羽田空港の再拡張工事に関する見学会の最後は、新しく建設が進むD滑走路の工事現場となった。
現在、羽田空港では3,000mのA滑走路とC滑走路、横風用で2,500mの長さのB滑走路で運用されている。新しく建設されるD滑走路はB滑走路と平行した沖合いに、2,500mの長さで建設されている。
当初は3,000m級の滑走路を作る計画もあった様だが、多摩川の流れの支障にならないことや周辺の漁業関係者との調整もあり、現在の計画となったようである。見学会ではさすがに、滑走路の建設現場に入る事はできないが、新滑走路に隣接するところからの見学となった。
D滑走路の建設に当たっては、前述の通り多摩川の流れの支障にならないように考慮した結果、通常の埋め立てではなく橋梁方式がとられている。すなわち何本もの橋脚を海に立てそこに横板を渡していくイメージである。現場では空港が運用中であることから、高いクレーンを使えなかったり、海上という場所柄もありなかなかの難工事であるとのことであった。
見学会は、この後に第1ターミナルビルに戻って終了となった。全部で一時間ちょっとの見学会であったが、大変楽しむことができるものであった。
こんな感じでD滑走路が建設されます。
建設現場はこんな感じ。
写真はD滑走路とターミナルのある島を結ぶ誘導路の辺り。
D滑走路の端の部分。
橋脚のようになっているのが分かります。
飛行機の燃料備蓄庫も新設されるとのことで、輸送船の接岸施設が
手前に作られています。(黄色と黒の縞模様の施設)
見学中もたくさんの飛行機が離陸していきます。
プレハブでD滑走路展望台が作られていました。
この屋上で見学が出来るのですが、供用開始後も残して欲しいものです。
テクニカルセンターの先のトンネルをくぐったトコですね?
私はたまにここで昼寝しています(笑)
自家用車のバンパーを擦ったのもここです(苦笑)
滑走路完成にも様々な苦労話があるみたいですね
政権交代の影響は無さそうですか?
とにかく利用者増大が建設の最大目的ですから、一日も早く完成し経済的効果を生み出して欲しいものであります
それはさておき、見学会は羨ましいです
(笑)
海の上に誘導路があると澳門空港みたいな感じになりますね。
Dを使うときはターミナルからかなり遠くて時間がかかりそうですね。
D滑走路の橋桁に沢山スズキとかがついてそう(笑)
多分船も近づけないと思いますので、ルアーを流し込んだら一発で食ってきそうです。
落武者Rさん
お昼寝スポットでしたか(笑)
バンパーを擦ってしまった、事故現場だったのですね。
あまり一般車両の入ってこないところですし、写真を撮るにも良さそうなところですね。
さとさん
この工事自体は政権交代の影響はないでしょう。
今回の見学会は普段では体験できないことを多く体験できましたので収穫が多いものとなりました。
Dr.鉄路迷さん
結構な距離がありますので、タキシングでは時間を要しそうですね。JALを利用しているとC滑走路まで遠いのでタキシングが長く感じていますがそれ以上ですね。
そう言えば成田もB滑走路を使用する際は、かなりタキシングが長いです。
餌釣師さん
今なら工事関係者を装って、入り込めば釣り糸をたらせるかも知れませんよ(笑)
ブラックバスだけでなく、シーバスもやるんですか?
生態系が変わらない様に努力しているのですね。
いつも羽田から帰って来るときにD滑走路展望台
の看板が気になっています。
今度行って見たいですね。
いはちさん
羽田沖は穴子の有名な漁場ですし、近隣の漁協との交渉はかなり
神経を使ったようです。
D滑走路展望台というのが最後の写真ですね。
ただ場所としては非常に分かりにくい場所にある上に、土曜日は
閉鎖しているそうです。