小生の旅は事前の入念な計画等と言うものは無縁で、行きあたりばったりな事が多い。先日、福島へ行った際は勿来関に行く事だけは決めていたものの、その他の行動は全く考えていなかった。せっかく朝早く出て福島まで来たのだから、一箇所だけの訪問で帰るのは如何にももったいないと考え、昼食をとりながら携帯電話で近くの名所を検索して行く事に決めたのが「四時川渓谷」(しどきがわけいこく)である。
四時川は茨城県久慈郡と東白川郡の境に源流を発し、鮫川に流れこむ河川である。仏具山付近の渓谷は四時川渓谷と呼ばれ、平成14年には「行ってみたい歩いてみたい日本の百か所~遊歩百選」の一つに選ばれた。四時川渓谷の一部は散策路が整備されており、散策路を通じて四時の滝の観曝を行う事も出来る。
四時の滝も少し興味があったが、この日はきちんと整備された場所ではなく手つかずの自然を楽しみたかったと考えていた。そのため四時川渓谷の奥地を目指す事にした。四時の滝のある場所を素通りして林道をに進むと車のすれ違いが困難なほど細く、しかも曲がりくねった道となった。なかには土砂崩れが起きた跡と思われる場所も、一箇所や二箇所ではない。脱輪の危険がある箇所も多数あり、注意深く(それでいて結構なスピードで(笑))進むこととなった。
そうして見つけたのが、今回写真を紹介する場所である。周囲の杉林は適切に間伐されているものの、林業従事者以外は殆ど人が来る事がないような場所であった。渓谷にはきれいな水が流れ魚が泳ぎ、周囲には鳥がさえずると言った場所であった。そんな場所に一人で立っていると、この美しい場所を独り占めしたような満足感を味わう事が出来た。季節がら周囲は新緑に溢れていたが、秋には紅葉が美しいのではないかと思わせる場所も多くあった。今秋には再訪したい、そう思いながら現地を後にすることとなった。
後で調べてみると、小生が通った林道は地図にも載っていないような道であったらしい。四時川渓谷を訪れるのであれば、やはりきちんと整備された場所を利用される事をお勧めしたいと思う。
こんな杉林の中の林道を進みます。
ようやく水の流れが見えてきました。この辺りはもはや道はありません。
流れる水はまさに清流です。
苔むす岩も良い感じです。
苔と言えばこんな変わった形の苔も
こちらは、こごみでしょうか
近くの小学校の桜もきれいです。
田舎の分校ですが、良い雰囲気です。
山をバックに桜を撮影
やはり杉林だけですと土砂崩れなんかが起きやすいんでしょうね
見た目は凛としてきれいなのに・・・・
しかし
そんな光景の中で生きてきたわけではないんですが
せせらぎとか苔を見ますと落ち着きますね
川の流れを上手に表現されていますね。
この辺は国道と言えども酷道と呼ばれる場所も
たくさんありますからね。
分校マニアの私ですので、ここの分校にも行かなければ
なりません。
分校の雰囲気はいいですね。
ぜんぶのカーテンがしまっているし、校庭の雑草から、現役なのかなあ。
ぜひ、現役であって欲しいものです。
あさとさん
土砂崩れが起きやすいのはこの辺りの地形にも影響する
のかもしれません。なにせかなり急峻な谷になっていますので・・
苔の感じは良い感じですよね。
岩の上に座ってゆっくりと時間を過ごしたいという衝動に駆られました
いはちさん
確かに「ここが国道?」と言いたくなるような道もありますね
ちゃんと国が管理しているとは思えないような場所もあります。
分校マニアとは存じ上げませんでした。
通りがかりでたまたま立ち寄った学校ですが良い雰囲気でした
鉄路迷さん
気になって学校のサイトを調べてみたら、平成22年に分校の方は
休校となってしまったようです。
(→ http://www.tabito2-e.fks.ed.jp/index.html)
確かに同じ国道289号線沿いに本校と分校があって、トンネルで
隔てられているとは言え距離は4kmほどしか離れていませんので
その影響もあるかもしれません
校庭の花壇はきちんと手入れされていますしたし、最近設置
されたと思われる太陽光パネルもあったんですけれどね・・・