在バンコク日本大使館からの情報によると、タイ当局は外国人がタイに入国した際の検疫隔離に関して段階的に緩和していく方針を示しています。
まず第一段階は10月から開始されている、検疫隔離期間変更についてです。タイ当局はワクチン接種完了証明を持つ外国人の検疫隔離期間を、入国者の要件によって3分類することになりました。
要件 | 隔離期間 | |
---|---|---|
1 | ワクチン接種完了証明書を保持し、タイ入国時点で接種完了から14日以上経過している者 | 7日 |
2 | ワクチンの未接種、またはワクチン接種完了から14日未満の者 | 10日 |
3 | 2に該当するものの、陸路でタイに入国する者。 | 14日 |
いずれの場合も、入国時にはPCR検査が実施され隔離期間の最後の2日間に健康観察が行われるとのことです。日本が7月末から発行受付をしているワクチンパスポートも対象に含まれるようですが、それでも最低7日間の検疫隔離が必要なことになります。なおタイへ入国するためには事前に入国許可証(Certificate of Entry: COE)の取得が必須であるのは変更されていませんので、事前にオンライン申請となります。
また外国人受入要件に関しては順次緩和されることになっており、11月1日からはワクチン接種証明の持つ外国人について、以下の10県で隔離期間なしで外国人を受入れる予定となっています。
- バンコク(都全体)
- チェンマイ(ムアン、メーリム、メーテーン、ドーイタオ)
- チョンブリー(パタヤ、ジョムティエン、バンサレー、バンラムン)
- クラビー(県全体)
- パンガー(県全体)
- プラチュアップキーリカン(ホアヒン、ノンケー)
- ペッチャブリー(チャアム)
- ラノーン(パヤム島)
- ルーイ(チェンカーン)
- ブリーラム(ムアン)
この動きは順次拡大していき12月以降については以下のような計画となっております。
受入開始日 | 県 |
---|---|
2021/12/1 (20県) |
チェンライ |
メーホンソン | |
ランプーン | |
プレー | |
ノーンカーイ | |
スコータイ | |
ペッチャブーン | |
パトゥムターニー | |
アユタヤ | |
サムットプラカーン | |
トラート | |
ラヨーン | |
コーンケン | |
ナコンラチャシーマー | |
ナコンシータマラート | |
トラン | |
パッタルン | |
ソンクラー | |
ヤラー | |
ナラティワート | |
2022/1/1 (13県) |
スリン |
サケーウ | |
チャンタブリー | |
ターク | |
ナコンパノム | |
ムクダハーン | |
ブンカーン | |
ウドンターニー | |
ウボンラチャターニー | |
ナーン | |
カンチャナブリー | |
ラーチャブリー | |
サトゥン |
タイには全部で70の県がありますが、1月の段階では約6割の県で外国人を検疫隔離なしで受け入れる計画です。ただ個人的に残念なのは小生が訪タイの際にいつも訪問する県が、計画に含まれていないことです。そのため、まだまだ小生の訪タイ再開は先のことになりそうです。
なお日本に帰国者に求められていた14日の自己隔離についても、10月より10日に短縮となっています。この点についての詳細は厚生労働省のサイトでご覧いただければと思います。
観光立国なのでこういう緩和策は必要なのでしょうね
ワクチン証明があっても
隔離なしでの外国人受け入れは
かなりの英断ですね
個人的な感覚かもしれませんが
ワクチンを2回打てばコロナの枠外に行ったという気はしません
打てば感染や発症・重症化のリスクが大幅に低くなるだけで
運び屋としてのリスクは残りますし
言われているように
2回目接種から数か月後にはリスクは高まります
あさとさん
タイに先立ってシンガポールも同じような発表をしましたが、その途端にシンガポール航空のサイトにアクセスが集中してダウンしたようです。やはり需要はあるのでしょうね
おっしゃるようにタイは観光業も重要な産業のひとつですから、その再開に早めに舵を切ったようですね。最近はCOVID-19の経口薬の開発も進んでいるようですが、インフルエンザのように毎年ワクチンを打ったりする必要が出てくるかもしれませんね