堀之内貝塚は縄文時代後期から晩期にかけて形成された遺跡である。東西225m、南北120mで姥山貝塚同様に馬蹄形をした貝塚となっている。
堀之内貝塚の調査は比較的早くから行われ最初の発掘は1883年(明治16年)となっている。1921年(大正10年)に発掘を行った東京帝国大学の山内清男は、出土土器を研究してこれを「堀之内式土器」と命名した。それ以降、堀之内式土器とは縄文時代後期前半の標式土器になっている。
土器や貝殻のほかにも、竪穴式住居址や人骨、土偶破片、貝製腕輪、魚、獣骨等、多くの発掘品が得られている。特に発見された魚や獣骨から、当時この地で生活していた人たちの食生活を知ることができるなど、貴重な資料となっている。
現在の堀之内貝塚は堀之内貝塚公園となっているが、その大半は公園と言いながらう鬱蒼と茂る林となっている。また貝塚跡には隣接して、市川考古博物館と市川歴史博物館の2つの博物館がが建設され、市内の貝塚での出土品は考古博物館にて見学することができる。
施設名称:市立市川考古博物館 所 在 地:市川市堀之内2-26-1 入 場 料:無料 開館時間:9時~16時30分 入 館 日:月曜、年末年始 駐 車 場:30台 アクセス:北総鉄道・北国分駅下車、徒歩10分 ※データは2011年11月現在のものです |
堀之内貝塚の大半は、こんな林の中です。
一部では道が整備(?)されています。
地面をよくよく見ると貝殻がたくさん落ちています。これは市内の他の貝塚には見られなかった光景です。
堀之内貝塚には隣接して二つの博物館があります。こちらは考古博物館。
そしてこちらが歴史博物館。主に中世以降の展示がされています。
こっちは貝殻が落ちているんですね。
2000年のロマンもバリバリと踏んづけられていると思うとちょっと複雑な気がします。
こんな立派な資料館が併設?されているのですか。
かなり社会教育に教育費が使われているようです。
まあ橋や道路になって一部企業の儲けになるよりは
良いのですが。
餌釣師さん
こちらは貝殻が落ちていますので、おっしゃるように
バリバリと踏んづけてしまう形になってしまいます。
ただ貝塚と言いながらも現状は雑木林になっていますので
酔狂な人間でないと中に入ることはないとは思います。
いはちさん
私が子供の頃からある博物館ですので、施設は少し古いです。
でもこちらの学芸員もしっかりと研究していて今年の2月には
縄文土器にイノシシの文様が描かれているのを発見してNHK等で
ニュースになっていました。
http://www.museum.or.jp/modules/topNews/index.php?page=article&storyid=663
本当に貝殻が落ちていますね
すごく大規模な貝塚だったんでしょうね
そういえば大阪に
「貝塚市」という自治体があります
多分貝塚があったんでしょうけど
時間があったら調べてみます
あさとさん
こちらの堀之内貝塚は市川市の貝塚の中ではもっとも規模の大きな
貝塚で出土品もかなりの数に上ったようです。
大阪の貝塚市は元々は「海塚」の字が充てられていたようですね。