チャナン

小生の頭はすっかりバリモード。そんなバリの街を歩いていると、いたる所で葉で作られた器に食べ物や花が載せられたものを目にすることになる。これはチャナンというもので、神様へのお供えものである。

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これが家の中だけではなく道端や、ホテルのロビー、果てはタクシーの中にも置かれているのだ。バリの人は一日2回、お祈りをしながら、神様にこのチャナンという供えものをしているのだ。高い所に置くものは神様への供えもの、地面に置くのは悪魔への供えものなんて違いもあるらしい。

しかし外国人から見ると色彩の鮮やかなチャナンは綺麗で、心惹かれるものがある。小生も街でこれを見かけるとバリへ来た事を実感するのである。

インドネシアは世界でも有数のイスラム教国家なのであるが、バリ島だけはヒンドゥー教を信仰する人が大多数を占める特殊な地である。しかも普通のヒンドゥー教とも若干、異なりバリ島古来のシャーマニズム信仰と融合した、バリ・ヒンドゥーというべきものである。

チャナンもそんな独自の発展を遂げたバリ・ヒンドゥーの姿のひとつなのかもしれない。

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チャナンとはこんな感じものです。

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ガネーシャ像の前にもチャナンを飾っています。(少し見にくいですね・・・)

8 responses on チャナン

  1. いはち より:

    道々にこんな綺麗な花が手向けてあるのですか。
    劇団四季のミュージカル「南十字星」はインドネシアに
    進駐した日本軍の話なのですが、劇中に花びらを散らしながら
    歩いているシーンがあります。
    いつかはこの国にも行ってみたいですね。

  2. 落武者R より:

    年間を通じて見られるものなんですか?
    生花?造花?
    癒されますね。

  3. ま~く より:

    いはちさん
    「南十字星」は浅利慶太氏演出の舞台ですね。
    見たことはないですが舞台がインドネシアということもあり、気になる舞台です。
    チャナンは街中いたるところにありますよ。
    やはり踏みつけるのは嫌なので避けて通りますが、
    場所によってはすごい数あるので苦労します。

  4. ま~く より:

    落武者Rさん
    使われているのは生花です。
    バリは暖かい(暑い?)ので、年中花が咲いています。
    チャナンを飾るのは季節関係なく、彼らの日課なんです。
    宗教は彼らにとって生活の一部のようです。

  5. 餌釣師 より:

    旅が近づくとスイッチが入りますよね~
    気持ちがよく判ります。
    私はまだインドネシアは未踏の地なのですがいつか行ってみたいです。

  6. さ と より:

    こんばんは(*゚ー゚)v
    バリ島と言えば
    以前、私が日記に掲載した〜お面[E:shock]…のイメージがございます
    [E:shock]魔よけ…
    宗教的な綺麗な品物と言えば、中国や韓国にもいろいろとございますね
    えーっとスターバックスが無いんでしたよね
    インドネシアカレーライスレポートもお願いします
    →問題点は普通に渡航&帰国出来るか[E:down]ですが…
    豚インフルエンザ騒動〜どうなるの!

  7. ま~く より:

    餌釣師 さん
    完全にスイッチがONになっています。
    早く行きたいのですが、まだ数日は我慢です。
    インドネシアはボルブドゥールという世界遺産もありますし、機会がありましたら是非どうぞ。

  8. ま~く より:

    さとさん
    バリのスタバ、あのあと調べてみたらどうやら知らない間にできたみたいです。
    もちろんタンブラーも売っているようですが、値段は世界共通価格のようです。
    カレーの方は、インドネシアのカレーは日本のカレーとはだいぶ違いますよ。どちらかというとスープカレーに近いです。代表的料理にカレアヤムというのがありますが、こちらは鶏肉のカレー煮といった感じです。
    日本で「ジャワカレー」というのがありますが、メーカいわく南国のイメージでつけた名称でインドネシアのジャワ島とは関係ないそうです。

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