割となると1000円ちょっと
かぜで初診だと日本ではもう少しかかりますから
少し安いのですね
あさとさん
確かに何が正解なのかはわかりませんが、少なくともこちらの病院では日本でも見慣れた手順で診察が行われました。言葉がよくわからない中での診察ですから手順が一緒ですとそこは少し安心感があります。
子どもの診察の場合、日本では助成対象になっているので実質的な負担額は数百円ですので実際にどのくらいかかっているのかはわかりにくいですが、こちらの病院では日本よりはやはり安いようですね
私も子どもの頃、風邪をひくと必ず近所の医院に行き
お尻に注射されました。ペニシリンだったと思います。
そうすると、2時間後に汗が出て来て、一寝すると熱が下がるんです。
子どもの頃は名医だと思っていましたが、当時ペニシリンを使う医者は
少なくなっていたはずです。
両方のお尻に注射ですか。41度以上なら仕方ないかもしれませんね。
人命に関わりそうですからね。
診療費も安いかもしれません。
いはちさん
昔は子供が熱を出すとお尻に注射されましたよね、私も小さいときはそうでしたが、途中から座薬に変わったように記憶しています。
熱を出していても本人が元気で走り回っていれば心配ないですが、この時は元気がありませんでしたのでやはり早めに熱を下げる必要性があったと思います。あまり高熱が続くと後々に影響することもありますからね
こっちはちゃんと見てくれたんですね。
結構なお熱でしたね。
ちなみに、トルコも注射は尻でした。
尻にする意味はなんなんでしょうね?
針が見えないから暴れないとかかな?
餌釣師さん
滞在先の家には体温計というものがなかったので、熱がどのくらいあるのか正確にわかりませんでしたが病院で熱を測ってびっくりしました。
お尻に注射するのは筋肉注射だからだそうです。血管に打つ注射の場合は腕等にしますが、筋肉注射の場合は痛みが強いのでお尻にするのだそうです。ただ最近の日本では副作用の心配から筋肉注射による解熱という手段をとる医師は減っているようです。