前回の記事で人民公園を紹介した。しかし人民公園に来たのは公園でくつろぐのが目的だったわけではなく、広場内にある上海博物館の観賞が目的であった。
人民公園内をのんびり歩いて、上海博物館の前につくとその光景に唖然とする事となる。なんと博物館の前に入場待ちの大行列ができているのだ。その長さは目測で300メートルほどに感じた。そして列の途中には、ここから90分待ちとの看板が立っている。日本で博物館に行列ができると言うのは稀なので同じような感覚でいたのだが、大誤算である。
そんな行列を並んでようやく建物に入ってみると中は、エリアごとに青銅器、彫像館、陶磚、書法、印章、絵画、玉器、古代貨幣、明朝家具などの展示が行われていた。常設展の展示だけでもかなりの展示量があるので、全部を見ようと思うとかなりの時間が必要となる。そのため、見る展示エリアを興味順に絞って回る必要があるようである。
そこで小生がまわったのは、青銅器、彫像館、書法、印章と特別展示が行われていた「鑑真と空海展」であった。その中でかなり充実した展示が行われていたのが、一階にある青銅器館の展示である。年代別にきちんと整理された提示が行われているのも好印象であったが、展示されている品物も素晴らしいものが多くここ青銅器館の見学のみで90分以上を要する事となってしまった。
結局、上海博物館で三時間以上の時間を過ごす事となり中国の歴史の奥深さを改めて感じさせるものとなった。
上海博物館は人民公園の中にあります。
博物館には入場待ちの大行列ができています。
後でわかりますが、こちらは裏口で正面口にはもっと長い行列ができていたようです。
待ち時間を知らせる掲示。90分待ちとあります。
ようやく中に入ると中は吹き抜けになっています。
こちらの機械で展示品の解説が聞けます。日本語も可。
受付で人民証かパスポートを預けたうえで、40RMBを払って借ります。
西周時代の青銅器。可愛いですが飾りではなく酒器です。
こちらも西周時代の酒器。こちらの器の内側には素晴らしものがあります。
このように器の持ち主に関する由縁が刻まれています。
書画のエリアは撮影禁止でしたが、印章のエリアは撮影は制限されていませんでした。こちらは私が好きな清時代の文人、趙之謙の印
特別展は鑑真と空海。でも展示内容は大したことがありませんでした。
鑑真と空海・・・ここも撮影禁止でしたよね。
先日、パートナー企業の子が鑑真像のところで写真撮ろうとして”撮影禁止”と言われて仕方ないので空海の方に移動して、今度は空海像を撮ろうとしたらまた怒られたと言うてました。
一度で懲りないのが中華魂ですね(笑)
でもこんなに混んでいるのは万博の影響かと思いますね。
おお 私 ここに行ったことがありますよ。
仕事で行ったので、全く覚えていないのですが・・・
確かに特別展をやっていましたが、あれ、??
当時も同じ様な内容だったかと。
餌釣師さん
はい、鑑真と空海も撮影禁止です。
なのでブログの写真は入口の看板だけです。
一度で懲りないのが中華魂、確かにそうですね
でも私が行った時は空海像の前には警備員いて写真を撮ろうと
した人を制していましたが、鑑真像の方は見ても何も注意して
いませんでした。
いはちさん
観光コースに組み入れられやすいところですから
行っている人も多いでしょうね。
常設展の内容はそれほど頻繁には変わらないでしょう。
特別展も同じだったんですかね?
こちらはちゃんと並んでらっしゃるんですね
ところでこの特別展
今はどうなってるんでしょうか
まさか中止になってるんじゃ…
あさとさん
はい、並ぶようにきちんと言えば彼らもちゃんと
列を作って並ぶのです。
特別展は影響ないのではないかと思いますよ。
特に上海あたりですと政治的な色合いは薄いですので。