タイの新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)会議で、ワクチン接種を完了した外国人旅行者を隔離無しで受け入れるプログラムを7月1日から運用開始する事を正式に決定しました。
新しいプログラムはプーケットサンドボックス(Phuket Sandbox)と呼ばれその名の通り、滞在先はプーケットに限定されます。また受入条件は以下の通りとなっています。
- 対象は感染リスクが低いまたは中程度と定める国・地域からの旅行者
- 出発日の14日前~12ヶ月前にワクチン接種が完了している事
- 滞在先は健康安全基準(SHA+)認定を受けた宿泊施設のみ
- 追跡アプリ(Thailand Plus)をダウンロードし、滞在中は位置情報の共有を可能にすること
- ワクチン接種を受けていない子供(6~18歳)は到着時に抗原検査を実施
※費用は自己負担(1,200から1,500THB) - 前項の抗原検査が陽性の場合は医療機関でPCR検査する
※費用は自己負担 - 家族と一緒に旅行する6歳未満の子供については検査は不要
- 入国後、14日間はプーケット島外に出るのは禁止
- 入国後、15日目以降はタイの他地域へも自由に移動可能
- 空路または海路で直接プーケット入りする事
プーケット到着後はSHA認定のツアー会社が手配した専用車で移動し、入国5日後にPCR検査を受け、陽性となった場合は即座に病院に送られるようです。
プーケットサンドボックスの運用開始を見据え、タイ国際航空グループでは、すでにパリ、フランクフルト、ロンドン、コペンハーゲン、香港からプーケットへの直行便のチケットの販売を開始しています。またカタール航空もドーハ – プーケット便の運航を決めています。これらの便は往路はプーケットに直行するものの、復路に関してはバンコク経由になります。
残念ながら日本に関しては、「感染リスクが低い」と見なされていないのか、現段階ではプーケットサンドボックスの対象となっていないようでプーケットへの直行便の運航は明らかになっていません
SHA+認定を受けるためには従業員全員がワクチン接種を受けている事が条件となっていますが、タイ当局は首都バンコクよりもプーケット島住民へのワクチン接種を先行させて実施してきました。そのためプーケットが属するナロン県の5月末のワクチン接種率は50%を超えています。
人気リゾート地であるプーケット島全体を隔離場所としているとも言えなくない仕組みではありますが、完全停止していたタイ観光業界もようやく少しだけ少し再始動となりそうです。
これはニュースで知りました
観光依存度が高い国の苦肉の策なんでしょうね
でも穴がいろいろ見受けられます
それより
自国にそれでも来たいという観光客の主な目的は何なのか
その分析がなされたのでしょうか
その上で島から出てもよいという判断をしたのでしょうか
あさと さん
おっしゃるように苦肉の策でしょうね。観光産業への依存度の高い、プーケット、サムイ、パタヤと言った都市は壊滅的な打撃を受けていますからね。
どこかの国のGoToみたいなもので、とにかく観光業を再開させないと言う感じにも見えますね