BTS/MRTで移動 – タイ・イサーン冷涼録 Vol.12 –

バンコク都内にはバンコク都内は交通渋滞も酷いので、今回の滞在ではできる限り公共交通機関を使って移動することにしました。バンコク都内を走る鉄道はBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)、ARL(エアポートレールリンク)のがあります。BTSはスクンビット線とシーロム線の2路線がありサイアム駅で乗り継ぎができます。路線図で見るとこんな感じです。


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ただこのバンコク鉄道網は観光資源が集中する王宮付近へは鉄道で行くことができなかったり、チャオプラヤー川西岸へのアクセスが乏しかったりと、いくつかの欠陥があります。当局もそのことは認識しているようで、2014年には14年後の鉄道網を以下のように整備すると発表しています。


Bangkok MRT BTS AirportLink 将来

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発表から2年が経っており一部は日本企業が受注したりという動きもあるようですが、タイのお国柄を考えれば12年後に実際にこうなっていることはないでしょう。しかし公共交通機関が便利になるのは歓迎すべきことです。

さて、ホテルの最寄り駅はBTSスクンビット線のナナ駅ですので、こちらから最初の目的地まで列車で移動することにします。今回はまずBTSに乗り途中でMRTに乗り換えるというルートです。そこで日本のSuicaのようにBTS/MRTを一枚のICカードで利用できないかと事前に調べていました。調べてみるとMRTが開通した2004年からそのような構想はあるもの、様々な利害関係等から実現せずに現在に至っているようです。ところが2015年10月にようやく、公共交通機関の共通カードとして「Mangmoom Card」というカードを2016年8月から発売するという発表がありました。合わせてカードのロゴも発表されています。

mangmoom logo

Mangmoom(メーンムム)とはタイ語で蜘蛛の意味で、英語名はSpider card となるようです。発表の内容によれば、BTSやMRT、ARLに加えてバス、バス、高速道路、船、タクシー等あらゆる交通機関が利用可能となる構想のようです。実現すれば便利になりそうです。

とは、言え訪泰時はそんな便利なカードはありませんので、BTS、MRTでそれぞれチケットを購入する必要があります。日本と同様にBTSのチケットは自動販売機で購入することができます。

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自動販売機の様子は日本のものとは違いますが、操作は簡単です。

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こちらのタッチパネルで、目的地の駅名をタッチし表示された金額を投入するだけです。タイ語が読めない人は右上にある「English」というユニオンジャックのボタンを押せば英語表示になります。

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チケットはこんな感じです。表面には乗車に関する注意事項が表示がなされています。こちらは列車とホームの隙間に注意という事のようです。

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こちらのチケットは妊婦さんや子供に配慮しましょうということですかね

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裏にはBTSの路線図が印刷されています。

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ホームに上がるとちょうど列車がやってきたところでしたので、慌てて乗り込みます。慌てていたので少し写真もぶれていますね。。

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BTSの車内はこんな感じになっています。

Bangkok MRT

サイアム駅でMRTに乗り換えます。こちらも自動販売機でチケットを購入します。

Bangkok MRT

別な駅で撮影した自動販売機ですが、チケット購入の手順が数字で示されていますので、初めて利用する人でもわかりやすいです。もちろん英語表記もありますね。自動販売機の右は身長を計るためのものです。MRTでは90㎝未満の身長の子供は無料、90~12㎝の身長の子供は子供料金になります。ちなみにBTSは子供料金の設定はなく、90㎝以上の身長の子供は大人料金がかかります。(90㎝未満は無料)

Bangkok MRT

ちなみにチケットはトークンと呼ばれるコインのような形状のものになります。

Bangkok MRT

ホームドア完全整備で壁で完全に遮断されるタイプ。列車の写真は撮れません。

Bangkok MRT

日本の鉄道でも液晶画面に広告表示がされるものがありますが、音声は無しですね。しかしタイでは音声付きの広告が車内に流れます。

何処へ行ったかは次回です。


8 responses on BTS/MRTで移動 – タイ・イサーン冷涼録 Vol.12 –

  1. いはち より:

    おや。14年後の路線図は今の東京近郊区間と同じ様な・・
    90㎝未満は無料なんて琉球の人頭税制みたいですね。
    背が小さければいつまでたっても無料なんですね。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      日本のように何歳以上、という基準は外見からは判別しにくいので、こうして外見から一目瞭然で判別できる基準の方が合理的かもしれません。
      私が小学生になったばかりのころ、親に「駅員に聞かれても幼稚園児と言いなさい」と言われ子供料金の切符を買わずに電車に乗ったのを思い出します(笑)

  2. Dr.鉄路迷 より:

    BTSはカード式だったんですね。
    カードが広告になっていないのが中華圏ではないところですなあ。
    かつての香港のカード式の乗車券は広告だらけでしたから。
    BTSの車両は中国製ではなくシーメンスのですな。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷さん

      はい、BTSとMRTではチケットの方式が異なります。こういう点も共通カードの導入が進まない要因かもしれませんね
      香港ではカード式のチケットはそんなことになっていますか・・・

  3. あさと より:

    いつもいつもこのカードには腹を立てています
    どうして共通のを作らないんだろうって
    加えて使い勝手の悪いパスばかり作って
    乗客目線のパスがない・・・・・・

    半分から後の乗換駅から下の記事がちょっと
    駅名と
    せっかくMRTに乗ったのに次のお写真がBTSのような気がします
    私の勘違いだったら良いのですが・・・・・

    1. ま~く より:

      あさとさん

      発表では今年の8月に運用開始となっていますので、来年には共通カードが使えるようになっていると思います(笑)
      無事導入が進むのを見守るしかありませんね。

      ご指摘を受けて写真を確認したところ、列車内の写真で入れ子になっているものがありましたので修正しました

  4. 餌釣師 より:

    私も子供の頃は背が低かったので。。。時効とはいえ皆まで言いませんが(笑)
    そうですね、社内で占有する大きさを考えればこっちの方が納得感があります。

    で、ラビットカードは利便性が悪いと云う事で購入しなかったんですね。

    1. ま~く より:

      餌釣師さん

      外見から判断できる基準の方が合理的ですね。

      やはりMRTとBTS両方使えたほうが便利ですからね、それにラピットカードが使えるようなお店は私の場合はあまり利用機会がないんです。


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