さて台湾滞在も、この日が2日となる。この日の最大の目玉は故宮博物院の見学である。MRT等を乗りついて故宮に向かっても良いのであるが、面倒くさいのでホテルからタクシーで故宮に乗り付けることにした。
ご存じの通り台湾の故宮博物院は、その膨大な収蔵品で知られる。貴重な品も数多くある事から、事前に楽しみにしていたのである。ところが訪れてみると、少々愕然とする事となった。
そもそも博物館と言うものは収蔵品の全てを展示しているわけではない。常設展でも定期的に展示品を入れ替えて展示しているのが常である。その事は理解していたものの、展示している美術品の数が圧倒的に少ないのだ。
しかも運の悪い事に書画については、南宋時代(西暦1127年 – 1279年)の企画展が行われていた。南宋時代は中国史の中で芸術文化が停滞気味であったので、その時代の、書画もなかなか面白いものはない。今回は展示品の内容に恵まれず、少々期待外れに終わってしまった感は否めなかった。
それで西周時代(紀元前1046年~紀元前759年)に作られた毛公鼎の実物を目にする事ができたのは、興奮を覚える出来事であった。
故宮博物院の本館の建物です。
入場ゲートは多くの人でにぎわいます
館内には孫文の像があります。
本館に続く通路にはこんなレプリカもあります。
こちらはゴミ箱。ただのゴミ箱にしないのはさすがです。
2週間に一回展示品を入れ換えても同じものが陳列されるのは200年後でしたっけ。
すごい量ですね。
いったいあの当時の混乱のなか、どのようにして運んだのか、そちらの方が気になって…
数年前に改装されて今の姿になりました
それまでの中身はま~くさんが想像されていたような
てんこ盛り展示しているような博物館だったんです
改装によって間違いなく見やすく美しく
そしてハイテク技術を駆使したバーチャルビジュアルなんかもあるのですが
ただのモダンミュージアムに成り下がりました・・・・・
ほとんどがこちらに運ばれて来たのですね。
是非見に行かなければ・・
私としては北京の方が味があるような気がするのですが。
なんかハクション大魔王でも出てきそうなゴミ箱ですね(笑)。
故宮博物院は一通り見学するだけでも、相当歩きそうですね~。
Dr.鉄路迷さん
ものすごい数の収蔵品ですが、展示の数はあまり多くないです。
あの状況の中で文化財を持って逃げようという発想が浮かぶ
ところもすごいと思います。
あさとさん
数年前に改装されたのは知りませんでした。
広い割には展示スペースが限られているというのが行ってみての
印象です。ライティングなんかはかなり工夫されているは
わかりましたけれどね。
いはちさん
逆に私の場合は、北京の故宮には行ったことがないのです。
そもそも北京には行ったことがないもので・・・・
くぅねるさん
最初はそれとわからなかったのですが、ごみ箱とわかった時は笑いました。
あまり広くない展示室がたくさんあるので結構あることになると思います。
そもそも正門から本館の建物までも結構な距離がありますし・・・
ここの中はよ~く覚えてます。
ガイドのオッチャンに連れられて走る用に見ました。
「もっとゆっくり見たい!」と言ったら。
”寿命がつきるまでに案内しきれない”と一蹴されてしまいました(笑)
餌釣師さん
今ならそれほど展示品も多くないのでゆっくり見ることができるかもしれません。
まぁこういうところは全部見るというよりは興味のあるポイントを絞ってみるというのも
一つの方法だと思います。