Let’s Note の不調

小生はモバイル用としてノートPCを普段から持ち歩いている。2002年暮れに購入したLet’s Note R1である。現在はLet’s Noteシリーズは出張者の定番モデルとなっているが、R1はその先駆けともいうモデルであった。スペック的にはPentiumⅢ-M 933MHz、メモリ512M(MAX)搭載と今となってはかなり見劣りするスペックとなっているが当時はなかなかのものであったのだ。文字通り北は北海道から南は九州鹿児島まで小生に同行してくれた孝行者である。

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そのLet’s Noteが瀕死の状態にあえいでいる。一番の問題はHDDである。どうやらHDDに傷がついたらしく、あらゆるシーンでHDD不調と思われる現象に遭遇している。しかももっともダメージが及んでいると思われるのが、リカバリイメージを記録した領域らしいということが問題をより深刻にしている。R1は光学ドライブを搭載しておらず、HDD内のリカバリ領域よりOSの再インストールを行う仕様となっている。しかしこの領域に問題があるため、30回に一度程の割合でしか再インストールに成功しないのだ。

通常の光学ドライブを搭載したPCであれば、不調となったHDDを交換しリカバリCDからインストールをすれば完結する。そのくらいの作業ならこれまでノートPCでも何度も行っている。しかしR1の場合は単純なHDD交換だけではなく、リカバリイメージのサルベージを行う必要がある。そのためのソフトも市販されているが、それなりに良い値段がする。またメーカにHDD交換について問合せたところ、修理費用が50,000円もするとのことで、こちらもかなりの出費となる。

次に問題なのはバッテリーである。購入当初は新幹線で東京から大阪へ移動してもバッテリーは余裕で持っていた。つい最近でも2時間程度は平気で持っていたのであるが、先日などは羽田空港のラウンジで30分も使っていないのに満タンのバッテリーが切れるという事態となっている。またSDカードスロットはSDカードをまったく認識しない状態となっているため、邪魔くさいのでデバイスマネージャで無効にしているといった有様である。メーカの話では仮に不調部分をすべて修理に出すと、100,000円以上の出費となってしまうとのことである。

またウイルスバスターも最新の2008を入れるとスワップがひどくて使い物にならないので、2007にバージョンダウンして使っている状態である。これではハード的な不調が直ったとしても、快適な環境で使用できるとは思えず、費用対効果が見合うとは思えない状況である。

マイレッツ倶楽部で購入したカスタマイズモデルで、小生の名前が刻印されている思い入れのあるPCであるが、そろそろ本格的に買換えを検討を始めることにした。



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