小生が滞在したイサーンの村には商店が1軒しかなかった。食料品や飲料、日用雑貨等はある程度は揃っているのだが、品数、種類ともに多くはない。そのため周辺の村と合同で週に2回、火曜日と木曜日に業者を呼んで様々なものを販売する出張市場が開催されるという。
小生がイサーンに滞在していた日の火曜日に、そんな出張市場に連れて行って欲しいと村の若い女の子が2人でやってきた。話を聞くと田んぼしかない田舎の村には娯楽がなく、週2回の出張市場が楽しみなのだと言う。そんなわけで会場となる隣町の学校へ出かけることになった。
会場となっている学校があるのは、小生の滞在先の村よりも規模の大きな町のようで学校の建物も大きく、校庭もかなりの広さがあった。出張市場が始まるのが夕方4時という事であったが、4時半頃に小生達が到着した段階では、まだ多くの店が開店準備をしていた。夜遅くまでやっているとのことなので、のんびりしたタイ人が開始時間に合わせて営業を始めるなんて事はしないのだろう。
会場が学校の校庭という事もあり、店はすべて露天形式の店である。そこに料理を売る店、食材を売る店、CD/DVDを売る店、衣料品を売る店など様々な店が並んでいた。小生が連れて行った、彼女たちは到着するとすぐに下着や洋服の店から動かなくなってしまう。若い女の子と女性物の下着を見るなんて事に気が引けた小生は、適当に会場の中を歩き回る事にした。小生の興味はもっぱら料理を売る屋台である。パッタイ、サイクロッイサーン、串揚げなど魅力的な店が多く並んでいた。
しかし出張市場に着いて30分もしないうちに、遠くで雷が聞こえてきた。そしてそのうちポツポツと降り出した雨は急激に強く降り出してきた。こうなると露天の店はすべて撤収である。小生達も慌てて車に戻り、村まで帰ることとなった。
会場となっているのは学校の校庭です。
こちらは香水を売っているお店でしょうか
女子向けの下着や
女子向けの衣類等が売られています。
パイレーツなDVDやCDもたくさんです。
パイレーツなDVD屋さんは車から棚を出している最中。
商品は棚にセットされたままなので車から棚を出せば開店準備OKです。
いろんな野菜も売られていますね
こちらは唐辛子やトマト、なすを売っています。
スイーツを並べる店もあります。
イサーン地方のソーセージ、サクロックイーサーンが売られています。
おいしそうだったので買いましょう。注文すると一口サイズに切ってくれます。
そしてこんな風に袋に入れてくれます。食べるために串をつけてくれるので
キャベツやバイ・ホーラパーといった野菜と一緒に串で刺していただきます。
パッタイなどのお店もおいしそうです。
焼きイカのお店もあります。内陸のイサーンですが海産物も豊富です。
お持ち帰り用のお惣菜を売っています
生肉はそのままドンと並べて販売。
暑いイサーンで傷まないのか心配になりますがベトナムでもこんな感じでした。
雷が鳴ってきたなと思っていたらあっと今に土砂降りになり車に避難。
幸い屋根のあるところで雨宿りしていた女子を発見、回収して村へ帰りました。
ソンクラーンの水かけ以前に本場のスコールを浴びてしまったんですね。
若い女の子の年頃が気になりますが、おイタは出来ない状況だったんですよね(笑)
なるほど、これが地方の娯楽なんですね。
田舎から出てきたばかりの子が私ら以上にバンコクで戸惑っていたのも何となく理解できました。
私も若い女の子の年齢が気になる所です。
これだけ準備してスコールで撤収はなんだか
残念ですね。お疲れ様って言いたくなります。
そう言えば今から30年くらい前に桂林に
行った時も、毎晩夜市が立って、そこに地元の
お姉ちゃん達が行きたくて、私たちがタクシーで
行くのを待ち構えて便乗するって事がありました。
ソンクラーンのころは
タイでは暑季といって1年で一番暑い時期で
これから雨期に向かおうとしている時期ですので
全くスコールが来ないことはありませんが
珍しいですね
やはり沿岸部より内陸部の方が
冷やされて・・・・があるのでしょうね
ところでイサ―ンのソーセージってどうでしたでしょうか
私は食べたことがありません
バンコクの街角で売られている焼きソーセージは
酸っぱくって私は気に入らないのですが…
餌釣師さん
田舎から大都会のバンコクに出るとやはり戸惑う人が多いと思います。
日本の地方都市と東京以上の差がありますから。
そんな状態ですので、地方から出てきたばかりの世間知らずの田舎者が
バンコクで詐欺的な被害にあうなんて事もあるようです。
> おイタは出来ない状況だったんですよね(笑)
おイタするには相手が若すぎました
いはちさん
市場に連れて行ったのは15・6と言った感じの年齢の子でしたが
もう少し大きくなるとバンコク等の都会で働くために村を
出る子も多いようです。
惣菜等を売る店は雨に降られて商品が台無しですからその損害も
大きかったのではないかと思います。野菜等は翌日も売れますが
雨にぬれた揚げ物なんて誰も食べませんね
桂林辺りですと比較的大きな町ですので毎日市場が出ても
それなりの需要があるんでしょうね
あさとさん
ドイツやチェコでは大洪水が問題になっていますが、このところ
世界規模でおかしな気象状況が見られますね。おっしゃるようにタイでは
ソンクラーン後に雨季に入るのが通常のパターンですが最近は少し
変化も見られるようです。
バンコク在住の友人の話によると私がタイ入りする前もかなり
頻繁にスコールが発生していたようです。
イサーンのソーセージは訪タイ前から何度か食べていますので
私は違和感なく食べています。確かに少し酸味がありますがつけ合わせの
キャベツやハーブ類と一緒に口の中に放り込むとまた違った
味わいになります。バンコクで売られているものもイサーン出身者が
売っている場合が多いようなので基本的にイサーンで食べてもバンコクで
食べても大差はないと思います
タイの田舎って本当にお店が全然無いので、田舎の人たちはどうやって物を調達しているんだろうとずっと不思議に思っていたのですが、なるほど、こういう出張市場がやってくるんですね。
でも、普通の市場ならだいたいどこでも屋根付きだったりテント張ったりしてますが、雨が降ったら撤収、っていうのは本当に不便そうです。雨季はどうするんでしょうか……
田舎は、たまに遊びに行く分にはいいですけど、いざ住むとなるとやっぱりいろいろと大変そうですね。
Akikoさん
タイの田舎って日本では考えられないくらい本当にお店がなにも
ないですよね。ああいう現状を見ますとやはりこういう出張市場と
言うものが大事と言う事は良くわかりますよね。
こういう簡易市場ですのでやはり雨季になるとお店を出せない
でお休みになってしまうのだと思います。日本のように学校に
体育館があればそこを利用すると言う事も出来ますが、田舎の
学校に歯そんなものはないですからね。
やはりタイの田舎暮らしは大変そうですね