航空科学博物館

先日、空の日に航空科学博物館を訪れた。この日は常設展は無料で見学することができたので、行ってみる事にした。

博物館を入ってすぐ左にある展示室の真ん中には、大きなBOEING747の模型がつるされている。そして実際の展示品はBOEING747のビジネスクラスを再現したものや、パイロットの訓練で使用していたシュミレータなどが並べられていた。シュミレータは実際に入場者が、座席に座ることができ、記念撮影をする家族連れの姿なども見受けることができた。

しかしこちらの展示は雑然とした印象で、系統立てた展示になっていないのが残念である。もう少し飛行機の歴史や、最新ジェット機の情報などをわかりやすく展示してもらえると、見ごたえがあるものになるように思う。展示されているものは実際に使用されたものであるだけに、展示方法に工夫がないのが残念である。

展示室内にある階段を上り、次の展示室に行くと成田国際空港のエコロジーに関する取組み等をアピールする展示が並んでいる。排水を循環して再利用したり、太陽光発電の利用に関するものが中心であった。

ここまで見たところで、エスカレータで展望台にあがって見ることにする。ここからはちょうど成田空港の格納庫付近を見下ろすことができる。また滑走路から離着陸する飛行機をみることもでき、飛行機好きにはたまらない場所である。
館内を出て屋外に目を転じると、広場になっているスペースにはYS-11が展示されていた。実はYS-11の実物を目にするのはこれが初めての機会である。展示されているYS-11は機体番号がJA8611の試作一号機とのことである。
コクピットに座ることはできないが、その様子を見ることはできるので、なかなか興味深い展示と言えると思う。

今回は空の日のイベントのついであったので、ゆっくりと展示を見ることができなかったが、近いうちに再度訪れてゆっくりと展示を見てみたいと思う。

屋外展示のYS-11

YS-11のコクピット

YS-11の最後尾から先頭方向を撮影

博物館の展望台より。CARGOがいっぱいです。

展望台からは、こんな離陸風景を見ることもできます。