タイのイサーン地方を訪問した時には、レンタカーを借りて現地で運転していることは、これまで本ブログでも書いています。しかし制限速度を示す交通標識を見かけなかったこともあり、タイにおける制限速度を理解しないまま運転していました。
そのため国道などの幹線道路では、自分が出す速度は自主的に90km/hを目安としていました。それでもバンバン他の車は抜いていきますので、いったい制限速度はどのくらいなのだろうと疑問に思っていました。そんななか、昨年12月にタイにおける自動車の制限速度を引き上げるというニュースが伝わってきました。そこでタイにおける自動車の制限速度について改めて調べてみると以下の通りであることが分かりました。
- 一般道(市街地):80km/h
- 一般道(郊外):90km/h
- 高速道路(※):120km/h
(※)国道7号線と9号線が自動車専用(高速)道路として設定されている
日本では最高速度は、一般道で上限が60km/h、高速道路で100km/hですので、それと比べると随分と早い速度になります。もちろん場所によっては上記よりも速度が制限される標識があるので、それに従う必要があります。
ちなみに世界的に見ると、タイが突出して制限速度の規制が緩いのではなく、日本が厳しすぎるようです。
一般道路 | 高速道路 | ||||
---|---|---|---|---|---|
生活道路 | 市街地 | 郊 外 | 高規格 | ||
日本 | 30 | 60 | 60 | 80 | 100 |
タイ | ー | 80 | 90 | ー | 120 |
中国 | 30 | 50 | 80 | ー | 120 |
韓国 | 30 | 50 | 80 | ー | 120 |
アメリカ | 州によって異なる | ||||
ドイツ | 30 | 50 | 100 | ー | 無制限 |
イギリス | 32 | 48 | 97 | 113 | 129 |
フランス | 30 | 50 | 90 | 110 | 130 |
昨年の報道では、エラック警察教育局(PEU)副局長が、郊外の一般道(幹線道路)の最高速度を、100~110km/hに引き上げる方針であると伝えられています。もし実際に制限速度が引き上げられたとしても、(渋滞で混雑するバンコク都内は別にして)現状でも前述の通り制限速度を守っている車はとんどいませんので状況は全く変わらないと思います。
一方で気になるのはタイの交通行政については、制限速度の見直しよりも行うべきことがあるように思います。タイにおける交通死亡事故は、世界最悪レベルと言われています。その背景にはスピードの出し過ぎ、飲酒運転、無免許運転が横行しています。なかには現地で交通事故に遭ったものの現地の警察が、きちんと動いてくれないと相談を受けたこともあります。(相談されても、小生には何もできませんが・・・)
交通事故を現象させるための施策こそが、タイの交通行政に待ったなしで求められているものだと感じます
おっしゃる通りだと思います
やるべきことがたくさんありすぎます
信号統制
信号赤の時の左折禁止等々
それよりは
免許制度の改革も必要でしょう
あさと さん
免許制度はあるもののそれがきちんと浸透していないのは大きな問題ですね。田舎に行くと小学生くらいの子供が平気でバイクを乗り回しています。
赤信号の左折は世界的に見るとどうなんでしょう?
私の経験上台湾も大陸も、(車は右側通行なので)赤信号時の右折はOKだったように思います。タイは左側通行ですのでそれに相応するのが左折となる訳ですが、もしかしたら日本の方がマイノリティかもしれません
赤信号の時の左折ば
おっしゃる通りなんです
ただ
中心部のバンコクの現状では
それがあるための
横方向の渋滞が加速されている気がするのです
あさと さん
同じタイでも私が車を運転するイサーンと、あさとさんが目にするバンコクでは道路事情も違いますからね。バンコクの場合hあやはりご指摘のような側面もあると思います。
やはり日本が一番いい塩梅なのでは?と思ったりもする速度ですな。
赤信号で左折ができる所は成田にもあって、しらずに止まっていると
後ろからクラクションを鳴らされてしまいます。
もちろん左折可能の標識はあるのですが。
グアム島で運転する時は常時右折できるのでやはり日本人の運転では
迷う事が多々ありますね。
う~ん。どうなんでしょう。
いはち さん
日本の場合は諸外国と比べると比較的道路が狭めと言う事情もあるのだと思います。初めて中国に行った時は、道路の広さに驚きましたし、タイも幹線道路は大変走りやすいです。
車が右側通行の国での常時右折可は理には適っているのだと思いますが、慣れないと分かりにくいですね。やはり海外で運転する場合は、その国の事情を予習しておく必要があると思います。