市川市内を流れる大柏川、真間川といった河川は小生が子供の頃は大雨が降ると頻繁に氾濫する川であった。台風などの大雨で河川が氾濫するたびに、ゴムボートが出動するというのは子供の頃の小生にはお馴染みの光景であった。しかし市や県が1979年代から20年以上の年月をかけて治水対策を行ったことから今世紀に入ってからは目立った河川氾濫は起きていない。
そんな治水対策の一環で設けられたのが、今回紹介する大柏川第一調節池緑地である。周辺を流れる河川の水量が増加し氾濫の危険性が発生すると、河川の水を調整池に流し氾濫を防ぐようになっている。その貯水可能量は約25万4,000立方メートルとオリンピックの水泳競技で使用する50mプール100杯以上の水をためることが出来る。
そんな治水に関しては重要な役割を果たす、大柏川第一調節池緑地であるが、平時は緑地公園として市民に開放されている。16haの敷地内には、小さな池が点在し水生生物やそれを目当てに飛来する野鳥の観察ができる施設となっている。なかにはオオタカの飛来を確認したなど言う話もあるようだ。天気の良い週末には弁当を持参して訪れる親子連れがいるなど見かけたりするが、市民の認知度はあまり高くなく穴場的なスポットになっている。
本来の目的は調整池ですのでこうして池があります。
こちらの管理棟の建物では、水生生物の紹介などがされています。
緑地の外周にはジョギングができるコースも整備されています。
右側にある葦の茂みでは頻繁にサギを見ることができます。
暖かくなると水生生物の観察もできるようになっています。
この広い原っぱが貯水池になるのですか
さすがに面積の広い県はこういうことができるんですね
東京や大阪ではこういう土地があったら別利用されそうです
確か東京も大阪も洪水対策としては
地下トンネルがありますが
なんか頼りなさげです・・・
あさとさん
都内でも麻布十番の地下に「古河地下調整池」というものが建設
されており完成すれば、135,000立方メートルの水が貯水できる
そうです。でもこちらはその倍近い、254,000立方メートルの水が
貯水可能だそうです。土地さえ確保できれば建設費を抑えて
こうしたものもできるようです。
こちらの調整池のある場所は40年くらい前までは湿地帯だった
ので地盤が緩い場所なんです。それゆえ建物を建てようとすると
基礎工事を相当きっちりとやる必要があるので長らく何も
出来なかったのです
このあたりは昔は湖沼に囲まれていたのでしょうね。
私も同じ様な場所に住んでいたので
休日は水辺でのんびりとするのが好きでした。
真間川ですか。私の若い頃は浦安は
南葛飾郡浦安町と呼ばれていたくらい
田舎でしたよ。
いはちさん
昔は市川も総武線沿線を少し離れると田畑が広がっていました。
こちらの調整池がある大柏川流域は湿地帯が広がっていたので
それ自体が天然の調整池として機能していた面がありました。
しかし昭和40年代以降に田畑や湿地帯を潰して建物が立つように
なると洪水問題が深刻になったという経緯があります。
釣り人がいないところをみると釣り禁止ですかね?
(それ以前に水深があるのかどうかも不明ですが・・・)
でも最近は水辺に近付ける池が少なくなっている中でここまで開放的なところは珍しいですね。
餌釣師さん
子供たちがザリガニ釣りをしていたりしていますが、本格的な
釣りをしている人はいませんね。まぁ普段は水深も浅くて池にいる
魚もメダカやモツゴと言った小型魚しかいないからかもしれません