ファンダイビング – グアム潜水録 Vol.16 –

二日目の実習が始まる前にインストラクターから実習が終わった後に、もう1本潜らないか、との提案があった。実習自体は前回の記事の内容で終了し、その場でオープン・ウォータ・ダイバー(以下、OWD)のライセンスを取得しているので、この1本はOWDとして初めて潜るダイビングとなる。ちなみにOWDのライセンス保有者が趣味で潜るダイビングを、ファンダイビング(FUNDIVING)という。英語の名前の通り楽しみで潜るダイビングである。

これまでの実習では湾状になり波が比較的穏やかな、Out house beachという場所で行われたが、ファンダイビングは場所を移動しBomb Hole というポイントで行う事になった。この場所は続いていた遠浅の海がここで急に落ち込んで爆弾の跡のようになっている事から名づけられたらしい。(実際に爆弾の跡ではなく地震などで海底洞くつが陥没したとされている) グアムに行った事のある人なら、フィッシュアイ・マリンパークの「海中展望塔」の場所と言えばお分かりになるかと思う。

ガイド役のバディ(ダイビングのパートナー)浜辺から遠浅の海を300mほどの距離を歩くとようやく、ダイビングできるポイントに到達する。水中に入ってしまえば重さを感じないが、重力を感じる状態で器材を担いで歩くのは女性には少々きついのではないかと思う。海に入ってみると実習を行っていたポイントよりも海の透明度は素晴らしい。ログブックの記録によれば、実習を行ったOut house beachが5mほど、Bomb Holeが10mほどの透明度となっているので当然と言えば当然である。

このファンダイビングの経験は素晴らしかった。美しい珊瑚、その珊瑚のなかを出たり入ったりする無数の魚を見る事ができた。なかでもカクレクマノミなどは、小生が手を差し出し指先をくすぐるような動きをすると興味を示して寄って来る。その様子はまるで指先の動きに合わせてダンスをしているかのようである。また海中展望台の中から海を見ている人に対して、手を振ったりして過ごしていると予定の30分のファンダイビングの時間はあっという間に終了してしまう事となった。

今回は実習が主目的なのと、急に思い立ってダイビングをすることになったので事前の準備がほとんどない状態であったが、次回のファンダイビングの際には水中カメラを用意したいと痛切に感じる事となった。

GUAM diving

ポイント間の移動にはこちらの車を使います。ただし乗るのは助手席ではなく・・・

GUAM diving

こちらの荷台でした(笑)

GUAM diving

ポイントに到着です。ヤシの木が良いですね。

GUAM diving

ビーチからあそこの海中展望台まで歩いてエントリーです。

GUAM diving

他にも多くのダイバーたちがいました。


今回は講習がメインでしたので、水中で使えるカメラがありませんでした。
Youtubeでフィッシュアイ・マリンパークの「海中展望塔」を紹介した動画がありましたのでご参考まで。私は動画とは反対に海中から人を見ましたが

GUAM diving

ファンダイビング終了後は、ダイビングショップで出された弁当を頂きました。
とんかつ弁当でしたが、ボリュームは少なめでした。


10 responses on ファンダイビング – グアム潜水録 Vol.16 –

  1. いはち より:

    あら。カメラは持って行かなかったのですね。
    カクレクマノミの写真が見たかったです。
    水槽の中のじゃなくて水中の。
    海中展望台なんて施設が出来たのですね。
    きっと地震後に造られたのでしょう。
    しばらく行ってないので・・
    (ANAの成田直行便が無くなったのもあるのですが)

  2. 鉄路迷 より:

    ここでなら荷台でも気持ちがいいですね。
    寒いところでだったら拷問ですが・・・。
    ずいぶんと日本的なお弁当ですなあ。
    もっとガッツリ高カロリーなのかと思いましたが。

  3. 餌釣師 より:

    そうそう、何で水中の写真がないのかと思っていました。
    急な話で準備が追いつかなかったんですね。
    水の中で急にウミガメやマンタと遭遇する事があるので、カメラは必須でっせ。

  4. ま~く より:

    いはちさん
    カクレクマノミは南の珊瑚礁の海ですと比較的遭遇率の高い
    魚ですので、今度機会があったら写真に収めてみたいと思います
    海中展望台はかなりできてから年数が立っているようですが
    いつできたのでしょうね?少し調べてみたのですが詳しい事は
    分かりませんでした。

  5. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    こう言うピックアップトラックの荷台に人を乗せるのは
    南国ではよく見かける光景かもしれません。私自身も
    決して初めての経験ではありませんでした。
    弁当は恐らく日本人に合わせた物になっているのだと思います。
    前日は牛丼のようなものでしたし、何よりご飯の炊き方が
    街中のレストランとは違いました

  6. ま~く より:

    餌釣師さん
    急な話というのもありましたし、今回は講習がメインでしたので
    周囲の保有者に借りることもしませんでした。講習でのダイビングで
    カメラを持ち込むわけにはいきませんから。
    寒い時期に入りましたし、次回のファンダイビングの予定は未定ですが
    調達するカメラやハウジングの選定はすでに終えておりますので
    次回はカメラ持参で潜る予定です

  7. あさと より:

    ダイビングは
    体験して見てさらにその魅力にはまってしまうと聞きます
    そんな感じが文章からあふれ出ていますね
    凝り性のMKさんですから
    きっと水中カメラ機材を揃えるのでは・・・と思います
    前回もそうですが
    今回もお弁当は日式ですね

  8. Akiko より:

    グアムの海はカラフルなお魚がいっぱいで良いですね~
    そうそう、ダイビングの機材って本当に重たいですよね。
    はじめて沖縄で体験ダイビングをやったとき、海から陸に上がろうとして、機材の重さにつぶされて立ち上がれず、その場に倒れてしまったことを思い出しました( ´ ▽ ` 😉

  9. ま~く より:

    あさとさん
    ダイビングでは陸上では目にすることができない世界が広がって
    いますからね。体感する水温が変わるとそこにいる魚も変化する
    なんてことも実感できますので自然をまさに肌で感じる事が
    できます。
    カメラはかつては水中専用のものが多かったようですが最近では
    陸上で使うデジカメにハウジングという器材を取り付けて
    水中でも使えるようになっているものがあります。
    もちろん買う予定でおります(^^)
    弁当はやはり日本人向けになっていますね。

  10. ま~く より:

    Akikoさん
    グアムの海も綺麗ですが、以前に体験で潜ったバリの方が海は
    綺麗なように感じました。タイでもサムイは綺麗と聞いていますので
    一度は潜ってみたいものです
    水中に入ってしまうと重さを感じませんが、陸上に上がると
    途端に器材の重さを感じますね。女性の方ですとその重さに
    負けてと言うのは納得できます。


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