携帯電話とダイビングの事以外は何も下調べをしなかったこの時の旅の最大の難関は食事である。作家の沢木耕太郎氏もその著書で書いているが、異国での一人飯は朝や昼だったら適当に済ます事は出来るが、晩御飯をきちんと食べたいと思うと苦労するものである。
そんな事を実感しながら歩いていると、ある店の前に客引きで立っているボブ・サップ似の男が声をかけてきた。
ボブ:ウチの店によって行かないかい
小生:何の店?
ボブ:イタリアンだけど、他にも色々あるぜ?
小生:ステーキが食べたいんだけれどあるかい?
ボブ:あるよ。ここのステーキはめちゃくちゃうまいんだ。
小生:じゃ、ここにするよ
いろいろ歩くのも面倒になっていた事もあり、そんな会話を経て店に入る事にした。席に案内されメニューを見ると確かに、男の言うようにイタリアンが中心であるがステーキもある。そこでのTボーンステーキ(37USD)との赤ワイン(27USD)をボトルで頼むことにした。
実は小生、Tボーンステーキを食べるのは生まれて初めての経験であった。やはり肉は日本の物と比べると歯ごたえがあるが、肉の味は充分に楽しむ事ができる。肉にはそれほど味付けされておらず、テーブルにあるステーキソースをかけて食えとの事のようである。このソースが独特の味わいなのだが、慣れると病みつきになりそうな感じである。しかし薄味好みの小生としてはこれを控えめにかけながら食べていくことになった。
最後に飲み切れず残ったワインをホテルに持って帰りたいとウエイトレスのおばちゃんに言うと、周囲を見回したあとレジの裏で袋に入れてくれ「内緒よ」とウインクしながら渡してくれたのであった
案内されたのは2階にあるこちらのお店
店内の雰囲気はこんな感じ
ショットでチビチビ頼むのも面倒なので一人でもフルボトル頼んじゃいます。
メインのTボーンステーキ。美味しかったですが量が多かったです
ヒレ肉やサーロインに比べてTボーンステーキは
かみ応えがありますね。かなり咀嚼しないと
飲み込めなかったりしてたいへんですが、私は
この部分が好きですよ。
ワインを飲みながらだと丁度良いのではと思います。
私は一人でも色々なホテルのレストランに入っちゃう
タイプです(もちろん予約はしますが)。
ボブサップ似の客引きですか・・アメリカ人でしょうか?珍しいですね。
グアムでステーキを食べるときにレアで注文すると
「レアはやめとけ。」とウエイトレスに言われる
事がありますが、この時の焼き加減は何だったのでしょうか。
Tボーンステーキは確かヒレとサーロインが肉の両側についているんですよね?
ヒレ側は柔らかそうなイメージですが、如何でしたか?
でかいアイダホポテトにでかいスクープでよそったライスが如何にもアメリカしてますね(笑)
E氏の夕食のようですね(笑)
牛肉をあまり食べない私には
多分お肉は1/3位で十分かもしれません
$27のワインですとそれなりのワインだと思います
どうでも良いようなお味でしたら
置いてくる・・・という結果になったかもしれませんが
お持ち帰りしたくなられたわけですね
表記にはメルロー種と書いてありますね
私は最近はシラー種を飲むことが多いです
いはちさん
貧乏性の私としては、ホテルのレストランに入るというのは
なかなかない選択かもしれません。しかも予約をしてとなると・・・
以前に上海で予約必須なレストランで食事をする日に、直前に
小姐と喧嘩してしまったので、予約の電話をお願いしたところ
自分でやれと言われて以来ないかもしれません(笑)
ステーキはいつも私はミディアムでお願いします。
焼きすぎの肉はいやですが、血がしたたり落ちるようなものも
いやなのでいつもそういう選択になっています
餌釣師さん
Tボーンの部位に関してはおっしゃる通りですね
肉の旨みが強いのはヒレの部分かと思いますが、やはりこってり系が
すきな私としてはサーロインの方が楽しめたという感じです。
ポテトとライス、確かにアメリカンな感じなのですが酒を飲んでいる
時に米を口にしない私は殆どライスには口をつけませんでした
あさとさん
「海外に行ったら現地らしい食事を」という事をモットーと
している私としては、アメリカらしい食事をと考えた結果が
こういうことになりました。ただ私も量的には多くステーキも
2/3ほどしか食べられませんでした。
ワインはブドウはメルロー種とありましたが産地は
カルフォルニアでした。写真にあるようにコルクがゴム製と
いう事に象徴されるように味は特筆するべきものはありませんでした
持ち帰りをお願いしたのは貧乏性のなせる業です(笑)