まんてん~神保町のカレー屋

最近は歳のせいか(と言っても30代だが・・・)食事の量が減ってきた。そうなってくると食事に関する思考も変わってくるもので、以前は「質より量」という感じであったが、最近は180℃変わり「量より質」というようになってきた。

そんな中で、困るのは小生の勤務地である水道橋~神保町にかけてのランチ事情である。このエリアは学生が多いエリアということもありランチで出てくる量が多い店が多い。中でもこのエリアの両横綱は「まんてん」というカレー屋と「いもや」という天丼屋(天ぷら定食ととんかつの店舗もある)である。両店ともに安価でボリューム大々満点の食事を提供する店である。一人で食事に行く際にはその量に恐れおののき両店とも行かないのであるが、同僚と一緒に食事に行く際にはこれらの店に行く機会がある。

今回はこのうちの「まんてん」について書こうと思う。メインストリートから少し奥まったところにあるにもあるにもかかわらず12時前後には大変な混雑である。この店の基本となるのは挽肉カレーで、煮込む時間などかなり手の込んだものである。また並カレーで400円、カツカレーでも550円で手軽であるが、驚くべきはその量である。楕円形のさらに山盛りのご飯の上にカレーソースがかかって出てくる。

まんてん(東京・神保町)

小生の場合は並の量でも食べきれないのでいつも「ご飯を半分で良い」としつこく注文するのであるが、いつも最終的には通常の量とあまり変わらない量のカレーが出てくる。
それから盛り付け方法も独特なものがある。通常カツカレーはご飯の上にカレーソースをかけその上にトンカツをのせるのが一般的であると思うが、ここの店ではさらにその上にカレーソースをかける。必然的にボリュームも「まんてん」となるのである。

気になる味の方はというと、簡単に言うと学食のカレーとも言うべき庶民的なものである。基本的にはリーズナブルに空腹を満たしたい人向きの店である。「胃袋に自信がある!」という健啖家の方には是非、この店の『全部のせ』というメニューを試して頂きたい。
この界隈には対照的に「まんてん」倍以上の値段でカレーを提供する店もあるので折を見てそちらについても書いていこうと思う。


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