クリーニング屋 -東京人間模様 Vol.28-

ワイシャツを着て仕事をする人の多くは週末にクリーニング店に、ワイシャツを持ち込むという人も多いかと思います。小生もそんなウチの一人ですが、利用しているのは某クリーニングチェーンのフランチャイズ店です。

その店は某百貨店を定年退職した後に店を出した店主が夫妻で営む店で、二人ともおそらく80歳は超えているものと思われます。暗算すればわかりそうな計算も必ず、そろばんを弾いて計算する実直な性格をうかがわせる人物です。そんな店主の性格からか、以前に利用していた店では頻繁にあったクリーニング品の取違いが起きるなどという事は皆無でした。

ところが3週間ほど前の事、ちょっとした異変が起きます。前の週に出した控えを店主に渡しますが、なかなか小生のワイシャツを見つけることができません。そのうち奥さんが店の奥から出てきて、ワイシャツの捜索に加わりようやく発見する事になりました。ここまでならたまに起きることです。

しかし異変を感じたのはその次です。店主が今週分のクリーニング品を受け取り伝票を書こうとしますが、伝票がきちんと書けません。ようやくの事で伝票を書きますが、そこには字になっていないものが書かれています。様子からすると脳梗塞などを発症しているように感じます。そう感じた小生はすぐに奥さんを呼び店主の様子がおかしいことを指摘し、救急車を呼ぶことを勧めます。他の用事もあったので、奥さんの通報で救急車がやって来たところで小生は店を離れました。

翌日以降、その店の前を通ると「都合によりしばらく休業します」との張り紙が掲示されることになりました。店主の様子や年齢を考えると、店を再開するのは難しいかもしれません。ただ店が閉まったままなので、その時に出したクリーニング品がいつ戻ってくるのかも不明なままでいます。

6 responses on クリーニング屋 -東京人間模様 Vol.28-

  1. いはち より:

    私もこの年代の人を相手にしている仕事ですので
    ちょうど危ない年齢だということはわかる気がします。
    でも、この年で商売をしなければならない理由でもあったのでしょうか。
    いずれにせよ無事にまた再開できるとよいですね。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      昨日、会社帰りに店の前を通ったら張り紙が変わっていて、土日にあずかっている荷物の返却のみを代理の人間がするとなっていました。老夫婦には息子さんが2人いるという事を聞いていましたが、おそらく息子さんが対応するのでしょう。何となくこのまま閉店という事になりそうな気がします。

  2. あさと より:

    ま〜くさんでよかったですね
    多くの若い人は見逃すだろうし
    年寄りは…なんて思う人もいるでしょうね

    実は私の3期後輩が
    昨年脳梗塞で倒れました
    職場で倒れたので
    救急車も早く呼べて
    回復もしたのですが
    やはり言葉と半身に障害か残りました
    これ遅くなれば死に直結しますから
    本当に良かったです

    1. ま~く より:

      あさとさん

      実は私の職場でも昨日に同僚が意識を失い救急搬送されるとういう事案が発生しました。幸い意識はすぐに回復したのですが心疾患が発見され、しばらく入院となるようです。

      脳梗塞は本当に1秒でも早い措置が必要ですからね。後輩の方も職場で倒れたというのが不幸中の幸いでしたね。

  3. 鉄路迷 より:

    危なかったですねえ。
    ま~くさん気がつかなかったら・・・。
    実際そういう場にいたことは無いけど、字を書くのとかがおかしくなってくるのですね。
    注意してみることにします。

    クリーニング屋さん、その後どうしました?

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷 さん

      この週末に荷物の受取をしていただきました。店には店主の息子さんがおり対応していましたが、話をすると店主だけでなく奥さんも倒れてしまったとの事で店は閉める事になったそうです。結構長く利用していたお店だけに残念な事になりました


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