この日の教習
土日だけで通っている教習所ですが、この週の土曜日は大阪に行っていましたので教習所には行けませんでした。予約状況を見ると、この日も2時間乗ろうと思えば乗れたようです。さっさと教習も終わらせたいところですが、その後の教習スケジュールも考慮し、この週は日曜日に1時間だけの教習となりました。
教習内容
時間になり二輪待合室に行くと前の時間の教習を終えた人と、小生と同じ時間に教習を受ける人、指導員でかなりの混雑となっていました。そのためできるだけ外で準備をすることにしました。
教習メンバー
この日の教習は大型二輪の教習生が3名、普通二輪の教習生が小生と伊集院光似の男性の2名でした。大型二輪の教習生はワンツーマンで、普通二輪の2名が一人の指導員で教習を受けることとなりました。限定解除教習の小生は2段階扱いですが、他の教習生はすべて1段階の教習でした。
坂道発進等
この日にまず取り組んだのは坂道に関連した教習です。まずは坂道でのバランスのとり方の練習です。坂道の登りでは前方に、下りでは後方に重心をとるように言われ、指導員、伊集院似、小生の順に走ります。
次いでステップの上に立った状態で乗り、坂道を上り下りします。こちらも登りでは前方に重心をかけ、下りでは後方に重心をかけるように言われ、先ほどと同じ順で坂を上り下りしました。
坂道に関する練習の最後は、検定項目でもある。坂道発進です。坂道の途中で一旦停止しギアをローに入れます。リアブレーキを踏み、アクセルを開きエンジンを2,000~3,000回転に上げます。そしてリアブレーキを踏んだまま、半クラッチにしていきます。すると動力が伝わったところで少し音が変わりますので、ゆっくりとリアブレーキを緩めていきます。
この要領で坂道発進を3回ほど練習しましたが、一度も後退することなく坂道発進の課題はクリアとなりました。
クランク&一本橋
坂道発進の次に取り組んだのは、一本橋の練習です。こちらになると伊集院似の教習生には他の指導員がつきます。練習の内容は前回と同様にクランクを通過した後に一本橋を渡るものです。最初は目線が下を向いてしまい、安定に欠けましたが2回目以降は視線を前に持って行くことを意識すると一本橋も安定して渡ることができました。
この日は3回取り組んで、一本橋の練習は終了です。
スラローム
最後に取り組んだのはスラロームの練習です。スラロームは上図のように等間隔に置かれたパイロンを左右に交わしながら駆け抜けるもので、普通二輪の場合は、8秒以内で通過する必要があります。小型ATの時にはなかった課題ですが、スラロームのコースを実際に見ると意外とパイロン同士の間隔が狭いように感じます。
最初は指導員の運転するバイクの後ろに乗り、スラロームの通過方法の説明を受けます。説明が終わると、いよいよ自分の番です。指導員からはギアを2速に入れ、半クラッチで通過するよう指示されます。それが終わると2速でクラッチをつないだ状態で、アクセル操作をせずにスラロームを通過します。この状態で計測してもらったタイムは8.5秒でした。
そして今度はパイロンの脇を通過するタイミングでアクセルを空けるよう言われます。アクセル操作は、まだまだぎこちなくすべてのパイロンでアクセルを空けることはできませんでしたが、それでもタイムは6.5秒でした。このタイムであれば検定の基準はらくらくクリアです。
最後にラインどりについて説明を受けた後に3度ほどスラロームを行ったところで、この日の教習は終了となりました。タイムもコンスタントに7秒台が出ています。指導員からもスラロームに関しては充分にタイムが出ているので問題ないと言われます。もっと深くバンク角をとって運転する事をイメージしていましたが、そこまでではないようです。
終了後
この日は11月にも関わらずかなり気温が上がりました。小生はTシャツの上にライダーズジャケットを着て教習を受けましたが、教習終了後にジャケットを脱ぐとTシャツは汗でびっちょりになっていました。ヘルメットを脱いだ頭部も汗まみれになっており、まるで頭から水をかぶったようです。そんな様子を見た指導員からは水分を早く取るよう言われてしまいました。
ちなみに二輪待合室にはウォータサーバがあり、教習生も自由に使う事ができます。四輪の教習生は知らない事実でしょうね。
蛇足
以前に小型AT限定免許を取得した際に指導員から聞いた話では、小生の通う教習所では50歳を超えた指導員は実車教習を離れ学科専門の指導員となることを選べるそうです。四輪の教習を見ていると、50歳を過ぎたので真っ先に実車教習を離れたと話していた指導員の姿がありました。やはり四輪の教習の方は、まだまだ混雑しているようです。
今回の教習項目
この日も予定通りの教習項目を終了する事ができました。次回は急制動の課題と検定コースを走るはずです。
No | 教習項目 | No | 教習項目 |
1 | 車の取扱い | 10 | バランスのとり方(直径) |
2 | 自動車の機構と運転装置の取扱い | 11 | バランスのとり方(曲線) |
3 | 運転姿勢 | 12 | 坂道の通過 |
4 | ブレーキ操作のしかた | 13 | 坂道における停止及び発進 |
5 | 発進及び停止のしかた | 15 | 交差点通行(直進、右折、左折) |
6 | 変速操作のしかた | 17 | 急制動 |
7 | 円滑な発進・加速 | 18 | 交通の状況及び道路環境に応じた運転 |
8 | 速度の調節 | 20 | 高度なバランス走行など |
9 | ブレーキ操作 | 21 | 教習効果の確認(みきわめ) |
黄色:今回の教習項目、灰色:教習済の項目、白色:未履修の項目
ここまでは規定の教習を落とすことなく進められています。ただ課題はどんどん進んで行きますが、もう少し一つ一つ時間をかけて練習したい気もします。小型ATの時と同様に、限定解除教習も慌ただしいい感じです。
私ももし、指導員だったら、真っ先に実車を離れそうです。
気分的にも楽になりそう。
講義の方はちょっとお話して、あとは動画視聴ですしね。
Dr.鉄路迷 さん
確かに学科教習ですと大部分の時間はビデオを流していますね。ただ私が通っている教習所は、試験場での学科試験の合格率向上に取り組んでいるようで、模擬試験なんかもあるようです。ですので教習時間以外にも色々とやるべきことがあるようです
私はオフロードバイクに乗っていたので・・原チャリでも・・
体重の移動は得意でした。
スラロームですが、教習車の特徴か?とても操縦しづらいバイクだったと
記憶しています。
まあ、まーくさんが感じている通りにやれば良いのでは。
と思いますよ。
もう少しですね。
いはち さん
私も最初は原付だったとはいえ、10年近くバイクに乗っていますので、前後左右のバランスのとり方はそれなりに会得しているように思います。ですので坂の上り下りは特に問題ありませんでした。
スラロームは小型二輪にはない課題で初体験でしたので、事前に不安があった課題です。こればかりは場数をこなさないとと思うのですが、限られた教習時間ではなかなか難しいところです。