バリを旅行していて良く見る光景に、透明なビンに黄色っぽい液体を入れて店先に並べて売っているというものがある。看板にはPETROLとあるので、ガソリンを売っているということが分る。
売っているお店を良く観察しているとバイクで店を訪れた客が、店にお金を払って自分のバイク燃料タンクにに例の黄色い液体を入れて走り去っていく光景を見ることができる。つまりバイクの燃料を売っているということだ。
バリにもガソリンスタンドはある。時間帯によってはガソリンスタンドに列ができている事さえある。しかしながらこちらの方が安いのか、バイク乗る多くの人はこのようにして店先で売られている、ガソリンを買っているようである。
ガソリンというのは揮発性の高い燃料である。そんなものと透明なビンに入れて炎天下においているというのは、少々危ない感じもある。しかし小生が初めてバリを訪れた2002年にはすでに見られていた光景なので、大きな事故もなくこれまで来ているということなのだろう。
余談であるが、昨年のバリ旅行では看板にBENZINEと書いていた。日本でベンゼンというと、ドライクリーニングなどで使用する液体を思い出すが、調べて見るとこのベンゼンという呼称は国によって指し示す物質が異なるそうである。イタリアやドイツではいわゆるガソリンの事だそうである。今回、目にしたのはすべてPETROLという表記に変わっていたが、なぜ看板の表記が変わったのかについては興味深いところではある。