旧印旛村、現在の印西市の印旛沼を見下ろす高台に建てられていたのが、今回紹介する師戸(もろと)城である。建物や石垣などは残っていないが、その跡地は印旛沼公園として整備されている。
師戸城の築城に関して正式な記録は残っていないが、鎌倉時代の14世紀に臼井城の支城として築城されたようである。わかりやすく言えば臼井氏が居城としていた臼井城を守るために建てられた防衛拠点である。実際に1566年(永禄9年)の上杉謙信による臼井城攻撃の際には、師戸城は臼井城防衛に大きな役割を果たし臼井氏は上杉軍を撃退している。しかし1590年(天正18年)の小田原の役で、師戸城は落城し廃城となってしまった。
そんな史実を頭に入れて、この地に立つと確かに防衛拠点としては格好の場所である事がわかる。すなわち高台から印旛沼を隔てて対岸の佐倉市を望むことができる。敵がせめて来ればその動きは即座に検知する事ができるそんな場所に位置しているのだ。
冒頭にも書いたように、師戸城のあった場所は印旛沼公園として整備され、公園内には芝生広場や野球場等がある。天気の良い日などは、弁当を持ってきて広げるには絶好の場所となっている。
所 在 地:千葉県印西市師戸開園時間:24時間 開 園 日:無休 入 場 料:無料 駐 車 場:無料(普通車22台) ※データは2011年11月現在のものです |
師戸城址の場所はこちら
駐車場からはこのような道を歩いて進みます
師戸城址から甚兵衛大橋方面の風景はこんな感じ
こちらは佐倉市方面の風景
公園内は芝生が植えられています。
公園内には野球場もあります。
こちらは梅林。2月には花がきれいなことでしょう
城の構造、ロケーションは防衛という観点で重要ですよね。
軍師はこの辺を計算して城を建立していたんでしょうね(当然の事でしょうけど)
また、城を攻めるにあたっても、城のパターンによりいろいろと戦略のパターンがあったと聞きます。
セオリーとバリエーション、現代の商売にも通じるところがありますね。
実は・・一番上の駐車場から続く道の両側に陣を取り
ロケット花火で打ち合いをしたことがあります。
いい大人が・・・
まあ、夜雨が降る日を狙ってやっていたのですがね。
ここは昼間は老若男女、夜は夜でそれなりに賑わっていますね。
印旛沼の周辺にお城があったとは初耳でした。
見晴らしが良くて、ちょっとしたお散歩にはピッタリの
場所ですね。
餌釣師さん
城は言い方を変えれば軍事拠点ですからね。
何処に築城するのかロケーションは重要になって来ますね。
商売と戦術と言うのは共通した部分も多いと思います。
『孫子の兵法』が現代でも読み継がれているのは
そういった側面もあるのでしょう
いはちさん
夜は行ったことがないので、どんな感じは分かりませんが
カップルとかが多いのでしょうね
ロケット花火の打ち合いですか。。。
流石、行動が若いです(笑)
くぅねるさん
千葉県には意外と小規模な城があちこちにあったようです。
ただ残っているところがあまりないので
意識されることがないようです。
印旛沼と言うのは
確か小学生のころの教科書で習った記憶があります
どういうことで習ったのかは忘れてしまいましたが
書いてらっしゃるような歴史的なことではなかったと思います
千葉県のこの辺りだったんですね
あさとさん
今回、記事にしたようなことはマイナーな地方史ですので
歴史教科書に出てくるようなお話しではありませんからね。
おそらく学校では「日本一水質の悪い湖沼」として
習ったのではないでしょうか(笑)