新年に新しいPCを組み立てる

新PC構築にあたって

自宅のメインPCを組んだのが、いつだったかなと思い過去記事を検索すると以下の記事にたどり着きました。

PC再構築
先週の金曜日に、拙宅のメインPCが起動しなくなったところまでは書いた。...

上の記事は2011年の物ですので、約10年間使い続けた事になります。それ以降は、いくつかのパーツを追加・換装したりしてはいましたが、基本となる構成は変更せずに使用していました。基本的なパーツに不具合などは発生していないものの、さすがにそろそろ新しいものにしたいと考え、昨年後半から考え始めていました。

そんな折、昨年のクリスマスの2日後に二頭の牝馬から思いがけないクリスマスプレゼントを頂いたので、その日のうちに某通販サイトでパーツの注文をしていました。(昨年は牝馬が強かった)

パーツは五月雨式に自宅に到着し、すべてが揃ったのは12月30日になってからでした。さすがに年末はPCを組んでいる暇はないので、年が明けてから組むことになりました。

今回のシステム構成

今回、調達したパーツは以下の通りです。

【CPU】
・Core i7 10700K(Intel) 購入価格:44,525円

PCの性能を最も左右する中核パーツ。ベース周波数は3.80 GHzで、8コア16スレッド対応で高速処理が可能です。クロックアップ(高速化)対応モデルですが、クロックアップはしない予定です。

【マザーボード】
・TUF GAMING Z490-PLUS Wi-Fi(ASUS) 購入価格:22,977円

 すべてのパーツを装着する機関パーツです。モデル名に「GAMING」とついているように、PCゲームマニア向けのミドルレンジの製品です。本当はもう少し廉価モデルでも良かったのですが、接続可能なHDDの数がこちらは6台、廉価モデルは4台でしたので、こちらを選択しました。デスクトップ用のマザーボードながら、有線LANの他にWi-Fiも搭載。まぁ有線だけで使用しますが・・・

【メモリ】
・W4U3200PS-8G [PC4-25600(DDR4-3200)] 8GB×2枚(CFD販売) 購入価格:7,061円

 PC処理の作業領域となるのがメモリ。動作クロックが早い、DDR4-3200の物を用意しました。今回は8GBの物を2枚搭載しますので、当面は問題ないと思いますが、メモリ価格の推移を見ながらあと16G増設する予定です。

【SSD】
・TS512GMTE110S 512GB(TRANSCEND) 購入価格:6,705円

 OS(Windows)とアプリケーションの格納領域に使用するのがこちらのSSD。詳しくは後述。

【CPUクーラ】
・SCKTT-2000 虎徹 Mark II(SIZE) 購入価格:3,825円

 CPUを冷却するのがCPUクーラー。今までCPUクーラはCPUに付属していたものしか使った事がありませんでした。同じIntel Core i7シリーズでも、CPUクーラーが付属しているものもあるのですが、小生の購入モデルにはありませんでしたので、初めてCPUクーラを買いました。CPUクーラはすべてのモデルで付属して欲しいものです。

今回の構成のポイントは、OS(Windows)とアプリケーションのインストール領域にHDDではなくSSDを使用することです。SSDはHDDと比べるとデータのアクセス速度が速いという利点があり、某サイトのベンチマークテストの結果では、書込み速度で20倍以上、読込速度で10倍以上の差があるという結果が出ています。また駆動部がないので動作音もしません。一方で容量あたりの単価が高いのがデメリットです。

ところがここ2年ほどで、SSDの価格は4割ほど下落しています。マザーボードにも「M.2スロット」と呼ばれる、SSD装着用のスロットが標準搭載される事が多くなってきましたので、手が出しやすくなってきました。そこで今回はOS(Windows)のインストール領域にSSDを使用し、システムの高速化を狙います。


Youtubeで面白い動画を見つけたのでリンクを貼っておきます。SSDを使ったシステムと、HDDを使ったシステムでの起動時間を比較しています。圧倒的に違いますね

ただ小生環境では、写真や音楽、文書データの保存には大容量の記憶領域が必要ですので、そちらは引き続きHDDを利用することにします。その他、光学ドライブ、ケースは従来の物を流用し、グラフィックはCPUに内蔵されているものを使用します。

構築

作業は元日のニューイヤー駅伝を見ながらのものとなりました。まずはベースとなるマザーボードからです。


廉価モデルのマザーボードと違い熱対策のヒートシンクが、いろいろとついています。


まずはマザーボードをケースに装着します。六本のねじで固定します。


次にCPUをパッケージから取り出します。Core i7のCPUのお姿はこんな感じ


切り欠きに合わせて向きを間違えないように慎重に装着します。


CPUを装着したら、CPUクーラを装着します。某サイトのレビューを参考に適当に選んだらこんな大きなものでした。マザーボードの前後から挟み込んで装着します。


実は今回、一番苦労したのはCPUクーラのファンの取付でした。説明書を見てもよくわからずかなり試行錯誤しました。

そしてSSDを装着します。その後、電源モジュールからコネクタをマザーボードに装着し、データ保存用のHDDや光学ドライブを接続してハードウェアは完了です。

ハードが組みあがった後は、OS(Windows)をインストールした後、アプリケーションをインストールをすれば使用可能になるのですが、今回もIntel のドライバの思わぬ挙動に振り回されました。

レビュー

今回の再構築で最もパワーアップを感じたのが、狙いでもあった起動時の速さです。電源オンから起動するまでの速さもさることながら、起動時の各種サービスの読み込みもその速度は全然違います。Windowsの場合、起動した後もバックグラウンドで様々なサービスを読み込んでいる場合があります。サービスを読み込む情報はHDDに保存されていますので、HDDへのアクセスが続くことになります。

一方でユーザが使用したい文書や音楽データなどもHDDに記録されていますので、それらを利用しようと思えばHDDへのアクセスが競合する事になります。結果として処理時間がかかる事になります。しかし新システムではあっという間に、サービスを読み込むのに時間が完了しますので、すぐにストレスない状態で使用ができるようになりました。

またCPUが性能アップしたことはExcel VBAの処理速度で実感できます。毎週末のランニングデータの取り込みに使用している、VBAのプログラムでは体感的な処理速度が半分以下になった感じです。前回のPC構築よりは少しコストがかかりましたが、それに見合う快適な環境を構築する事ができました。

4 responses on 新年に新しいPCを組み立てる

  1. あさと より:

    久々にあっぱれという感じがしました
    そうそう
    私たちの世代(と言っても10年違いますが)は
    こういったPCのパーツの組み立てがある意味必要でした
    しかしすごい余裕のスペックですね
    グラホのことを書いてないところがま~くさんらしいです

    1. ま~く より:

      あさと さん

      気が付いたら前のPCを組んで10年ほどが経っていました。新しいPCはかなり快適な環境になりました。

      私の場合は3Dゲームなんかはしませんし、写真編集や動画編集くらいであればCPUに内蔵されたグラフィックで充分なんです

  2. いはち より:

    私は単体での修理は何とかやってしまうのですが
    これだけ凝ったものを組み立てる事はこの年になっては
    出来ません。
    あっぱれですな。
    蛇足ですが、次回お目にかかった時に
    パソコンの設定が変わってしまったので
    みてもらいたいです。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      私の場合、初めて買ったPC以外はメインマシンはすべて自作です。既存パーツを流用できるので、その分のお金を高スペックンのパーツに使えますので、結果として安く高スペックのマシンができます。

      次回、お会いするのがいつになるか見通せませんので、LINEなどでメッセージいただければ、ご相談に乗らせて頂きますよ

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