ドイツに拠点を置き世界の航空機事故などの評価を行っている、JACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Center)と言う機関がある。そのJACDECが昨年の安全度ランキングを発表した。その結果は以下のようなものとなる。
- FINNAIR (FIN) <2↑>
- AIR NEW ZEALAND (NZL) <10↑>
- CATHAY PACIFIC AIRWAYS (HKG) <3→>
- EMIRATES (UAE) <7↑>
- ETIHAD AIRWAYS (UAE) <4↓>
- EVA AIR (TPE) <14↑>
- TAP PORTUGAL (POR) <16↑>
- HAINAN AIRLINES (CHN) <5↓>
- VIRGIN AUSTRALIA (AUS) <-↑>
- BRITISH AIRWAYS (GBR) <13↑>
<>内は2001年のランキングと比較
評価方法としては、1983年以降の安全運航継続年数や事故のデータなどについて比較、ランキング化している。FINNAIRやCATHAY PACIFICが例年通り上位にランクされている。国内の航空会社では2011年のランキングでは1位だった全日空(ANA)が12位とランキングを落としている。一方、日本航空(JAL)は47位と比較的下位となっているが、これは1985年のJL123便が墜落した日航機墜落事故の影響もあるようである。
このランキングはあくまでもJACDECの基準でもので、ランキング下位の航空会社が危険と言う事ではない。あくまでも余興的なデータとして見てみる方が良いかもしれない。
これって、B787を導入したところは安全度が低くなっていたりして(笑)
でもJALさん、1985年の事故が2012年の安全度に影響しちゃうんですね。
客としては30年近く前の事故の後、安全に対する取組みがどう変わって、「今の時点」での安全度はどうなのか?知りたいと思います。
30年前の事故だからおざなりに、という意味ではなくあくまでも数値データだけの評価であるべきだとは思いますが、それでも過去から何十年もの実績を元にアベレージで評価されても、あまり参考にならないような気がします。
ANAさんは データー上で去年はナンバーワンだったんですか。
事故扱いにするレベルがどの程度からかにもよるのですが
次の株主総会でこの事が取り上げられるでしょうね。
キャセイが今私の目の前を通り過ぎています。
餌釣師さん
JACDECのサイトを見るとB787関連でJALとANAのインシデントは
大きく取り上げられていますので、この両社は来年のランキングに
影響はすると思われます。
飛行機の事故と言っても、その原因は
①パイロットの操縦ミスによるもの
②整備のミスによるもの
③航空機自体の欠陥によるもの
④気象条件によるもの
などが挙げられますし、上記の要因が複合的に重なって起きるわけです。
ですので、こういうランキングを作るとしてもどの観点に重きを置くか
で結果も変わってきますね。
おっしゃるように過去の実績のみではなく現在の姿を写す
物差しがあると良いんですけれどね
いはちさん
昨年の12月に庄内空港でオーバーラン事故があったりしましたので
そんなことも影響したのかもしれませんね。
本日から海外にお出かけなのですね。
気をつけて行って来てください。
大体10年のスパンで考えるのが良いかと思います
ただし
事故と言うのが何を事故とするのかが単純であってはならないと思います
アクシデント>重大インシデント>トラブル
等いろいろありますが
国の安全委員会がしっかりしていないと
航空会社からの申請のみで成り立つような案件でないことを願いますね
あさとさん
返信が遅れました。
10年位のスパンで考えるのが良いと言うのは
私も同意見です。
いずれにしても航空会社には安全に向けてたゆまぬ努力を
してもらいたいですね