磁浮交通科学館を出たあとに地下鉄を乗り継いで向かったのは、今回の宿泊先の最寄駅となる、上海火車駅である。事前の地図による確認では、ここから1km少しの距離がありそうだったので、タクシーを利用する事にしていた。
予定通り上海火車駅の地下にある、タクシー乗り場で火野正平似の運転手が運転するタクシーに乗車する。そこまでは予定通りであった。しかし小生を乗せたタクシーが地上に出たところで、アクシデントが起きた。地上の道路を走ってきた車と接触事故を起こしたのだ。状況からすると明らかに正平の前方不注意である。
見ると相手は同じタクシー会社のタクシーで、先方のタクシーにも乗客が乗車していた。軽い接触事故で双方に怪我人がなかったのは、幸いであった。しかし参ったのは、ここで正平が逆切れして相手の運転手を罵りだしたのだ。場所は駅の目の前で、交通の妨げになる事は必至である。しかし5分もしないうちに、公安が飛んできて邪魔だから移動するように指示を出す。
二人の運転手も公安の言う事には素直に従い、現場から少し離れたところにタクシーを移動させた。ところが二人はそこで第二ラウンドを始めたのだ。会社に携帯で話をしながら、罵り合うそんな状況が続くのだ。
最初は同じ会社なのだから、すぐに方付くだろうと思って眺めていたのだが20分ほど経っても、一向に解決する気配がない。先方のタクシーの乗客は大人しく、タクシーの中に座っていたが、小生がいい加減に痺れを切らして、「時間がないから早くしろ」と言うとようやく二人はそれぞれの業務に戻る事になった。
気を取り直して改めて正平が、小生が乗車時に手渡した地図を見ると目の前の建物を指さして、そこだと言いだした。見るとそこには確かに、宿泊を予定しているホテルの建物がそびえていた。結果的に、目的地の目の前で、20分以上も無駄な時間を過ごす事になったのであった。
揉める運転手達。後でこの場所がホテルの前と気付きます。
はいはい、同じ会社だろうがダメなんですね~
彼らは、暖簾を借りているだけで、車は自前ですから、修理代も自腹になるんです。
だから相手に責任を押し付けようと必死なんです(笑)
これ、暖簾貸してるタクシー会社に通報してあげるといいえですよ、「客をほったらかして喧嘩してる」って。
クレームが閾値超えると、乗車禁止の処分になりますから。
あらら、到着するなり災難でしたね。
怪我が無くて何よりでした。
しかし、目の前が目的地だったとは。コントのような展開です(笑)。
正平、意外と負けん気強いですね~。
でも、目の前に着いてるならそう言ってくれよ[E:annoy]って思っちゃいますね。
日本のタクシーみたいに、乗ってる間メーターが上がっていくシステムじゃないんでしょうか?
なんかね、色と形が同じでも、グループが同じで会社は別の場合があるみたいですよ。フランチャイズみたいなかんじで。
中国では公共交通、プロの運転による事故が多いですね。
路線バスの事故も多いし。私は海南島で乗っている路線バスが追突しましたよ。
中国ではプロの運転が上手なのではなく、それを避ける一般運転者が上手なのですな。
餌釣師さん
タクシー会社の仕組みまでは知りませんでした。
まぁ中国らしい仕組みと言えば、そんな気もしますね
道理で必死なわけです。私もまだまだですね(笑)
くぅねるさん
本当に到着するなり、これでしたから今回の旅はどうなるの
だろうと思ってしまいました。
それにしても何のために待っていたのだかと言う感じですね。
ネズちゃん
逆に日本の場合は分らないのですが、上海のタクシーでは
メーターに一時停止ボタンがあるのです。この時もきちんと
一時停止ボタンを押していました。
そういえば以前に目的地の途中でメーターを一時停止にして
我々を車に残して、トイレに行った行った運転手がいましたよ(笑)
Dr.鉄路迷さん
私も今まで何度も中国で交通事故を目撃していますが、自分が
乗っている車が遭遇したのは初めてでした。
まぁあの交通事情では、何時事故があってもおかしくないですが。
私もツアーのバスが事故りました。瀋陽で。
やはり10分くらい言い合って、それではい、さよなら。
これでいいの?とガイドに聞いたら。いいの。だって。
そんなものでしょうかね。
いはち さん
私の場合も、結局どういう結末になったのかはわかっいません
文句を言ったら、すぐに終わりましたもので・・・
その一時停止ボタン
なんか悪用されそうですね
お客と結託して停めてる間に走った距離を
少し安めに客に請求して懐に入れるとか…(爆)
あさと さん
なるほど、そう言った使い方も可能かもしれませんね
でもそういうことには、まだ会ったことがないです。
今度、運転手の目を盗んで勝手に押してみましょう(笑)