銚子電気鉄道

先日も書いたように、銚子電鉄を見に行ってきたので、今回はその様子を書いていきたいと思う。今回は掲載する写真の枚数が多いのこともあり、いつもより長めの記事となるが、お付き合いいただければと思う。

銚子電気鉄道

なお銚子電鉄の詳細については小生のにわか仕込みの知識を披露するよりも、専門の文献が出回っているので、そちらを参照していただければと思う。

まず向かったのは、銚子電鉄の最終地点である外川駅である。小生が車に積んでいる地図が少々古いこともあり、かなり苦労して戸川駅にようやくたどり着くこととなった。ここからが小生のテツ体験の始まりの地点となった。

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撮りテツの場所に選んだのは終着駅の戸川駅。駅舎はレトロな雰囲気で良いです。

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駅舎の中はこんな感じです。

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手書きの運賃表。銚子までは310円です。

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時刻表も手書きになっています。基本的に1時間に2・3本とい運行です。

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外川駅では改札はありますが、そこで検札はしていません。そのためホームには切符なしでも入れます。(でも本当はいけなかったのかもしれません・・・)ホームに入って撮影することにします。

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外川駅には古い車両が置かれていました。なぜか先頭の銚子電鉄のロゴが消されています。かなり傷みが酷いようですが、まだ走れるのでしょうか?

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わきにはきちんと銚子電鉄のロゴが残っています。中を見ると物置のようになっています。

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外川駅にはこんな車両も。こちらは自走できず、引っ張ってもらう車両のようです。

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少しすると、電車がやってきました。1001型という車両です。

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車両のわきは、桃太郎電鉄のラッピングになっています。

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車内を拝見。バスと同じ料金箱があります。

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ついでに運転台も拝見します。かなりネンキが入っています。

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外川駅に一番近い踏切で撮りテツです。

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銚子に向かって走って行きました。
と、本当はここで終了となるはずでした。しかし一緒にいた友人が、ここで急に乗ってみたいと言い出します。そこで撮りテツだけの予定を、急きょ変更して乗りテツも敢行することに。。
向かったのは外川駅とは反対の起点となる銚子駅です。

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銚子駅に着くと、JRの改札はありますが、銚子電鉄の乗り口が見当たりません。
駅の中の観光案内所の人に聞くと、JRの切符を買わずにホームに入り2・3番線の端に行くと銚子電鉄の乗り場があるとのことです。

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よく見るとJRの改札口の近くにも説明書きがあります。

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JRのホームには成田線の電車が止まっています。

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そしてそのホームの端には銚子電鉄の乗り場があります。

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こちらの時刻表は手書きではありませんでした。

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銚子電鉄のホームに行くと、電車が止まっていました。
こちらは1002型という電車です。

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前方に向かって撮影。

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かぶりつき席を確保します。これでDr. ばりの写真と動画を取ろうと意気込みます。

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運転台をパチリ。

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ふと、見るとこんな張り紙が。撮影は禁止とのことです。
銚子電鉄は運転席と客席の間の仕切りが、無いに等しいです。その気になれば簡単に運転席に侵入することができます。おそらく不心得者が運転席に入って写真を撮るようなことがあったのでしょう。

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さて気を取り直して、そろそろ出発です。
全行程で約20分ほどの運行となります。

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右の白いシャツの男性が車掌サンです。切符は車内でこの車掌サンから買います。

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買った切符は外川駅までの往復割引切符、540円です。銚子-外川は310円ですので、こちらの切符の方がお得です。
一番右が銚子→犬吠・外川への乗車券、一番左が犬吠・外川→銚子への乗車券になっています。その間には銚子にある様々な観光施設の割引券になっています。ちなみに小廻手形という一日乗り放題(ぬれ煎餅一枚つき)の切符もありますが、今回は往復のみで途中下車はしませんので、往復乗車券の購入となりました。

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出発した電車は、銚子駅を出発しました。次の駅の仲ノ町駅には、すぐに到着します。仲ノ町駅には車庫があり、801型の電車が止まっています。電車の中から撮影です。

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銚子電鉄の運行区間の真ん中の、笠上黒生駅に到着です。銚子電鉄は単線ですが、この駅の部分のみ複線となっています。銚子行きの電車と、外川行きの電車はここですれ違うことになります。

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銚子行きの電車が来るまでの時間に電車を降りて、駅舎を撮影。外川駅の駅舎同様に時代を感じさせる駅舎です。

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銚子行きの電車がやってきました。702型と思ったら、先ほど外川駅でみた、桃鉄の1002型が後ろに連結されています。そして行先表示は「貸切」となっています。

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冷房のない電車内は、おおくの客でごった返していましたが、おおくの客は犬吠駅で降りておきました。

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電車内がすいたので、車内の様子を撮影。

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この電車は昭和34年に、日立が作ったようです。

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以前は丸ノ内線で使用されていた電車でしょうか。

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懐かしいと思ったのはコレ。昔、東京の銀座線などは駅に到着する直前に、車内の電気が1・2秒消えました。その際はこの電球が光り、車内が真っ暗にならないようにしたのです。外川に到着後は、そのまま同じ車両で折り返します。私は車内を移動して再び、かぶりつき席を確保します。しかし犬吠駅で大勢の客が乗ってきて、車内は通勤電車並みの混雑に・・・
撮影どころではなくなりました。と、いうことで帰りの写真はなしです。
来た機材でそのまま折り返す。修行僧でおなじみの行為ですが、飛行機で体験したことのないこの体験を電車で初めて経験しました。

12 responses on 銚子電気鉄道

  1. くぅねる より:

    駅から車両まで何もかもレトロな雰囲気が漂っていますね~。
    今時、非冷房の電車も珍しくなりましたね。
    風を感じながら走る電車に、久々に乗りたくなりました!

  2. 落武者R より:

    私にとっては近くて遠い銚子電鉄です。なかなか情緒があって良いですね。
    実は濡れせんべいが有名になるまでその存在をしりませんでした(笑)
    財政難なのはわかりますケドこのラッピングはいただけないです。。
    笠上黒生駅の植込みの裏に見える灰色の車両?はなんでしょう?
    ちょっと気になります。

  3. さ と より:

    あれれ〜〜〜〜〜〜
    とうとう最後まで名物[E:smile]ぬれ煎餅が登場しなかったですね
    銚子電鉄レポート
    綺麗にまとまった男テツらしい日記です
    それにしても存続の危機があるのでしょうか?
    以前、 動かない遮断機が話題になってしまいましたが

  4. 餌釣師 より:

    全体的に古めかしく、懐かしい感じがしますね。
    マニアが喜びそう。
    駅舎もいい感じなんですが、コーラの自販機が雰囲気をぶち壊してますね~
    飛騨高山とか京都に納めている茶色の自販機を流用するとか、あとは瓶の自販機にするとかなんか工夫が欲しかったですねぇ。

  5. いはち より:

    そうですか~修行テツですか~
    それにしても この自動販売機が全てをぶち壊して
    いるみたいですね。
    銚子電鉄の茶色い車両、この前銚子に行った時は
    まだ新品のようでしたが、潮風が当たって錆が早い
    のでしょうか?

  6. Dr.鉄路迷 より:

    しっかりテツでしたね~。
    801が動いていなかったのは残念ですが、そのかわり普段なかなか動かない702の走行シーンを撮影できるとは・・・!
    テツ子電車の1002に乗ったのですね。こちらは丸の内線出身です。
    桃太郎の1001は銀座線から来たんですよ。
    丸の内線と銀座線は瞬時停電がありましたね。
    ま~くさんもよくそのときの予備灯を覚えていましたね。今は使うことの無い予備灯ですね。

  7. ま~く より:

    くぅねる さん
    銚子電鉄は全区間のっても20分ほどなので、ちょこっと
    乗って楽しむにはちょうど良いです。
    風をきって走る電車を体感するのも楽しいです。

  8. ま~く より:

    落武者Rさん
    以前から銚子には、たまに出かけているのですが乗ったのは初めてでした。ただあまり乗ろうとは思いませんでしたので、今回乗ったのもやはり、一時期話題になった効果ですね。
    笠上黒生駅の植え込みの灰色のもの、車両のようですね。
    写真と撮った時は気がつきませんでした(笑)
    次回に行く機会があったら確認してみます。

  9. ま~く より:

    さ と さん
    ぬれ煎餅は実は私の家の近くでも買えたりするので
    今回はあえて買いませんでした。
    一時期の財政難は社長の着服の影響が大きかったですが今はどうなんでしょう。今回乗っている限りでは乗客は多かったです。運営もテツと思われる若い人が働いていたりして手作りの運営といった感じでした。

  10. ま~く より:

    餌釣師さん
    たしかに自販機を茶色くした方が雰囲気を損ないませんね。
    落武者Rさん指摘のラッピングの件といい、もう少し工夫をすればもっと雰囲気が良くなる感じがしますね。

  11. ま~く より:

    いはち さん
    海のすぐ近くを走る鉄道ですので、潮風の影響はあるのですかね。
    車両(台車)が良くないのか、線路がよくないのか感マリ揺れる電車でした。
    カーブだけでなく直線でも揺れていましたから(笑)

  12. ま~く より:

    Dr.鉄路迷 さん
    詳しいコメントありがとうございます。
    702は珍しい車両だったのですね。写真が撮れてよかったです。
    予備灯は子供のころに親に連れられて銀座線に乗る時に、一瞬電気が消えるのを、いつも楽しみにしていましたのでよく覚えています。


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