イサーンの道路事情 – タイ・イサーン冷涼録 Vol.29 –

イサーンを車で走っていて感じるのが、道路の整備状況がかなり良いと言う事です。小生の海外訪問の経験の中ではかなり良いほうだと思います。

中国でもベトナムでも、都市部から少し離れると幹線道路にも関わらず未舗装のガタガタ道になってしまいます。しかしイサーンでは幹線道路は必ずきれいに舗装されています。幹線道路で穴が開いていると言う事には出くわしたことがありません。

イサーン 国道212号線

こちらは国道212号線の写真です。道路の状態は大変良いです。車で走っていると頻繁に道路工事をして入り様子を見かけますが、道路整備には行政が力を入れているのかもしれません。

そんな道ですから幹線道路は大変、走りやすいです。実はタイで速度規制の標識を見かけたことがないので、いつも制限速度がわからないまま走っているのですが、大体90Km/hくらいのスピードにとどめるようにしています。それでもドンドン抜いていく車がいます。タイでは交通死亡事故がとても多いですが、スピードの出しすぎもその要因のひとつだと思います。

イサーン 農道

一方で幹線道路を離れた牛が田んぼに向かうような道路でも、大抵はこんな風にきちんと舗装されています。さすがに幹線道路を外れると、舗装されていても、まれに穴が開いているなんてところもあったりしますので、その点は注意が必要です。車に乗っている分にはあまり問題ありませんが、バイクの場合は大きな事故につながりかねません。

イサーン 農道

また一部でこんな風に赤土がむき出しの未舗装道路もあったりしますが、未舗装でもきちんと平らになっていると言う事が多いです。そんなこともあり総じて車で走りやすい環境が整っていると言えます。


6 responses on イサーンの道路事情 – タイ・イサーン冷涼録 Vol.29 –

  1. 餌釣師 より:

    ベトナムもそうでしたし、ソウルも郊外に行くと舗装路にも関わらず結構ガタガタだったりします。
    上海も平らなのは中心部だけですよね・・・
    日本の道路工事、年がら年中舗装しなおしているのも、案外必要な事なんだなというのが判りますよね。

    1. ま~く より:

      餌釣師さん

      そうですよね。大抵は都市の中心部だけは道路がきれいに整備されていますが、少し離れると道路事情は悪くなる国が多いですね。日本のように道路がきれいな状態で維持されているというのは珍しいのかもしれませんね

  2. いはち より:

    20年くらい前に中国無錫の街からタクシーで大湖をを一周した時に
    市街を抜けたら道に大きな岩が落ちていたり、穴が開いていたりして
    びっくりしましたが、運転手は「普通だ。」と言っていましたが
    赤土の未舗装路のほうが走りやすそうですね。
    モータリゼーションの発達途中では日本でもそうでしたが
    交通戦争と呼ばれる時代を通って来ました。この国も車を持ってる=偉い人
    だと言う自負があるのでしょうか?

    1. ま~く より:

      いはちさん

      20年前の中国では私も土砂崩れで幹線道路がふさがれ行く手を阻まれたという経験があります。でもすぐに撤去する車が来て一時間もしないうちに通行可能になりました

      国内に自動車メーカがないタイではほぼすべての車が輸入車となり、それには高い関税が設定されています。それに加え中古車の輸入規制もあるので、中古車をタイに輸入することはできません。そんな車を買う事ができるのは必然的にある階層よりも上の人達と言う事になります。

  3. あさと より:

    なぜなんでしょうね
    軍隊と関係あるのでしょうか・・・・・
    あるいはイサーン地域に特に国王様が目をかけてるとか
    メンテするということは何に関しても大切なことですから
    そういうことができる国であり続けてほしいですね

    1. ま~く より:

      あさとさん

      憶測ですが国策として道路整備をしているのではないかと思っています。ご存知の通りタイは整備が進むインドシナ東西回廊の中間地点ですので、道路整備を進める必要性がありますからね。重要な幹線道路を整備しそれに伴って周辺の道路も整備されていくという感じではないかと思っています。


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