今回の出張ではホテルの宿泊ではなく、ホーチミン市内にある会社施設への宿泊となっている。会社施設では鍵の管理の都合上、ホテルのように夜中に抜け出すということもできない。そのため、本日は会社と宿泊先の往復の他は、食事に出るだけという生活になっている。
そんな中、「何を食べたいですか?」という現地駐在のH氏の問いに対する小生の答えは、現地の人と同じものであった。ホーチミンには外国人向けの高級料理店や日本食のレストランもあるそうだが、やはり現地の人と同じもの食べたいというのが、小生の希望であった。
そうして昼食に出たのが会社の近くにある、食堂である。こちらで食べたのが、最初の写真にある、海老と豚肉の炒め物とスープのセットである。皿に盛られたご飯の脇に、こ炒め物が盛られて提供される。値段は20,000ドン(日本円で約130円)である。見た目では辛そうであるが食べてみると殆ど辛さはなく、あっさりとした味付けである。別皿に盛られたヌクマム(ベトナムの醤油)を少量かけながら食べるのもまた、味に変化が出ておいしく食べることができた。
一日の仕事が終わり夕食に出かけたのは、1区と呼ばれるホーチミンの中心部に出ていた屋台である。こちらには現地駐在の日本人と、現地人スタッフに小生を合わせた3名で行くことになった。最初にサイゴンビールを飲み、現地人スタッフに適当に注文をするように依頼する。
そうして最初に出てきたのがコム・チン(炒飯)である。上にはパクチーが盛られており、盛り付けもきれいである。普段はビールを飲んでいるときに、ご飯ものは口にしない小生であるが、せっかくなので食してみることにする。味の方はというと炒めているものの、あまり脂っぽくはなくあっさりとした味付けでおいしくいただくことができた。
次に出てきたのが生のゴーヤ生と得体のしれない、さきイカをうんと細くしたような代物である。H氏の説明によると豚肉を細切りにしたものであるらしい、これを生のゴーヤと一緒に頂くのが食べ方らしい。生水に不安のある外国でゴーヤの上に大量に載せられた氷に少し気になったが、思い切って食べてみるとゴーヤは日本のものと違いほとんど苦味はなかった。またゴーヤの肉厚でしゃきしゃきとし食感を楽しむことができた。またくだんの豚肉の細切りもほのかな塩味がついており、酒のつまみには良いと感じた。
料理はさらに続く。次はミー・サオ(焼きそば)である。インスタント麺を焼きそばに使用したような姿はインドネシアで食べたミー・ゴレンを想起させるが、上に目玉焼きでなくパクチーが乗っているのが相違点である。こちらもヌクマムをかけながら食べるのであるが、ヌクマムの塩気とパクチーの香味の相性がなかなか良かった。
そして最後に出てきたのがゲウ・ハップ(蛤のレモングラス蒸し)である。こちらのスープは蛤から出たダシで絶妙な味付けとなっており、これまたおいしくいただくことができた。
飲み物のは冒頭のサイゴンビール5本と蛇焼酎1本を注文したが、これらの料理と飲み物のすべてを合わせた、3人分の料金総額は170,000ドン(約1,100円)と格安の食事となった。
サイゴン・ビール。まずまずの味です。
コム・チン。上に載っているパクチーとの相性も抜群
手前の大量の氷の下に刻んだゴーヤが。右奥の黄色いのが例の豚肉。
ミー・サオ。今回、真っ先に覚えたベトナム語です。
ゲウ・ハップ。スープの味は格別。
好き嫌いの多い私ですが、ベトナム料理ならたべられるかもしれません(笑)
きっと私一人なら立ち入らないであろうお店でも現地の人と一緒なら安心ですし。
何処に行っても現地料理は楽しみですね。
私は何でも平気なので…
案内人がいると冒険できますね~
落武者Rさん
ベトナム料理はいろいろな方法で野菜を食べさせてくれます。
野菜が苦手でも、いけるかもしれません。
たけさと さん
大衆食堂のメニューはベトナム語しか書いていないので、ベトナム語が分からないと注文できません。
現地の人が一緒にいてくれるのは心強いです。
やっぱ暑そうですね。
サイゴンビールは、どんな感じですか?
中国だと水っぽいビールが多いですが、やっぱベトナムもそんな感じですかね?
餌釣師 さん
サイゴンビールはやはり少し水っぽい感じがします。
そして中国のビールよりはホップが控え目です。
でも汗をたくさんかいて乾いた喉にはおいしいです。