序章 -普通自動二輪免許取得記(小型AT限定解除) Vol.01-

限定解除とは

以前にもブログに書いていますので、ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、小生の保有する普通二輪免許には「小型ATに限る」という条件が付いています。要約すると運転可能なのはクラッチのない125㏄までのバイクに限るという事です。(カブなどのギアはあってもクラッチのないバイクは運転可能)

今回はこの「小型ATに限る」という限定条件を解除する事を目指します。限定条件解除のためには、教習所に通い規定時間の教習を受けるか、免許証センターで一発試験と呼ばれる試験に受かる必要があります。後者は平日にしか試験が実施されない事を考えるとサラリーマンの小生には現実的ではありませんので、教習所に通う事になります。規定であれば、実技だけ8時間の教習を受け試験に合格すれば限定条件の解除が可能となり、400㏄までのクラッチ付きのバイクに乗ることができるようになります。

ちなみに平成7年までの免許制度では「限定解除」と言うと400㏄以上の大型バイクに乗るための試験という意味で使われていましたが、現在の免許制度では上述の通りで意味合いが異なります。

昨年暮れの免許取得について

小型AT限定の普通自動二輪免許を取得したのは昨年暮れの事でした。本来であれば最初から限定条件のない、普通自動二輪免許を取りたかったところです。自動車の免許を持っている人であれば、17時間の実車教習と1時間の学科教習を受ければ取得する事ができます。しかし当時はマラソンシーズン真っただ中であったため、その練習や大会出場を優先したいという思いがありました。そのため、普通自動二輪の免許取得に当たっては以下の2ステップに分ける事にしたのでした。

 Step1:小型AT限定の普通二輪免許詩を取得
 Step2:小型AT限定の限定条件を解除する

最初のステップとして最も教習時間が短く8時間の実車教習と1時間の学科教習が可能な、小型AT限定の免許を取得したのでした。

ステップ2の実行プラン

排気量125㏄までのバイクに関しては、様々な経済的メリットと小生のライフスタイルとの適合性があります。主なものを挙げると以下のようなものがあります。

  • 自動車の任意保険のファミリーバイク特約が使える
  • 税金が安い(2,400円/年)
  • 車検がない
  • 駅前の市営駐輪場を利用可能(MAX:125ccまで)

現状では小生にとっては125㏄のバイクがベストな選択に思えます。しかし数年すればライフスタイルも変わってきて、外出などの様式も変わってくることは明らかなように思えます。そうなると以前のようにツーリングに出かる時間ができるかもしれませんし、車検のない250㏄くらいのバイクには乗りたいと思う気がします。将来のことを考えれば早い段階でステップ2を実施することを考えていました。

マラソンは冬の競技ですので4月になればシーズンもほぼ終わります。一方で自動車教習所は大学生が休みとなる2月~4月、7月~9月が繁忙期となります。バイクの教習は真夏でも長袖、長ズボンで行いますので5月の連休明けであれば、陽気も良いし教習所も空いているかなと考えていました。

COVID-19の影響

新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大がこの計画に水を注します。4月に教習所に行き限定解除教習の話を聞きに行くと、大学の授業が延期になった影響で大変な混雑が続いていました。そして日本政府が緊急事態宣言を4月7日に発令すると、小生が通う予定であった教習所は休業に入ってしまいます。教習所の休業は緊急事態宣言の解除後も続く事になります。

ようやく教習所が営業を再開した頃には、次の繁忙期がやってきます。休業期間中に滞留していた教習生と、新たな繁忙期に入校して教習生で教習所は大混雑となったようです。教習所が混雑しているというのは、人がたくさん教習所に集まっているというわけではなく、予約がなかなか取れず教習車に乗れない状況です。教習の教習の間隔があけば教習効果も薄れます。そのため、8月に入ると教習所は全車種で新規の入校受付を停止してしまいます。

10月初旬に一部の車種での入校受付を再開しますが、二輪は受付停止のままでした。そして10月中旬にようやく全車種での入校受付を再開しますが、ウェブサイトには引き続き混雑している旨の記載が続いていました。

限定解除教習申込み

とは言え、受付を再開したとの事ですので、入校手続きを行うことにしました。必要な乗車時間は8時間ですので土日に2時間づつ乗れば最短で2週間で教習が終了し、審査を受けることができます。つまり最短であれば5回、教習所に行けばよいことになります。混雑しているであろうことを考えると、そううまくはいかないでしょうが、以前に通った事で予約のコツのようなものも会得しています。それを駆使すれば、充分に年内に取得可能でしょう。と、いう事でWebで仮申し込みをした後に、10月17日に申込をしてきました。

入校申込をした際に、少し教習の様子をのぞいてみると、所内は多くの四輪車が走行していました。大型や牽引等はなくすべてが普通車です。その数は小生が二輪教習に通っていたころと比べると明らかに多いです。路上教習に出ている車もあることを考えれば、やはりかなりの混雑のようです。

一方で二輪の方はというと2台ほどしか走っていません。こちらは以前よりも少ないような感じです。ただ指導員の中には二輪と四輪の両方の教習を受け持っている人もいます。そういう人は四輪の教習に回されているでしょうから、目に見えない混雑もありそうです。


久しぶりに教習所に行くと駐輪場の一角に喫煙所ができていました


以前に喫煙所があった階段下のスペースは、喫煙所が撤去され自動販売機が増設されていました。狭い喫煙室でしたので、密になるのを避けるために移設されたのでしょう。

8 responses on 序章 -普通自動二輪免許取得記(小型AT限定解除) Vol.01-

  1. あさと より:

    ええ
    確か前の記事では限定ってなってましたね

    そうですね
    50歳ころには自分の60歳からのことが目に見え始めますからね
    うまくライフプランに沿えるように検討しないといけません
    あとはもう少しすると
    自分の健康状況も変わってきますので
    より具体的な思惑が浮かぶかもしれません

    1. ま~く より:

      あさと さん

      昔はバイクというと若者の乗り物というイメージでしたが、最近はライダーが集まるような場所に行くとオジサンばっかりが集まっています。私のように中年になってからバイクに乗り始めたり、リターンしているライダーが多いようです。一方でバイクに乗る若者は減っているようです。

  2. いはち より:

    8時間の教習で中型免許がもらえるんですね。
    私は普通車免許からの中型免許でしたので
    小型を取ってからのほうがハードルが低そうに
    感じます。
    鎌ヶ谷自教の白と小豆色の車、懐かしいです。
    中型免許取るとかっこいいバイクが欲しくなりますよ。
    きっと。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      今回の教習で一番のネックになりそうなのはギア操作かもしれません。バイクはスクーターしか乗って事がありませんので、バイクのギア操作というものがわかっていません。もしかしたら規定をオーバーしてしまうのではという不安が付きまとっています

      バイクはレーサレプリカなんかが好きなんですが実際に購入するかは未定です

  3. 落武者R より:

    ギアの操作、大丈夫ですよ!すぐに慣れます。
    むしろ意識するならばニーグリップです。
    変な癖が付く前にニーグリップだけは意識しておいた方が良いでしょう。
    これが後々の課題にも影響します。もとろん公道にでてからも。

    頑張ってくださいね!(^^)

    1. ま~く より:

      落武者R さん

      確かにニーグリップの大切さは話に聞きますね。一本橋なんかでもニーグリップがしっかりできていないと落ちてしまうなんて事も聞きますね。

      私と同じように小型AT→限定解除をした人のブログをいくつか見ましたが皆さん、ストレートで教習が進んでいるようなので私も落とさないように頑張りたいと思います

  4. 鉄路迷 より:

    教習所で実地をやれば、
    免許センターでは申請だけでいいということですか?
    この方が面倒臭くはないですね。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷 さん

      おっしゃる通り教習所で規定の審査に合格すれば、免許センターでは申請だけです。簡単な手続きですので県によっては免許センターではなく警察署でできるところもあるようですが、我がピーナッツ県では免許センターに行く必要があります。

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