中学生の頃に熱中したものに、オートバイのレース観戦があります。当時の世界大会(ロードレース世界選手権)は500㏄、250㏄、125㏄の3クラスでレースが行われ、日本からはYAMAHAのワークスチームから平忠彦選手が参戦し活躍していました。
その頃は、すべてのメーカが2ストロークエンジンで参戦していましたが、大排気量の2ストロークエンジン開発が商業的に直結しないことや、環境問題の影響を受け、motoGP クラス(1,000㏄)、moto2 クラス(2020年は765cc)、moto3 クラス(250㏄)に置き換えられすべて4ストロークエンジンの車両でチャンピオンシップを争うようになっています。
そんな、ロードレース世界選手権も、今年は新型コロナウィルス(COVID-19)の影響を大きく受けています。今年初めは以下のようなスケジュールで開催される予定でした。
NO | 決勝日 | 大会名 | 会場 |
---|---|---|---|
第1戦 | 3/8 | カタールGP | ロサイル・インターナショナル・サーキット |
第2戦 | 3/22 | タイGP | チャーン・インターナショナル・サーキット |
第3戦 | 4/5 | アメリカズGP | COTA |
第4戦 | 4/19 | アルゼンチンGP | テルマス・デ・リオ・オンド |
第5戦 | 5/3 | スペインGP | ヘレス・サーキット |
第6戦 | 5/17 | フランスGP | ル・マンサーキット |
第7戦 | 5/31 | イタリアGP | ムジェロ・サーキット |
第8戦 | 6/7 | カタルニアGP | カタロニア・サーキット |
第9戦 | 6/21 | ドイツGP | ザクセンリンク |
第10戦 | 6/28 | オランダGP | TTサーキット・アッセン |
第11戦 | 7/12 | フィンランドGP | キュミリング |
第12戦 | 8/9 | チェコGP | ブルノ・サーキット |
第13戦 | 8/16 | オーストリアGP | レッドブル・リンク |
第14戦 | 8/30 | イギリスGP | シルバーストン・サーキット |
第15戦 | 9/13 | サンマリノGP | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ |
第16戦 | 10/4 | アラゴンGP | モーターランド・アラゴン |
第17戦 | 10/18 | 日本GP | ツインリンクもてぎ |
第18戦 | 10/25 | オーストラリアGP | フィリップ・アイランド・サーキット |
第19戦 | 11/1 | マレーシアGP | セパン・インターナショナル・サーキット |
第20戦 | 11/15 | バレンシアGP | リカルド・トルモ |
ところが開幕戦のカタールGPで早くも影響を受けます。カタール政府は新型コロナウィルス(COVID-19)の感染が広がっていた、イタリアからの入国者に対して14日間の隔離をおこなう措置を3月2日から開始します。motoGP には有力なイタリア人ライダーも多くいますが、この措置によりカタール入りしてもグランプリへの出場ができないことになり、motoGP クラスは中止となります。
一方でmoto2、moto3 クラスについては、2月28~3月1日に行われた公式テストに参加するために、全選手、スタッフがカタール入りしていました。そのため、カタールGPはmoto2、moto3 クラスのみで行われるという異例のシーズンスタートとなりました。(ちなみにこの時のmoto2 クラスでは、 長島哲太選手が優勝)
その後も、各地での新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、現在に至るまでグランプリの再開ができていません。そんななか以下のスケジュールで改めて今シーズンが開催される方針が固まったようです。
NO | 決勝日 | 大会名 | 開催国 | 会場 |
---|---|---|---|---|
第1戦 | 3/8 | カタールGP(※1) | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット |
第2戦 | 7/19 | スペインGP | スペイン | ヘレス・サーキット |
第3戦 | 7/26 | アンダルシアGP | スペイン | ヘレス・サーキット |
第4戦 | 8/9 | チェコGP | チェコ | ブルノ・サーキット |
第5戦 | 8/16 | オーストリアGP | オーストリア | レッドブル・リンク |
第6戦 | 8/23 | シュタイアGP | オーストリア | レッドブル・リンク |
第7戦 | 9/13 | サンマリノGP | イタリア | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ |
第8戦 | 9/20 | エミリア・ロマーニャGP | イタリア | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ |
第9戦 | 9/27 | カタルーニャGP | スペイン | カタロニア・サーキット |
第10戦 | 10/11 | フランスGP | フランス | ル・マンサーキット |
第11戦 | 10/18 | アラゴンGP | スペイン | モーターランド・アラゴン |
第12戦 | 10/25 | テルエルGP | スペイン | モーターランド・アラゴン |
第13戦 | 11/8 | ヨーロッパGP | スペイン | リカルド・トルモ |
第14戦 | 11/15 | バレンシアGP | スペイン | リカルド・トルモ |
未定 | 未定 | アメリカズGP (※2) |
アメリカ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
未定 | 未定 | アルゼンチンGP (※2) |
アルゼンチン | アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド |
未定 | 未定 | タイGP (※2) |
タイ | チャーン・インターナショナル・サーキット |
未定 | 未定 | マレーシアGP (※2) |
マレーシア | セパン・インターナショナル・サーキット |
※1:moto2、moto3クラスのみ開催済
※2:7月末までに開催可否を決定
本来は当初の予定にあるように、1か国1開催で世界各地を転戦するのが基本スタイルですが、移動を少なくするためか同じ場所で2連戦になっていたりスペインに開催地が偏っています。またアジア開催の2戦に関しては、商業的な理由により、観客動員が可能な場合のみ開催するとしています。
今年は各クラスで、日本人選手の活躍が期待できただけに、一日も早く再開してくれることを祈るばかりです。
私にとってはちんぷんかんぷんの記事ですが(笑)
こういうイベントに関わってる業界は
1つや2つではありません
本当にもとに戻る日が早く来ることを祈ります
あさとさん
ちょっとマニアックな記事になってしまいましたね。バイクは車体が小さい分、車のレースよりも抜きつ抜かれつという展開になり易いので、わかってくると楽しめます
私、時速80キロでコケルまではバイクレースに出たいと
思っていたくらいバイクが好きでした。
2ストロークが出なくなってからは本当に興味が無くなった
のですが。
やはりレースからバイクの性能をフィードバックさせるので
一日も早い復活を願いたいです。
いはちさん
かなり変則的な日程にはなりましたが、7月19日に再開が決まりましたし、最低14戦は開催されるようなので何とかシーズンの形はとれそうな感じになってきました。花形クラスのMotoGP クラスも面白いですが、Moto2、Moto3クラスもそれぞれの楽しみがあるので楽しみです