2011年 第3回成田撮影

成田空港のB滑走路が2,500mに伸長され、本格供用開始となったのが2009年10月22日のことであった。それ以来、一部の例外を除き、A滑走路は離陸用、B滑走路は着陸用にといった運用に変更となったようである。

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しかし小生が感じているもう一つの変化に時期を関係なく、RWY34R/Lからの離着陸ばかりになったというものがある。飛行機というのは基本的に風下から風上に向かって離着陸を行う。そのため北風が吹くことの多い冬季は、南から北に向かって離着陸を行うことが多い。逆に南風の吹くことの多い夏季は、北から南に向かって離着陸を行うことが多い。

成田空港であれば夏季はRWY16R/L、冬季は反対のRWY34R/Lからの離着陸となることになる。最近は小生の成田出撃回数が減っているので、たまたまなのかもしれないが常にRWY34R/Lからの離着陸となっているのだ。

この状況は着陸機を狙おうとする小生には少々つらい。B滑走路の34Rエンド付近というのは用地買収を巡り、いまだ問題を解決していない地区が含まれる。そのため撮影に関する障害も多く、撮影をしていると職務質問を受けたりするなんてことも珍しくないエリアである。

そのため最近の成田出撃は撮影ポイントの新規発掘を行うのが通例となってしまっている。しかし先日の日曜日にはなかなか良い撮影ポイントを発掘することができ別な意味での収穫も充分な撮影となった。

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新撮影スポットでの写真を紹介。飛行機は34Rにアプローチしてきます。

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目の前ではかなりの大きさで飛行機を見れます。

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そして茂みの向こうの滑走路へ着陸です。

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諸事情により場所を詳しく書けませんが、こんな風に蕎麦の花が咲いている場所でした

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そして撮影場所を三里塚さくらの丘公園に移動。久しぶりにA340-600型機に遭遇しました。

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JALもだいぶ鶴丸が増えました。

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でもやはり飛行機は飛んでいる姿がよいです。34Lに着陸する飛行機はわずかですのでこの場所で撮影できる着陸機も限られます。

12 responses on 2011年 第3回成田撮影

  1. 餌釣師 より:

    2009年に滑走路の拡張があったんですね、通りで最近の夕方発の上海便が時間通り飛ぶようになったわけだぁ。
    以前の夕方便は年中遅れていたんですよ。
    とにかく朝から時間通りに離発着出来ない飛行機のしわ寄せがどんどん累積されていたような印象がありました。

  2. いはち より:

    まあ 色々な意味で思い出の多い場所ですね。
    この辺りに行くとどうしてもビクビクしながら
    車を走らせている私です。
    私が撮るのはもっぱら航空博物館からですね。

  3. あさと より:

    確かに
    A滑走路からの小型機の離陸が増えましたね
    Bは2500mですか・・・微妙ですね
    B777は着陸できると思いますが
    フルレンジB747はパイロットが嫌がりますね(爆)

  4. ま~く より:

    餌釣師さん
    飛行機の撮影に行くとわかるのですが、成田や羽田と言った大空港では
    朝、昼、夕方とそれぞれ混雑する時間帯があって、分単位で離着陸を
    しています。反対にこの時間をはずすとかなり余裕があって離着陸の
    間隔が数十分開くなんてことも結構あります。
    以前は大型機が利用可能な滑走路は1つだけでしたので、大型機の離着陸の多い成田空港では混雑の時間帯には渋滞が発生していました。
    2本の滑走路が同時並行で使用可能となったので混雑の緩和にも一役
    かったのだと思います

  5. ま~く より:

    いはちさん
    歴史的には色々な事があった場所ですからね。
    結局、当初の予定通りにはいかずに来た方面へ滑走路を伸長する事に
    なったのもそんな影響ですし、今も物々しい雰囲気の場所もあります。
    航空博物館からですとA滑走路のみしか視認できませんので
    着陸機の多いB滑走路を狙う私にはちょっと難があるのです。

  6. ま~く より:

    あさとさん
    おっしゃるように、確かに2,500mという滑走路の長さは微妙ですね。
    日本の玄関口の空港としてはやはりA滑走路同様に4,000m級
    せめて3,000mの滑走路が数欲しい所です。
    B747-400 のスペック上の、着陸滑走距離は 2,110mとなっていますので
    スペック上は着陸要件を満たしていますが、やはりパイロットは
    嫌でしょうね。それでも実運用上ではB747-400がB滑走路に
    たくさん着陸していますがね

  7. 韓流的旅人 より:

    近いうちに撮影に行こうかと考えているのですが、今でも第2ターミナルからの撮影はできないのでしょうか?
    第1は拘置所の窓のような穴みたいなところにレンズを突っ込んで撮影ですよね。

  8. ま~く より:

    韓流的旅人さん
    空港内の展望デッキは場所も施設も変わっていませんので
    撮影環境は変わりません。
    第2のほうは500mm位のレンズがあれば、B滑走路の着陸機が
    ギリギリねらえますが

  9. 鉄路迷 より:

    かつては一年に三回は乗っていた中国東方航空です。
    必ず上海を経由して中国の地方にいっていたのですが、中国の地方都市に日本から直行便ができたのでご無沙汰です。
    多分最後に乗ったのは2007年の成田空港⇄浦東⇄首都往復です。
    経由便ですが、上海で悪天候で足止めされてひどい目に会いました。

  10. くぅねる より:

    未だに空港周辺で職質を受けることがあるとは、いつになったら
    成田関連の問題は解決できるのでしょうね・・・。
    A340-600型機の長さにビックリです(^_^;

  11. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    東方航空の上海-成田直行便と、北京発、上海経由成田行きが
    ありますが、後者は遅延する事が多いですね。
    私も昨年利用しましたが、やはり結構遅れました。
    ご存知の通り、遅延に関する説明は一切ありませんので
    ヤキモキしたものです

  12. ま~く より:

    くぅねるさん
    成田空港のRWY34Rエンド付近には空港反対派が拠点としている
    東峰神社と言うものがあって、周辺には空港反対の看板などが
    建っていたりします。
    個人的には反対派住民が代替わりしないと解決しないのでは
    ないかと思っています。


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