先日、印旛沼というところに出掛けてきた。小生も子供の時に何度か釣りに出かけたこともあるある場所であるが、実はこの印旛沼は同じ千葉県にある手賀沼と並んで、長らく水質汚染の進んだ全国の湖沼ワースト1,2位をとり続けていたところである。
ところがこの印旛沼にはあまり知られていないが、隠れた名物がある。それが鰻である。印旛村から国道464号線を成田方面へ走ると、沿道には印旛漁業協同組合が経営する鰻料理のレストランを含め何軒かの鰻屋があるのであるが、その中でも「い志ばし」というお店が美味しいという話を聞いて先日行って来たのだ。
現地に着くとまずお店の人に人数を言って番号札を貰い、その番号順に店に入れるというシステムになっている。席数は4テーブル16席で狭い上に、あまり綺麗とは言えない設備である。待っている間に注文をすることになるのだが、せっかく遠くまできたので、ここは奮発してうな重の特上(1,680円)を注文した。
30分ほど待つとようやく自分の順番となり店に入ったのであるが、席は店の状況を勘案すれば当然のことながら相席となる。相席がどうしても嫌な場合は4人で来店するしかなさそうである。一般的には白焼きにした鰻を蒸した後にタレをつけて焼くが、ここでは白焼きして湯抜きをして蒸さずにタレ焼きしているとの事であった。肝心の味の方はしっかりとした鰻の味が楽しめ、待った甲斐があったというものであった。特上についてくるフルーツのメロンも丁度良い熟れ具合で大変美味しかった。
ちなみにうな重の場合は上で1,365円、並で1,050円と鰻としてはお手ごろな値段設定なので機会があればまた行ってみようと思っている。