製麺堂てつ（千葉県鎌ケ谷市）

東京都に緊急事態宣言が発令されている事を受け、小生の会社でも在宅勤務が導入され出社は2日に一度というペースになっています。そんな在宅勤務の日は自宅で昼食をとることになりますが、限られた時間で食事を作り、食べ、片付けるというのはなかなか慌ただしいです。

そんな事もあり最近では以前から気になっていたけれど、入ったことがない自宅近くの飲食店に行くことも増えてきました。今回、紹介する「製麺堂てつ」もそんな店の一つです。店に入る前は気が付きませんでしたが、この店は山岸一雄氏が開いた東池袋大勝軒のの流れを汲む「麺屋こうじグループ」のお店のようです。麺屋こうじグループから巣立った有名店は多く、松戸にある「中華蕎麦 とみ田」の富田治氏や新小岩にある「麺屋 一燈」の坂本幸彦氏などがいます。

初めて入るラーメン屋で小生が決めているのは券売機の一番左上のボタンのメニューを選択するという事です。たいていの場合、お店イチ押しのメニューが、左上に配置されるケースが多いからです。と、いう事で初訪問で注文したのは特製醤油ラーメンとなりました。つけ麺が有名な、麺屋こうじグループですが汁麵が一番左上に配置されているとは少し意外でした。

こちらの店では豚バラ肉を煮込んだバラチャーシューと豚ロース肉を低温調理したロースチャーシューの2種類があり、特製醤油ラーメンでは2種類から3枚を好きな組み合わせで選ぶことができます。今回はバラ1、ロース2で注文する事にしました。

肝心のラーメンはこんな感じの出来上がりです。大振りに切られたネギが目を惹きますがこのサイズのネギが入っているのは少し珍しい気がします。またチャーシューはバラチャーシューが1枚ラーメンの上に乗り、ロースチャーシュー2枚と味付け卵は別皿で提供されます。

食べてみるとスープはあっさり目の味となっています。麺は細麺のストレート麺ですのでスープとよく合います。ただ麺の上のバラチャーシューは脂がたっぷり載っていますので早めに食べないとスープに油が溶けだして少しスープがオイリーになる気がします。全体的には良くまとまった一品だと思います。

また別な日にはやはり、東池袋大勝軒系のお店という事でつけ麺をという事で、特製つけ麺を頼んでみる事にしました。こちも3枚のチャーシューを2種類から選べるのは、特製醤油ラーメンの時と同じです。ただこちらは麺が太麺になります。食べてみるとモチモチの食感の麺は小麦の風味をしっかりと味わう事ができます。スープは大勝軒らしい濃厚な魚介スープですが、他店よりも少しパンチがある気がします。

そこに、刻みゆずが爽やかさを演出してくれるので、飽きずに食べ進むことができます。こちらもなかなかの仕上がりとなっています。また脂身の多いバラチャーシューと比べると低温調理のロースチャーシューはあっさりと食べる事ができるので、パンチの聞いたつけ麺にはこちらが合う気がします。

またこちらではこんな感じで日替わりのメニューも用意されていますので、好みのものがあるときに狙って行くのも楽しいかもしれません

お店の場所はこちらです。