出版不況と言われる昨今であるが、そんな中で村上春樹氏の「1Q84」という本が爆発的に売れて話題になっている。村上春樹氏という人物の作品は1980年代から読んでいるが、なんとも奇異な作家である。
まず最も変わっているのは作品の舞台設定である。例外は数多くあるが、多くの作品では物語の世界は現実世界とは違う不思議な世界である。ある種のファンタジーの世界といえる。(1980年代に小生はこれを「春樹ワールド」と名づけていた)
もうひとつ変わっているのは、作家にしてはプロモーション力が高いのだ。意地悪な言い方をすれば、必ずしも作品が良いから売れているというわけではないのだ。
今回の「1Q84」などは、まだ発売になる前からAmazonで10,000部以上の予約が入っていたという。しかも物語の内容は徹底的に伏せられていたのだ。つまり誰も内容を知らない状態で、多くの人が予約をしていたことになる。内容が良いから売れたという論は成り立たない。
村上氏は1980年代に「ノルウェイの森」で頂点を極めたものの、その後はほとんど動静が伝わることがなかった。それが今回の大ヒットとなった。つくづく不思議な作家である。
ちなみに「1Q84」であるが小生は、まだ読んでいない。天邪鬼としてはもう少し落ち着いてから、こっそりと読もうかと思っている。
あえて今までブログには書きませんでしたが、私も村上春樹は好きですよ。
中でも”風の歌・・・”が一番好きです。
とっても影響を受けたと言っても過言ではないです。
「国境の南・・・」で一度離れましたが、「アフターダーク」で久々に読みました。
ただ、”僕と鼠”の三部作を上回る衝撃は感じなかったです。
今はもう、中毒症状って感じもなく、私も「1Q84」は文庫本になる頃に読もうかと思っています。
追伸:1984・・・私はその言葉の響きでど~も渋谷の南平台交差点あたりを思い出してしまいます(笑)
私、雑誌や漫画は好きですが本は読まないんです
人気文庫本も沢山貰うんですけど……
一応〜小さい頃から推理小説や鉄道物を読んでいました
森村さん横溝さん津村さんや西村さんです
殆ど映画化やドラマ化…火曜サスペンスや土曜ワイド劇場〜される人気作品です
この作品。内容も明かされないうちから予約殺到だなんて ほんと日本人はブランド好きだなぁって テレビで紹介されていた時思いました(笑)
でも実際はそれなりに面白いのでしょうけど。。
実は私もあまり読書はしないのですが(苦笑)
唯一全作読んだとすれば 元パイロットの内田幹樹さんや田口美貴夫さんかしら。彼らの作品は読んでいて鳥肌がたちます。
あとは123便関係。。
私も「風の歌を聴け」を読んだときから
彼の作品を全て読まなければ気が済まなくなりました。
特に鼠といっしょの作品を読んでから
やたらビールを飲むようになったのです。
同じような青春を生きてみたい・・そう思いました。
中国行きのスローボートではかなり感情移入して
しまったかも。
ちなみに私もIQは読んでません。
昨日海岸で読んでいる奴を見てやたら腹が立ったんです。
何故か。
餌釣師さん
「風の歌を聴け」は初期の作品ですね。私も読んだはずですが、
残念ながらこの作品のストーリーが思い出せません。
私が一番、印象に残っているのは「羊をめぐる冒険」です。
大ヒットになった「ノルウェイの森」よりも印象に残っています。
「1984」は私も読むのは文庫本になってからかもしれません。
南平台、何かいわくありげですね(笑)
さとさん
西村作品は鉄道モノが多いですね。この人は時刻表テツなのではないかと勝手に思っています。
私の場合はあまりサスペンスものは読まないのですが、一時期
浅見光彦シリーズにはまって読んでいた時期があります。
こちらもテレビでドラマになっていますね。
落武者Rさん
私も内容が明かされない時期に予約するという心境が分かりません(笑)
内田幹樹さんや田口美貴夫さんは両名とも名前は知っているのです
が、実は作品は読んだことがありません。そういえば何で読もうと
思わなかったのだろう・・・
飛行機関係ではタイの整備士さんが書いた本が、飛行機に興味を持った当初は参考になりました。
あとはエアバンド関係・・・(笑)
いはちさん
村上作品を読んでいた頃は、まだお酒を飲めない年齢だったのです
が今読んだらビールを飲みたくなるでしょうか。今度、機会が
あったら試してみます。
海岸でそんなに沢山の人が読んでいましたか。
やはり、まだまだブームが下火になっていないようですね。