東京では春一番が吹いたらしい。それもかなり強烈な最大風速27mとのことである。大阪も風が強かったが全国的に風が強くあちこちで交通機関が混乱したようである。今回の出張はいつもよりも一日遅く土曜日の帰京となったが、そんな中の帰京となった。
事前には何も情報がなかったので、いつものように大阪空港に到着し、セキュリティーゲートを通ると、小生に利用する予定であったJL128便が利用するはずの17番スポットの表示が、JL124便となっている。小生が空港に到着した時間にはそろそろ、羽田に着くはずの便である。グランドホステス(GH)に話を聞くと強風の影響で機材の到着が遅れたのでJL124便もDelayとなっているとのことであった。小生の利用するJL128便も搭乗開始が17:30過ぎになる見通しとのことであった。こちらもDelayが決定である。
例によってビールを飲みながら搭乗開始を待つこととなったが、実際に搭乗開始となったのは17:40過ぎとなった。しかも上空の気流の状態によっては、上空でトイレの使用を制限する可能性があるとのことであった。ここでいつもより一杯多くビールを飲んだことを少し後悔する。しかし実際には離着陸時のシートベルトサイン点灯時以外はトイレ使用の制限はなく、上空で揺れる場合はコールドドリンク飲みとなるドリンクサービスも通常通りホットドリンクのサービスも行われた。
ところがいつもと違ったのはこの後であった。まず機長のアナウンスで、CAにも全員着席・シートベルト着用の指示が出た。その直後のことであった。機体が激しく揺れだし、二度大きく急落下をしたのだ。空席となっていた座席に置いてあったイヤホンや、固定されていない客の荷物が宙を舞い、床に散乱した。小生の胸ポケットの中の携帯電話も、ポケットから飛び出すこととなった。まるで東京ディズニー・シーのタワー・オブ・テラーで落下したかのような衝撃であった。
最終的に飛行機は無事に羽田空港に到着したが、近くに座っていたCAはその時点でも放心状態で、小生が声をかけてようやく我に返るといった有様であった。中にはこんなに揺れたのは初めてと話すCAもおり、揺れの大きさを物語っていた。飛行機に乗ると離陸前に必ず手荷物を、棚に入れるか固定できる場所におくよう求められるが、そのことの意味を身をもって知らされることとなった。
現在の搭乗回数:14回(サファイアまで36回)現在のFLY ON POINT:16,240FOP(サファイアまで33,760FOP)