2010年1月1日(金)
現在は海南島の人口の殆どを漢族が占めていますが、もともと海南島は黎族、苗族といった民族の住んでいた土地です。檳椰谷(bing1 ye1 gu3)は、そんな少数民族の生活の様子を保存している民俗村です。
檳椰谷は山間部の約98万ヘクタールという広大な敷地があり、ゆっくりと歩いて回ると優に一日はかかりそうな感があります。民俗村というと、蝋人形などで生活の様子を再現していることが多いですが、ここでは実際の少数民族がその生活の様子を観光客に見せているのが特徴です。
実際に中に入ってみると、まずは黎族の生活様子を展示しています。再現された昔の住居や、王様の住居などが展示されています。また編み物をするお婆さんがいたり、ヤシの実を採る実演をする若者、昔式の漁の様子を見せる若者などがいます。
その後、展示の内容は苗族へと移ります。中国からインドシナ半島へかけて住む民族ですが、海南島の苗族は南部の山間部に住んでいます。その住んでいる地域の違いもあり彼らの生活は狩猟を中心としたものになっているようです。それまで見てきた黎族との生活スタイルの違いを比較でき、なかなか興味深く見ることができます。
今回は時間の関係で全てを見ることができませんでしたので、次に来る機会があれば、ゆっくり時間をとって回ってみたい、そう思わせる施設でした。
施設に入って最初は黎族のエリアとなっています。
黎族の民族衣装はスカートの丈が短めです。
こちらは男性の民族衣装。これに1元のチップを渡すと・・・・
こんな風にヤシの実をとるところを実演してくれます。
建物の中では普通に女性達が食事をしています。
こちらの少年は木の棒を投げて魚を獲るところ実演してくれます。こちらは見学客も体験可能です。
亀の形をしたこの建物は黎族の王様の建物です。
民族舞踊の実演もあります。
苗族のエリアへと移ります。女性たちが出迎えてくれます。
男性たちが干し肉を焼いています。
苗族の住居はこんな感じです。時間の関係で苗族のエリアは少々駆け足になってしまったのは残念でした。
黎族の衣装。いいですね~
ここの人々はこの場所で生活しているのでしょうか?
それをそのまま収入源にしているのですか~
黎族の村に行きたいです(笑)
彼ら生物学的には漢族よりも琉球の人達に近いような気がします。
どう見てもモンゴロイドって感じじゃないですもんねぇ~
いはちさん
そのようです。
観光客が入れない建物にはおむつが干してあったりしましたから。
日本じゃ、おむつを干す光景は見れなくなりましたね。
餌釣師さん
黎族は海南島をはじめとして、タイ、ベトナムといった
インドシナ半島に広く住む民族ですのでやはり漢族とは
だいぶ違いますね。
今度はゆっくりと行ってみたいです。
実演してくれるなんて.とても楽しそうです(*^□^*)
でも見られることが商売とは‥なかなか大変な気もします(∵`)
世界各国〜我が国でも
部族生活〜歴史〜民芸〜を学ぶ事は大切ですよね
ちょっとハイカラな雰囲気です
地元の学生とかが平日は社会見学に来そうですね
ミシミシ
ききあさん
見ている分には楽しいですよ。
でも実際に実演する側は大変でしょうね。
さとさん
日本でもアイヌ等の民族がいますので、そういう人たちの生活の
様子を学ぶことは意義がありますね。
私がここへ行った時は、台湾系と思われる観光客も多かったです。