すでにLive!でお伝えした通り、昨日に今年5度目となる上海出張をすることとなった。本日はそのフライトの様子をお伝えしようと思う。
今回、利用したのは9:50 成田発予定のJL873便であった。ほぼ定刻通りに77番スポットを離れた、JL873便は予定通りRWY16Rへ向けてタキシングを行った。RWY16Rには5機の離陸待ちの飛行機がいたが順次離陸を行っていき、いよいよ小生を乗せたJL873便の順番となった。滑走路に進入したJL873便は、いったん滑走路上に停止することなく、そのまま離陸滑走を始めた。
しかし小生が異変を感じたのはその直後である。エンジンの回転数が上がらないのだ。いつもなら、ゴーという爆音を立てるところであるが、この時は何とも弱弱しい音である。当然ながら滑走速度は上がらない。いくら成田のA滑走路が4,000mと長くても、このままでは充分な滑走速度が得られず離陸できないのではと思っていると、急にブレーキがかかり誘導路へ退避した。そして誘導路から貨物エリアへ移動しで停止することとなった。
飛行機が停止したところで、機長からのアナウンスが入った。その話では3つある航法機器(ナビゲーションシステム)の1つに異常が見つかり離陸を停止したとのことであった。その後、JL873便は乗客を乗せたまま、いったんドアを開け、異常の見つかった機器の交換を実施することとなった。乗客にに対してはベルトサインがOFFとなるとともに特例的に携帯電話の使用許可が下るという異例の措置が取られた。
その後、30分ほどかけてメンテナンスを終えた、JL873便は再び滑走路へ向けてタキシングを行い、今度は無事に離陸をし上海へのフライトをすることとなった。現地への到着時間は1時間ほどのDelayとなったが、フライト自体は好天に恵まれたこともあり窓の景色を楽しみながらのものとなった。これまでに数え切れないほどの回数飛行機を利用しているが、離陸中止という初めての経験をすることとなった。
【本日の搭乗】
JL873便 成田-上海(浦東)
B767-300 Y Class
機内 はほぼ満席の状態でした。
せっかく電子機器の使用許可が下りているので、フラップが伸びている状態を撮影。
無事離陸して、江ノ島上空。
久しぶりに機内から富士山を望むことができました。この時期ですので、ほとんど雪はありません。
無事離陸出来てひと安心でしたね[E:coldsweats02]
こういう時は、何かお詫びの品(食事券とか)をもらえたりするんですか?
貴重な体験ですが、経験したくない体験かも?
ネタ的にはいいのですが!
昨年のこの時期、ここの頂上に行ってました(笑)
私は日本のドメと、上海から瀋陽に飛ぶドメで2回程経験しました。
面倒臭いですよね〜
いや~ すごい体験ですね。
その後も心配になっちゃうところでしょう。
良い天気でしたね。夏の富士が綺麗です。
ネズちゃん
このくらいの遅延ですと遅延食のようなものは出ないです。
行ったん飛行機を降ろされるような大規模なDelayなら
遅延食もあるでしょうが、私は経験ありません。
たけさと さん
こういう経験はあまりしたくないところです。
以前に機内エンターテイメントシステムのダウンで遅延した
経験はありますが、航行にかかわる箇所の不具合というのは初めてでした。
餌釣師 さん
この遅れのおかげで予定していた会議には出れませんでした。
まぁINT絡みでギリギリの日程を組む方も悪いのですが(笑)
いはちさん
この日は天気が良かったので快適なフライトでした。
個人的には少し雪がかぶった富士山が好きですが、夏のこういう富士山も好きです。
事故にならないでよかったです。
直前で故障に気づいてくれてよかったですね。
Dr.鉄路迷 さん
離陸前にわかって良かったです。
おかげで現地に無事到着しています。