前日はバリの玄関口となるングラライ国際空港に着いたのが23時30分であったが、ほぼ同時に到着したオーストラリア、台湾からの便の客でimmigrationが大混雑となり税関を抜けたのが零時過ぎ、ホテルに着いたのは深夜の1時頃と移動に明け暮れた一日となった。本日は終日、クタに滞在しショッピングと散歩を楽しむこととなった。
【朝食】 -Bali Summer Hotel内-
投宿先である、Bali Summer Hotelにおける朝食となる。このホテルは日本円にして1泊1,000円/人という低予算で宿泊できるにもかかわらず、ホテルに併設されたレストランで朝食をとることができる。またホテルのサービスは平均並みのものであり、何か過不足があるということはない。
立地としてもJl.パンタイ・クタに面しており、クタの繁華街やビーチに行くには非常に便利な場所にある。ただしホテルそのものは老朽化しているという感は否めず、「ホテルの部屋が奇麗じゃなきゃイヤ!」という人には向かないだろう。
さて肝心の朝食である。ホテルの朝食は大きく以下の3つからの選択となる。
(1)Continental Breakfast
(2)American Breakfast
(3)Indonesian Breakfast
更に(2)に関してはゆで卵、目玉焼きまたはポーチドエッグからの選択、(3)に関してはナシゴレン、ミーゴレンまたはブブール(お粥)からの選択を行うこととなる。
バリに来たからには、何はともあれナシゴレンでしょうとのことで、ナシゴレンを注文した。しばらくして運ばれてきたナシゴレンは、若干量は少なめであったが、朝食ということを考えると許容の範囲内と考えられる。しかし変わっていたのはナシゴレンに上に載っているものである。
通常ナシゴレンの上には、目玉焼きが載っていることが多いのであるが、ここのはオムレツ状に焼いた卵が乗っており、その上にやたらバカでかいクルプッが載っているというスタイルである。味のほうはというと、これはほとんど味がしないというものである。仕方がなくテーブルにあったサンバルで味を足しながらの食事となった。まぁ宿泊費を考えれば仕方がないか、そう思わせる食事であった。
【昼食】 -POPPISE RESTAURANT―
昼食先はGg.ポピーズにある、POPPISE RESTAURANTを訪れる。ここは日本でナシチャンプルがおいしいと紹介していたサイトを見て行こうと思っていた店である。
店は高い壁で囲まれており、道路から店内をうかがうことはできない作りとなっている。またオープンエアとなっているために、四方を塀で囲まれているにも関わらず、閉塞感を感じないよう工夫が施されている。注文したのは勿論、ナシチャンプルである。見た目は大変きれいに盛り付けられており、食欲をそそるものとなっている。そして味の方はというと、おいしいことはおいしい。どちらかというと万人受けする味とも言える。しかし言い方を変えると、特徴のない凡庸な味なのである。日本にいた時から期待が大きかっただけに、残念な思いを否めない結果となった。
【夕食】 -ナイトマーケット内 DEPOT UMUM-
夕食にはナイトマーケットを訪れる。ナイトマーケットとは屋台風の店が立ち並ぶエリアである。以前のバリ旅行ではエリアの一番奥にある「DEPOT KUTA」という店に入ったが、今回はエリアに入ってすぐにある「DEPOT UMUM」という店に入ることとした。
まず注文したのは「空芯菜と豚肉の炒め物」と「カンビン・サテ」である。空芯菜は中華料理やベトナム料理でもお馴染みの食材である。この店の空芯菜の炒め物も中華風の味付けでまずまずの味であった。一方、もうひとつの料理であるが、カンビンとは山羊のことで、サテとは串焼きを意味する。したがってカンビン・サテとは山羊の串焼きことである。カンビン・サテの味のほうは、山羊特有のクセを感じることもなく、たれとの相性も抜群であった。(この二品は写真を撮り忘れてしまった)
次いで注文したのは「中華風鶏の唐揚げ」と「ミーゴレン」である。前者は普通の鶏の唐揚に中華風の甘辛いソースがついているもの、後者はいわゆる普通のミーゴレンである。
ミーゴレンは特徴のないものであったので言及はしないが、鳥の唐揚の方は骨付きの鶏肉が使用されておりジューシーな肉でよい味であった。以前にバリで食べた鶏肉はパサパサしているものが多いという印象を持っていたがこの唐揚は、小生の先入観を覆すものであった。ただ個人的にはついてきたソースをつけて食べるよりはそのまま食べるか、サンバルをつけて食べるほうが好みであった。