昨年もこの時期に紹介したJACDECによる航空会社の安全度ランキングであるが、今年も昨年分のランキングが発表された。(→発表のサイト<英文>)
2012年のランキングでトップであったFIN AIR(Finland)は3位に後退し、変わってトップになったのはユニークなセーフティビデオなどでも話題になった、Air New Zealand(New Zealand)であった。しかしトップ3に入った航空会社の顔触れは変わっておらず、上位社は安定していると見ることもできそうだ。
一方で日本の航空会社は2012年と同じANAが12位、JALが前年より一つランクを上げて46位に入っている。世界に先駆けて導入したB787のバッテリートラブルで、欠航、目的地変更などが相次いで発生した両社なので個人的にはランキングが下がるのではと思っていた。しかしともに順位を落とすことがなかったのは、その他の面では安全運航の実績が高かったと言えるのかも知れない。
このランキングは昨年も説明したように1983年以降の安全運航の実績をもとに評価が行われている。そのため現在は大きな事故がなくても、過去に大きな事故を経験した航空会社のランキングが上がらない傾向がある。逆に歴史の浅くインシデントもない航空会社はいきなり上位に入りやすい傾向がある。2012年のランク外から、いきなり19位にランクインした深圳航空が等はその例であろう。新興航空会社のランクが乱高下しやすい影響が出たのは、AirAsia も同様で同社は昨年の29位からランク外に順位を落としている。
そんななかで一時は安全対策が不充分として欧州から出入り禁止を喰らっていたガルーダ・インドネシア航空が55位にランクインしたのは安全運航に関する同社の取り組みの結果と言えるかもしれない。
昨年の記事でも指摘したが本調査によるランク付けはある視点から見たもので、下位ランクの会社が危険と言う訳ではない。あくまでも参考情報として見て頂ければと思う
– JACDEC SAFETY RANKING 2013
※ランキング詳細は↑のリンクからご覧ください。
各航空会社このランキングを励みに安全運行により一層頑張ってもらいたいですね。
安全でない航空会社には乗りたくないですが、私的にはもう一度、高麗航空に乗りたいです(笑)
中国のドメの航空便に利用されている機材の内装なんか見てると真面目にメンテしているのかな?と心配になりますね(笑)
まぁ内装と安全性は直接関係はないですが、仕事っぷりとの因果関係は充分ありそうなので・・・
ANAの12位ってまあまあの所ではと思います。
2012年の所にある★マークって
なんでしょうか?
私はたぶんですが、将来ネパールに飛ぶ
飛行機に乗りそうです。
4,5,8,11等が歴史が浅い航空会社と言うことですね
このあたりはあと20年してからの数字が
正しい数字になるのかもしれません
あとは発表してるかどうかの問題がかの国にはあるかもしれませんね(笑)
旅途愉快さん
この時期はこの手のランキングがいくつか発表されますので
比べてみるのも面白いかもしれません。
高麗航空は出入り禁止となっている国も多いですから
乗る機会はなかなかなさそうですね
餌釣師さん
中国のドメのメンテナンスは確かに疑問ですね
以前に上海航空で広州-三亜に乗ったときは機材が飛行中に
ミシミシいっていましたからね。内装なんかもメンテナンスは
行き届いた感じはないですよね
いはちさん
★印は前年度のランキング外となります。
いわばランク外から躍進したことを示しています。
ネパールですか、私はあまりイメージが沸かないところですね
あさとさん
20年くらいのスパンでというのは私も同感です。
あまり昔の事故の影響でランクが上がらないという仕組みも
現状を反映できないので直近の20年間でランクをだすのが妥当
かと思います。新興航空会社の物差しをどうするかが課題にはなりますね