通信環境 -タイ・ソンクラーン録 Vol.18-

今回の訪タイでは、現地の通信用として2台の携帯電話を持ち込んでいた。一つはSIMロックを解除したNTT DoCoMo のXperia SX(SO-05D)と、中国で使用していたNokia 1010である。前者はデータ通信用、後者は通話用としてである。別に1台のみでもよかったのであるが、前者は使い捨て後者は番号を維持する事をもくろんでの事である。

SIMの購入自体は到着したスワンナプーム国際空港のAIS(タイの携帯電話会社最大手)のカウンターで行った。2枚のSIM購入、データプラン(3G)の選択などややこしい上に、データ通信用のXperia ではAPNの設定など通信を行うために知識が必要となる作業もあるが、AISのカウンター嬢がそのすべてをテキパキと行ってくれていた。(とは言っても30分ほどかかったが)

そして実際に使ってみると、事前の予想通りイサーンでは3G回線でつながる事はなくGSMのみであった。しかしその通信状態も頻繁に通信圏外となるという状況で低速&不安定な状況であった。イサーンでもスマートフォンの新聞アプリで日本のニュースをチェックしようと考えていただけに、これは誤算であった。

後日、バンコクに戻ってからはGSMが圏外になるという事はなくなったものの、3Gでつながる事は一度もなく、GSMでの低速な通信を余儀なくされた。これで特に困ったのは、Twitterの利用であった。Twitter社のサーバのタイムアウト設定が早すぎるのか、ログイン時に遅い回線で待っている間に時間切れとなりログインできない状態となっていた。この状況はタイ滞在中は変わることなく、現地からは満足にツィートできない状態となってしまった。

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通話用に持ち込んだのは中国で買ったこちらのNOKIAの携帯

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当然ですがちゃんとGSMの電波を掴んでいます。

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データ通信用に持ち込んだのはこちらのXperiaです。
iPhone には現地のSIMを挿していませんでしたが、Xperiaがテザリングに対応しているので、テザリングを利用してiPhone でもデータ通信をしていました。

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掴んでいたのはこちらもGSMのみ

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AISの料金プラン。こちらは使用時間に応じて課金されるTime Baseプラン

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そしてデータ通信量に応じて課金されるVolume Base

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毎月課金となるMonthlyプラン。申し込んだのはこの中のUnlimitedでした。
毎月課金と言っても入金がなければ自動解約になります。

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AISのSIMカード。左が長く一般的であったmini-SIM(2FF)、
右がスマホ用のmicro-SIM(3FF)ですが、2FFのSIMをカットしただけです

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こんなサイズ変換アダプタも用意していきましたが今回は出番なし


8 responses on 通信環境 -タイ・ソンクラーン録 Vol.18-

  1. 餌釣師 より:

    やはり田舎に行ったら日本の俗にまみれた情報からは離れなさいという神様(仏様?)の思し召しかもしれませんね(笑)
    ローカルの方のお家だと無線LANの設備もなさそうですから通信手段の確保は苦労しそうですね。
    メッセージのやり取りの世界標準は未だSMSだというのが実感できますよね。

  2. あさと より:

    毎月課金で入金がなければ自動解約・・・
    素敵なシステムですね
    いろんなサイトの課金方法がそうであったらうれしいんですが
    大体が永遠に自動継続課金が続くのが多いです・・・

  3. 旅途愉快 より:

    ノキア製の携帯久々に見ました。
    日本ではノキアはあまり流行りませんでしたよね。
    通信に関しては無知なので、何故流行らなかったのか良く分りませんが。

  4. Akiko より:

    こんにちは。イサーンで3Gがつながらなかったのは分かるのですが、バンコクでもつながらなかったというのは不思議です……私はiPhoneを使っていてSIMはDTACという会社のものですが、バンコクに何度か旅行に行った時、普通にずっと3G使えてました。電波の問題じゃなくて、他に何か原因があったのかもしれませんね。もしかして、お姉さんが設定間違えたとか……

  5. ま~く より:

    餌釣師さん
    滞在先に固定電話がない事は分かっていましたので、インターネット
    回線などあるわけがないと、バンコクにいる間にSIMを調達していました。
    煩悩から解き放たれない私は仏様の思し召しでも俗にまみれた情報から
    離れるのは難しそうです(笑)

  6. ま~く より:

    あさとさん
    あちらの携帯はプリペイド式でリチャージした金額の中から使った分が
    差し引かれるという方式ですので、リチャージがなければ差引く事が
    できませんのでこういったシステムになっているようです。
    日本のようにクレジットカードの番号を抑えられていたりすると
    また状況も変わると思います。

  7. ま~く より:

    旅途愉快さん
    世界最大手の携帯電話機メーカのノキアがあまり日本市場に
    浸透しなかったのは日本の携帯電話業界の特質にあります。
    携帯電話会社がサービスの仕様を決めてそれに対応した端末をメーカに
    作らせて、全量を携帯電話会社に納めると言う方式に海外メーカは
    対応できませんでした。故に日本の携帯電話がガラパゴスと揶揄
    される状況が生まれたわけです

  8. ま~く より:

    Akikoさん
    タイ最大手のAISですが、3G網の整備では遅れているようです。
    バンコク在住の友人もAISを使っていますが回線の遅さには飽き飽きして
    TrueやDTACへの乗換えを本気で考えているようです。
    バンコク+AISのそのような状況は分かっていたのですが、田舎の
    イサーンに滞在する場合、最大手の携帯電話会社の方がつながりやすい
    だろうとAISを選んだのですが、やはり大変でした


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