飛行機の座席に関する調査から

ホテル・航空券等の、旅行に関するオンライン予約サイトを運営するExpedia が旅行に関する調査結果を発表しました。その結果がなかなか興味深いので、取り上げてみたいと思います。
(-> >Expedia の記事

調査方法

調査はアメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本の24か国・地域のユーザ、18,000人余りに対してインターネットリサーチを行ったものです。

通路側?窓側?

飛行機の座席を予約する際に窓側を選ぶか通路側を選ぶかについて聞いた調査について各国の結果は以下の通りとなっています。

【通路側を選ぶとした人の割合】

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日本では他の国と比べると、通路側を選ぶ人の割合が多くなっています。また日本人の中でも年代別に割合を出した結果も発表されていますが、34歳未満では通路側派は41%なのに対し、50歳以上では61%と年齢が上がるほど通路側を選ぶ割合が多くなるようです。やはり日本人の場合は、トイレに立つときに通路側であれば人に気兼ねしなくて済むという意識が働くようです。

ちなみに小生の場合は、ほぼ100%窓側を選択しています。やはり何度、飛行機に乗っても窓からの風景を楽しみたいものです。

通路側の客が寝ていたら?

自分が窓際の席に座っている時にトイレに行きたくなった際に、通路側の席に座っている客が寝ていたらという問いに対する各国のユーザの回答は以下の通りです。

【寝ている人を起こして動いてもらうとした人の割合】

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寝ているを起こすという割合が日本人で少ないのは想定内ですが、自己主張の強そうなフランスやアメリカが低い割合というのは少し意外でした。やはり先進国の場合は、相手に迷惑がかかるという意識が先行するのかもしれません。

こちらの調査に関しては日本人の回答の詳細が、合わせて発表されています。

通路側座席の人が寝ている時にトイレに行きたくなったら(日本人回答)

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小生の場合は「相手に背を向けて・・・」です。最近はJALの国際線のエコノミー席もシートピッチが広がり、以前よりも楽に通路に出られるようになりました。ちなみにずっと昔にAir Franceでニューカレドニアに行った時には、窓際に座っていたフランス人のおねぇちゃんが、真ん中の私と通路側の連れをジャンプして飛び越えて行ったという経験があります。

機内での過ごし方

中距離便などでは搭乗後すぐに行うルーティーンとなっているのは、靴を脱いで携帯用のスリッパに履き替えるというものです。根っからの汗っかきで、靴を履いていると靴下の中が汗で蒸れて気持ち悪いのです。

【機内で靴を履いたままですか?の日本人の回答】

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今回の調査で同様に機内で「靴下を履いたまま靴を脱ぐ」とした日本人は44%に上ったようです。機内で靴を脱いでいるというのは少数派かと思っていましたが意外と多いようです。

機内での過ごし方は人によって様々かとは思いますが、狭い空間だけに意外と他人がどう過ごしているのかは、わからないものだという事に気づかされた調査結果でした。

10 responses on 飛行機の座席に関する調査から

  1. いはち より:

    私、昔は絶対窓側でした。が、最近やはりトイレに立つ機会が増えたので
    足元の広い座席以外は通路側を選択しています。これはやはり窓側に座って
    トイレに立つ時に通路側の人を立たせる際に「だったら窓側なんかに座るなよ。」と
    いう気持にならないように気を使っての事ですが。
    普段から漁師サンダルを履いているので靴下を履くのはそれなりのクラスの座席に
    座る時だけでしょうか。2時間以内ならそれでも靴を履きっぱなしですね。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      幸いにして私の場合は、まだそれほどトイレが近くないので、窓際でも問題はないです。しかも最近、国際線に乗るときは隣席は同行者ということがほとんどですので、もしトイレに立つ必要がある場合でも気兼ねがないという点もあるかと思います。

      ただ以前は自分が窓際に座って見知らぬ人が通路側に座っていた場合、隣の人がトイレに立った時に自分もトイレに行って隣の人よりも早く帰ってくるなんて小技を駆使したことがあります。

  2. あさと より:

    もちろん普通席限定での質問なのでしょうね
    そうなるとやはり
    私も通路側です
    理由は少し違っていて
    真っ先に降りたいからです
    中国人のような意識なしで人より早くではなく
    非常脱出経験したからです(笑)

    窓側の人に跨がれるのは
    これは飛行機の普通席通路側に座ったら
    納得したことと思っています

    ただ
    多くの日本人の人と違うことは
    靴は脱がないことです
    ベッドタイプのシートで
    寝るとき以外は靴は脱がないです
    なので
    皆様に使用していないスリッパを
    お土産にお持ち帰りしてたんです
    今はもう持ち帰りはしていません

    1. ま~く より:

      あさと さん

      あさとさんのようにFやCばかり乗っているという人は完全にマイノリティですので、やはりYの利用者が前提の調査だと思います。

      本来は機内で靴を脱がない方がお行儀的には良いのでしょうが、本文にも書いた通り体質的な面もありなるべく靴なしで過ごしていたいので羽田-伊丹のような短いフライトでも靴を脱いでしまいます。航空会社側も上級クラスではスリッパを用意していますし、マナー的にも許容の範囲なのかと思っています。

      寝ているとき以外は靴を履いているというのは緊急脱出の際なんかには真っ先に脱出するのにはよさそうですね

      1. あさと より:

        まさにおっしゃる通りです
        マナーの観点ではなく緊急時対応です
        あの時は
        脱出後集められてパスポートのチェックがありました
        しかしほとんどの人は荷物を上の棚に入れていますので
        みんなで機体に戻ることになったのです
        なので
        パスポート貴重品は体の横にいつも置いてます
        いわゆるバッグインバッグ
        中の小さなサードバッグを手元に置いてます

        1. ま~く より:

          あさと さん

          脱出後にパスポートチェックなんてあったのですね。でもこれって大きな矛盾ですよね。出発時に流される安全ビデオでは、脱出の際には「手荷物を持たずに脱出してください」と言っていますので、その通りにしていたらパスポートなんて持っていないはずです。なんか対応としてはチグハグな印象を受けますね

          ポーチに入れて貴重品を手元に置いておくというのは良いですね。私もちょっと準備してみたいと思います

  3. 鉄路迷 より:

    私は窓側です。
    トイレに行きたくなってもガマンで窓側です。
    やっぱり空の景色を楽しむのも目的なので。
    通路側でもB席だったらまだ許せるけれど、真ん中席はお断りです。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷さん

      やはり窓際で景色を楽しみたいですよね。でもせっかくとった窓際席もたまに曇ってずっと雲しか見えないと残念な思いをしますが・・・

  4. ハニー より:

    皆様の意見、ぞれぞれ納得です。特にあさとさんの靴や貴重品、なるほどでした。私も脱ぐ派なので、せめて、これからはベルトサインが出たら履くようにしようかな

    1. ま~く より:

      ハニー さん

      まぁ、なかなかまさかの事を考えて飛行機に乗る人は少ないですからね。緊急脱出を経験された方ならではのご意見かもしれません。私の場合は靴を脱いでもすぐにスリッパに履き替えるので、一応歩いたりするには支障はないのですが・・・

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