本日はタイの航空事情に関する2つのお話です。
2015年3月に国際民間航空機関(ICAO)はタイ航空当局の安全審査体制に「重大な安全上の懸念(SSC)」発表していましたこと取り上げたことがあります。(->以前の記事)これを受け、タイの航空会社は日本や米国路線の新規路線開設や既存スケジュールの変更ができなくなっていました。
これを受けタイ航空当局は安全審査体制の立て直しを進め、今年9月にICAOの再審査をうけていました。その結果、ICAOはタイ航空当局の安全審査体制が整ったとして重大な安全上の懸念(以下、SSC)の解除を10月9日に解除すると発表しました。
近年タイではLCCの設立が相次ぎ、航空当局がその安全審査がおざなりになっていましたが、ようやく体制が整ったという事のようです。今後は日本への新規就航ができるようになるので、新規路線開設を計画するタイの航空会社が現れるものと思われます。
一方で先日、外国人がタイに入国する際の出入国カード(T.M.6)のデザインが変更になる話を書いていましたが、新しいい出入国カードが今月1日から運用されています。(->先日の記事)
以前の様式は入国カードと出国カードが中央のミシン目を中心にして折りたたまれている、超横長のスタイルでした。しかし新様式では以前のものよりサイズが小さくなり、左の三分の一ほどが出国カード、右の三分の二ほどが入国カードとなっています。入国時に出国カードはパスポートと一緒に返却され出国の際に提出が必要となりますが、以前のもののようにパスポートからはみ出て困るという事は解消されそうです。
新カードでは
出国カードの紛失は起こりそうですね
昔日本や台湾では入国時にスタンプを押したページに
ホチキスで留めていましたが
タイはそういうことをしないような気がします
せっかく改訂したんですから
出国カードをなくせばよいのに・・・と思います
でも
そうなると
不法滞在やビザランの問題が発見できにくくなりますね・・・
あさとさん
今回のT.M.6の改定に当たっては、外国人に対しても廃止とする議論があったようです。しかし、観光スポーツ省が、現行のカードから得られる情報が旅行動向の分析に有用だとして廃止には至らなかったようです。個人的にはオンラインで事前申請等ができるようになると良いなと思っています。
それでも今回の措置で私がタイに行くときの負担はだいぶ軽減されました。今までは3枚の入国カードを私が記入していましたが、今後は1枚で済むようになります