南京路歩行街にて -上海酸梅録 Vol.10-

ホテルで荷を解き整理を行ったあとは、南京路近辺へ出没する事にした。人民広場駅から南京路歩行街を歩き外灘までぶらぶら歩こうと考えたのである。新しく調達した一眼レフカメラで、外灘の夜景を撮りたいと考えたのである。ところが南京路歩行街を一人で歩いていると、女性に中国語で声をかけられた。

Imgp0170

 女:XX路にはどうやって行けばよいの?
 私:知らない
 女:昨日、台湾から来たから道がわからなくて
 私:私も中国人じゃない
 女:あなたは何人?インド人?
 私:違う(-_-メ)

そんな会話をしながら、なぜか女性は私について歩き出した。何度か私も知らないのだから、付いてきても意味がないと言うが一向に他へ行く気配がない。そしてそのうちに暑いからどこかの店で、お茶をしようと言いだした。

そこまで来て小生はピンときた。南京路界隈で美人局やボッタクリ飲食店の被害が出ている話を聞いたことがある。この女性は恐らくどこかのボッタクリ店の客引きなのであろう。そう思い当った小生は、女を振り切って外灘に向かう事にしたのだった。

上海・南京路

南京路歩行街、相変わらず人が多いです

上海・南京路

こんな銅像があるのは今まで気が付きませんでした(笑)

上海・南京路

お馴染みの光景です

上海・南京路

頭上で音がするなと思って見上げると、ベランダでサックスを吹く人が

上海・南京路

吉野家があったのは今まで気が付きませんでした。隣はピザハットです。


8 responses on 南京路歩行街にて -上海酸梅録 Vol.10-

  1. いはち より:

    危機一髪でしたね。相変わらず上海はその様なご商売の
    人がうようよいるのでしょうか。
    「台湾訛りが無いじゃないか。」って言ってあげたいです。
    南京路歩行街・・私は知らなかったです。

  2. ま~く より:

    いはちさん
    被害にあっている日本人も少なくないようですので
    独り歩きの時は注意が必要なようです。
    > 「台湾訛りが無いじゃないか。」って言ってあげたいです。
    ところが、しっかり台湾訛りの中国語だったのです(汗)

  3. 鉄路迷 より:

    筆談したら簡体字を書いたりして。。。

  4. 餌釣師 より:

    いやいや、本当に道に迷って且つま~くさんに一目惚れした可憐な乙女かもしれませんよ(笑)
    な~んて妄想にさいなまれ、その昔、某所で女の子にくっついて行って、ちょっと怖い目にあった2人組みがいます。
    そのうちの1人が・・・・ハハハ。
    ここの吉野家は、私がこの辺に泊まっていたときの御贔屓処です・・・てか懐かしのド○ガの最初の店舗ってこの近くにあったんですよ。

  5. あさと より:

    観光地では手口こそ違っても同じようなことをする人がいるものですね
    香港にもバンコクにもいます
    台湾ではまだお目にかかったことはありませんが・・・・
    冷静な目で見ればわかるんですが
    おのぼりさん状態でハイになってるときには食われてしまうもんなんでしょうか
    サックスを吹いてる人がいるって
    なんかうれしくなってしまいますね

  6. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    筆談とは思いつきませんでした。
    今度同じ手口にあったら試してみましょう(笑)

  7. ま~く より:

    餌釣師さん
    あらら、ひっかかちゃった経験があるのですね。
    まぁ私も事前の知識がなければ餌食になったかもしれませんが(笑)
    ちなみのその時の2人組の御一方は無錫に一緒に行かれた御仁でしょうか?
    ド○ガがこの吉野家の近くにあったのは存じております。
    何せ「ある人」が今でも当時のライターを愛用していまして住所やビル名が
    記載されていますので。ってかどんだけ店から持ってきたんだよと
    思いますが。

  8. ま~く より:

    あさとさん
    中途半端に中国語をしゃべれなければこういう被害にも遭わない
    のだと思いますが、危ないところでした。
    ここでは詳しく書けませんが、実はこの時は直前に精神的に
    凹む出来事があって、しょんぼりしていましたのでそういった
    精神状態もこういう輩に目に付けられた要因かもしれません。
    あるいていたら突然、頭上からサックスの音が鳴りだしたので
    驚きましたが、少し得をしたような気分になりました。


コメント記入欄

※メールアドレスは管理者のみに通知されます。