日本航空(JAL)はタイ国際航空(TG)とのコードシェアについて10月29日改定のダイヤから廃止することになりました。これまでタイ国際航空が運航する日本便について、関空、福岡を発着する便をそれぞれ一日一往復のコードシェアしていましたが、なくなる事になります。
【2017年10月28日までのダイヤ】
【2017年10月29日から2018年3月24日までのダイヤ】
JALは、1960年にタイ国際航空が日本に就航した際、日本における地上取扱い業務を全面受託したことをきっかけに、1988年に名古屋-バンコク便、1995年に関西-バンコク便、福岡-バンコク便とコードシェアを拡大し提携関係を維持してきました。1997年のSTAR ALLAIANCE設立メンバーであるTGは、1999年に全日本空輸(ANA)がSTAR ALLAIANCEに加盟して以降もアライアンスの枠を超えて提携関係を維持してきましたが、提携関係を解消することとなります。これによりJALは福岡からのバンコク直行便がなくなり、関西便も減便となります。(一方で成田便は増便)
インドシナ地域の路線を巡っては2016年にANAがベトナム航空に出資し提携先をJALからANAに変更させたことで、この地域で提携関係にあるのは(LCCを除くと)同じOne world加盟のマレーシア航空のみとなります。TGが同じアライアンスのANAとの提携関係を深めることは既定路線ではあったかもしれませんが、利用者側からすると選択の幅が狭まるのは残念なニュースです。
関空・福岡のTG便がJALとのコードシェアと言うことを
不思議に思ってた人がたくさんいましたね
昔は関空での地上業務委託先の関係で
JAL村にゲートを持ち続けていましたけど
数年前にANA村に移行していますね
それとは別に
CXは一世界にもかかわらず
関空ではまだANA村にいます
これは
キャセイは関空では全ての業務を自社でやってるからと聞きました
なのでJAL村に引っ越す意味がないと・・・
関空はアライアンスができる直前ぐらいの開港だったと思います
そういう枠組みが一番崩れているようです
あさとさん
TGとすれば流れとしてはスタアラ同士のつながりを強めていくけれど、長年の提携関係があるので急にJALとの提携をすぐには切れないという事情もあったのだと思います。そこでANA運航便と競合しない路線をコードシェアとして残していたのでしょう
関空開港は1994年ですが、航空会社のアライアンスができていくのは1997年以降ですのでご指摘の通りですね。どのターミナルを利用するかはやはり地上業務をどこに委託するかによって左右されますね。
国際線に乗らない私です。
そもそもコードシェアする利点は何なのでしょうかね。
よく私が乗る那覇行きの便もハワイアン航空とのコードシェア便だったり
します。
いはちさん
コードシェアでは運航は他の会社でもチケットを購入した航空会社と同様の扱いとなりますので、利用者にとっては選択の幅が広がります。たとえば私がコードシェアがあった時のダイヤで福岡経由でタイに行こうとした場合、乗る飛行機はタイ国際航空ですが予約はJALでできますし、空港でもラウンジが利用できます。もちろんマイルもJALのマイルがたまります。実際に今年の訪タイでは、同行するタイ人がタイ国際航空に乗りたいというので、そいつだけ関西経由で手配しようかと計画もしたんです。でも記事の通りJALとTGのコードシェアがなくなってしまったので、福岡経由で行くという選択肢がなくなってしまいました