開発の遅延等の紆余曲折を経て、2011年にデビューしたBOEING 787であるが今年になって、トラブルが頻発している。今年になって本日までに発生したトラブルをまとめると以下のような形になる。
Date | Topix | Registory | Airline |
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2013/01/07 | ボストン・ローガン国際空港で補助動力ユニット(APU)から発火 | JA829J | JAL |
2013/01/08 | ボストン・ローガン国際空港で燃料漏れ | JA824J | JAL |
2013/01/09 | 山口宇部空港でブレーキトラブル | JA829J | ANA |
2013/01/11 | 松山空港着陸前に操縦席の窓にヒビ割が見つかる | JA816A | ANA |
2013/01/11 | 宮崎空港離陸前に左エンジン付近から燃料が漏れ | JA808A | ANA |
2013/01/13 | 成田空港で整備中の機体から燃料漏れ | JA824J | JAL |
2013/01/16 | 山口発、羽田行NH692便が飛行中に煙が上がり高松空港に緊急着陸 | JA804A | ANA |
昨年にはボストンの空港でカタール航空が出火トラブルが発生したり、ユナイテッド航空のB787が電機系のトラブルで緊急着陸したりしている。米連邦航空局(FAA)や日本の国土交通省もこれらのトラブルを重視しそれぞれ調査を行う事を表明している。
新規機種の航空機が就航から1~2年の間に初期トラブルを起こす事は通例と言っても良い事である。フランスAIRBUS社のA380も就航後に飛行中にエンジン部品が落下するトラブルが発生したりし、一時期カンタスがA380の運用を取りやめた事もある。
とは言え、BOEING社には一連のトラブルの原因究明及び対策を進め、安全な空の旅を楽しめるよう努めてもらいたいものである。
※2013/01/16 13:20 追記
1/16の緊急着陸について国土交通省は、当該事案を「重大インシデント」に指定し航空事故調査委員会で原因調査を行うこととなりました。
また日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)ともにB787型機の運航を当分取りやめる事を発表しています。
とりあえずリリースして、現場で出たトラブルをもぐら叩きのように潰していくいくんですね・・・ってマイクロソ○トの話です(笑)
人の命がかかっているのに、OSと同じ感覚でやっているんですよねぇこの国の人たち。
もう少し慎重にお願いしたいものです。
ト○タ自動車の故障データをでっち上げて騒ぐ前に自国の会社を何とかして欲しいです。
初期トラブルは私の知ってる限り777の時代からありましたね
きっともっと前の機種でもあったんだと思います
ですので
エクセル表の前半までの事故例はそういうもんだと思ってたんですが
ここにきてちょっと多すぎるな・・・とも感じています
ただあくまで確率の問題でコンマ未満の数字が微妙に変化してるだけだとは思いますが・・・
日本国民としましては
ユ○サのバッテリーが・・・と言うところに残念さを感じます
結構ANA機もトラブルに見舞われているのですね。
初めて知りました。私の乗った機材もあるかもしれませんね。
昨日の事故はあの程度で済んで何よりです。
今後どうなるのか?ボーイング社側はどのような対応を
してくれるかですね。
餌釣師さん
もぐら叩きって、なんか他人事には思えません(笑)
ただ問題発生-> 納期遅延、ということを繰り返した上で
ようやくローンチにこぎつけた飛行機ですので何かあるだろうとは
思いましたがここまでおきるとは流石に意外でした。
流石に米国当局も動き始めたようですね
あさとさん
初期トラブルは確かに新型機にはつき物ですし、車でも
新型車はリコールが起きることも珍しくないですね。
今回はバッテリがやはり問題のようですね。
個人的にはバッテリの素材の選定経緯を知りたいところです。
いはちさん
今年に入ってからのトラブルははじめはJALの方が注目されて
いましたが、昨日の事案で完全にANAmのが注目されてしまいましたね。
国内で脱出シューターが使用されたのはかなり久しぶりなの
ではないでしょうか。
米国当局から強い命令がでたようですので、ボーイングも
きちんとした対応に迫られそうですね。