日産・ノート e-Power 購入

購入まで

きっかけ

拙宅で使用している自動車(日産・リバティ)のオルタネータが度々、不調になっていました。オルタネータとは簡単に言えば発電機で、エンジン回転にに合わせて発電を行いバッテリに充電します。車のエンジンは圧縮したガソリンと空気の混合気に電気を使ってスパークプラグで発火させる事で回ります。

ところがオルタネータが稼働しなくなると、バッテリに電気が貯められずバッテリに充電された電気が枯渇するとエンジンが停止してしまいます。一昨年から何度かオルタネータが不調に陥り、その都度修理に出しオーバーホール等をしていたのですが、先日になりまたもやオルタネータの不調に陥ります。不調発生の頻度を考えると今回はオルタネータの交換が必要ではという気がします。

オルタネータというのは少し高めのパーツであるため、交換となると工賃と合わせて10~15万程度の費用が必要になります。初回登録から20年以上経つ車にそれだけの費用をかけるのであれば、それを新しいい車の頭金にしたほうが良い気もします。加えて昨今の原油高を考えれば、6~7km/L 程度しか走らない車よりも低燃費な車の方が良い気もします。

と、いう事で約10年ぶりに車を買い替えることにしました。。

日産プリンスにて

リバティを買ったのは、かれこれ20年以上付き合いのある中古車店でした。担当者I君が小生と同い年という事もあり、長い付き合いになっています。しかし今回はまず、日産の正規ディーラーに行って見ることにしました。

日産プリンスに行くと試乗を勧められましたので試乗してみることにしました。試乗したのはノート e-Powerという車でした。この車はガソリンエンジンを搭載しているものの、エンジンは専ら発電機として使用され、走行には使用しません。発電機からバッテリに供給された電気を使ってモータで駆動するという他のメーカでは見られない方式です。

試乗してみると、車内の静粛性に驚きます。エンジンが回ってもほとんど車内には音が伝わりません。車内に伝わてくるのは風切音とタイヤが道路に接地する音だけです。一般的なガソリンエンジン車のように加速の際にエンジン回転を挙げる必要がありませんので、車内が静かなのです。またEV(電気自動車)特有の加速の良さも好印象です。

車自体はなかなか気に入ったものの、見積もりを取ると諸々合わせて300万円以上になりました。コンパクトカーでこの価格とは昨今は自動車が本当に高くなりました。さらに驚いたのは世界的な半導体不足の影響を受け、納車まで4~5か月後との事です。これでは不調を抱えた車の代替にはなりません。

中古車店にて

仕方がなくリバティのオルタネータ修理の相談のために、中古車屋のI君を尋ねることにしました。そしてリバティの修理見積の依頼と合わせて、何か良い車がないか相談してみます。いくつか希望条件を伝え、修理見積と並行して車を探してもらうことにしました。そして、その間の足として代車にトヨタ・プリウスを借りることになりました。

翌日になるとI君から電話が入り、やはりオルタネータは再起不能で交換しかないと伝えられます。するとI君は何か良い車がないか探すので少し時間が欲しいと言ってきます。車を探している間、代車のプリウスは乗っていて構わないとの事でした。

別な店舗へ

I君が勤務する中古車屋は東京都と千葉県に6店舗あります。I君の勤務するのは都内の店舗なのですが、拙宅の近くにも店舗があります。もともとI君も拙宅近くの店舗勤務だったのですが、売上成績の良いI君は都内の店舗に異動になっていたのでした。

拙宅近くの店舗は保有車両も多いので少し見に行ってみることにしました。するとシルバーの、ノート e-Powerが目に留まります。E12という一世代前のノート e-Powerですが、年式も浅く走行距離も30,000kmも走っていません。ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの2セットがついていて、装備関係もかなり充実したものとなっています。本当はもう少しサイズの大きい車が好きなのですが、価格的にも手が届く範囲ですので候補に入れておくことにしました。

日産・ティアナ

1週間ほどして、I君から連絡が入ります。なんでも日産・ティアナが新たに入荷したので見てほしいというのです。そこで早速、I君の勤務する店舗に行ってみることにしました。

ネイティブ・アメリカンの言葉で「夜明け」を意味する名前を持つ、この車は北米市場で好評でした。北米で受けるだけあって車内も広く、トランクも充分な広さがあります。車の状態を見ても良い状態を保っていますし、装備関係も充実してお買い得感がある車で、以前の小生であれば購入したでしょう。

しかし3ナンバーをつける、2.5Lのガソリン車です。燃費面では良くても10km/L前後というところでしょう。ロシアが世界の原油市場から締め出されていることを考えると、ガソリン価格は高値安定が続きそうです。

そう考えるとやはり、ティアナとノート e-Power の価格差はガソリンのランニングコストで充分回収できそうです。そこで、I君には拙宅近くにあるノート e-Power を購入することを伝え、購入が決まりました。

購入を決めてから手続き等が色々あったこともあり、約一か月後に納車となりました。

購入1か月後の印象

購入して1か月ほど経ちましたが、その走りは充分に満足いくものです。加速の良さは最新型のノート e-Power と変わりませんし、車体が小さくなった分、小回りもききます。そして何より燃費の良さは特筆もので、1リットルのガソリンで20km/Lほど走ります。一度の給油での航続距離も700kmほどと、前の車の3倍近くにもなります。

久しぶりにこちらの車であちこち出かけてみようかなと思わせてくれる車です。

6 responses on 日産・ノート e-Power 購入

  1. いはち より:

    なるほど、ノートEpowerを買われたのですか。
    ガソリンの値段が高騰している昨今では、良い選択だと思いますよ。
    リッター20キロですか。
    もう少し距離は伸びそうな気がしますが、やはりエアコン等を使い都市部での
    運転だからでしょうかね。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      実は購入後に二度ほど高速道路を使って遠出をしております。ガソリン車と違って電動車は高速走行では電費は良くならないんです。街中走行で回生ブレーキうまく使いながら走った方が燃費換算は良くなると思いますので、もう少し数値は改善すると思います

  2. あさと より:

    数字のことはわかりませんが
    今の車の3倍走れるのはすごいことですね
    お子さんが大きくなって
    奥様と3人での遠出の荷物搭載は大丈夫でしょうか

    1. ま~く より:

      あさとさん

      最近はガソリン車でも昔に比べると燃費は向上していますが、航続距離が3倍というのはやはり新しいシステムならではだと思います。給油の手間も少なくなりますし、ガソリン高の昨今にあってはやはり家計にはプラスです

      車の大きさが小さくなりましたので、必然的に積載量は少なくなりました。それでも3人分の荷物でしたら大丈夫そうな気がします

  3. 鉄路迷 より:

    車を買い替えたんですね。
    私の車も車検なので、この際買い替えようとしたのですが・・・。
    全然入って来なくて、納車までどのくらい待たされるのやら・・・。
    ということで、今回は車検を通してあと2年載ることにしました。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷さん

      最近の半導体不足による自動車の生産停滞は酷いですね。トヨタのVOCYなんかに至っては、ガソリン車は一年待ちハイブリッド車は受注停止だそうです。

      新車供給が滞っている影響で中古車市場も高値傾向が続いています。本文に書いた中古車屋も車は全然売れないけれど、車検で忙しいと言っていました。


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